ミズハコベ(水繁縷)とは?水草としての特徴や育て方をご紹介!

ミズハコベ(水繁縷)とは?水草としての特徴や育て方をご紹介!

ミズハコベは水田や用水路に自生する水生植物で、5月〜6月にかけて田植え後の水田に群生するのが特徴です。淡い緑色の葉をたくさんつけ、開花時期には白くてかわいらしい花を咲かせます。水槽のレイアウトにも利用されているミズハコベの特徴や育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ミズハコベ(水繁縷)とは
  2. 2.ミズハコベ(水繁縷)の育て方
  3. 3.ミズハコベ(水繁縷)の増やし方
  4. 4.まとめ

ミズハコベ(水繁縷)とは

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ミズハコベは水田や用水路に群生する浮き草で、日本全国に分布している水生植物です。淡い緑色の葉をたくさんつけ、開花時期には白くて小さなかわいらしい花を咲かせます。「浮葉(ふよう)植物」に分類され、地下茎を伸ばして次々と増えていくのが特徴です。そんなミズハコベの水草としての特徴や育て方を紹介します。

ミズハコベの基本情報

科名 オオバコ科
属名 アワゴケ属
別名 水草、浮き草
分類 浮葉植物
形態 多年草
分布 日本、ヨーロッパ

ミズハコベの特徴

ミズハコベは5月〜6月にかけて、田植えを終えた水田や、湧き水由来の用水路などに密生して育成する植物です。淡い緑色の葉に、白色の苞をつけた小さな花を咲かせます。茎は軟弱でとても細いですが、水中で分岐して次々と増えていくのが特徴です。別名で「浮き草」と呼ばれており、似た名前の植物に「アオウキクサ」があります。下の記事も参考にしてみてくださいね。

アオウキクサとは?餌にもなる浮草の特徴や増やし方など育て方を解説!のイメージ
アオウキクサとは?餌にもなる浮草の特徴や増やし方など育て方を解説!
アクアリウムやビオトープなどのレイアウトとして人気のアオウキクサ(青浮草)とはどんな植物なのでしょうか?金魚や熱帯魚の餌にもなり便利なアオウキクサの増やし方や、導入にあたってのメリットとデメリットを育て方と一緒にご紹介します。

「ミズハコベ」と「ハコベ」との違い

Photo byWikimediaImages

春の七草としても馴染み深い「ハコベ」は、七草がゆの材料や山菜としても利用されている植物です。ミズハコベに毒などはありませんが、食用としては利用されていません。ハコベは陸上でしか育ちませんが、ミズハコベは水槽に沈めて栽培できるため、熱帯魚などを飼育する水槽のレイアウトとしても利用されています。ハコベについては以下の記事を参考にしてください。

ハコベ(繁縷)とは?その特徴や種類・花言葉をご紹介!育てられる?のイメージ
ハコベ(繁縷)とは?その特徴や種類・花言葉をご紹介!育てられる?
ハコベ(繁縷)は、別名ハコベラ(はこべら)と呼ばれており、春の七草のひとつとして馴染み深い草花。一方で、繁殖力が強く、引き抜くのが厄介な雑草ですが、実は小鳥の餌にぴったりの草花だったりと、魅力はたくさんあります。今回はハコベの魅力や花言葉をご紹介します。

ミズハコベの名前の由来

水田に葉をたくさん浮かべて漂う咲き姿が、畑や野原で風に揺れるハコベと似ているため、名前に「ハコベ」という名前が入っています。また、湿った地面だけでなく水に浮かべて育てたり、水槽の中でも栽培できたりする性質から「ミズハコベ」と名付けられました。そのため、別名で「水草」や「浮き草」とも呼ばれています。

次のページでは、育て方や増やし方をご紹介します。

次のページ

ミズハコベ(水繁縷)の育て方

関連記事

Article Ranking