わらびのあく抜きのやり方!あく抜き後の保存方法や食べ方も紹介!

わらびのあく抜きのやり方!あく抜き後の保存方法や食べ方も紹介!

春を代表する山菜「わらび」はあく抜きをしてから調理する必要があります。わらびのあく抜きは、重曹を使った茹で方や塩漬けによる方法など簡単に行うことができます。そこで、わらびのあく抜きのやり方、あく抜き後の保存方法や食べ方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.わらびとは?
  2. 2.わらびのあく抜きが必要な理由
  3. 3.わらびのあく抜きのやり方!
  4. 4.わらびのあく抜き後の保存方法
  5. 5.わらびのあく抜き後の食べ方
  6. 6.まとめ
Photo by onohiroki

わらびは時間が経つと硬くなってしまうため、採ったその日のうちにあく抜きをする必要があります。しかし「あく抜き」と聞くと、少し手間がかかるような気がしませんか?そこで、家庭でできる簡単なわらびのあく抜きのやり方を4つご紹介します。

①重曹

「重曹」を使ったあく抜きのやり方です。重曹によるあく抜きは、重曹と熱湯の量が大切なポイントになります。わらびの量が1kgの場合、熱湯の量が2L、重曹を小さじ3杯程度入れます。重曹を入れ過ぎると、わらびが柔らかくなり過ぎてしまうため注意が必要です。

重曹を使った茹で方

  1. わらびが全部入る大きい鍋を用意します。
  2. 鍋にお湯を沸かし、火を止めてから重曹を入れます。
  3. お湯に重曹を溶かしたら、わらびを入れます。
  4. この状態で、半日から一晩浸けておきます。
  5. 半日または一晩経つと、わらびを浸けておいた水が真っ黒になります。
  6. 真っ黒になった水を、数回交換します。
  7. 水がきれいになったら「あく抜き」完了です。

ボタニ子

ボタニ子

重曹は、お掃除やお菓子作りにもよく使われる身近なものだね。

ボタ爺

ボタ爺

重曹は化学名で「炭酸水素ナトリウム」「重炭酸ソーダ」のことを指すぞ!ベーキングパウダーの主成分になっておるんじゃ。

②米のとぎ汁

家庭できる簡単なあく抜きには「米のとぎ汁」を使った湯がき方もあります。お米をとぐ際に出るとぎ汁を使うため、使いやすく一番身近な方法ですね。お米のとぎ汁は、一回目にといだ時の濃い汁を使うことがポイントです。

米のとぎ汁使った湯がき方

  1. 米をといだ時のとぎ汁を鍋に溜めておきます。
  2. とぎ汁を沸騰させます。
  3. わらびを沸騰したとぎ汁に入れて、弱火で約10分ゆでます。
  4. 火を止めて、とぎ汁が冷めるまで置いておきます。
  5. 半日か一晩経ち、わらびを流水でよく洗うと「あく抜き」完了です。

③米ぬか

米ぬかは、漬物用に売られていることが多いのではないでしょうか?この米ぬかはあく抜きにも使うことができます。重曹と違い、分量を量る必要がなく、多めにわらびに振りかけてしっかりもみ込むことがポイントです。

米ぬかを使った方法

  1. 米ぬかをわらび全体に振りかけ、もみ込みます。
  2. わらびが全部入る大きさの鍋を用意します。
  3. 鍋にお湯を沸騰させます。
  4. 沸騰したお湯の中に、米ぬかを揉み込んだわらびを入れます。
  5. わらびが浮いてこないように、落し蓋をします。
  6. 一晩浸けて置き、米ぬかを流水で流すと「あく抜き」完了です。

④塩漬け

塩はどの家庭にもある調味料ですね。時間のかかる重曹や米ぬかによるあく抜きができないときは、塩漬けにすると手間がかかりません。塩漬けは簡単で長期保存が可能なあく抜き方法です。ただし、食べるときに1~3時間ほど水に浸けて「塩抜き」をする必要があります。

塩漬けの方法

  1. わらびの根元を切り捨て長さをそろえます。
  2. 保存容器にわらびを入れ塩を上からかけます。
  3. わらびが隠れるくらい塩を入れたら、重石をのせます。
  4. 約1カ月間、そのままにしておくと「あく抜き」完了です。

あく抜きのポイント

  • わらびは、採ったその日にあく抜きをする
  • 重曹は、分量に気をつける
  • 米のとぎ汁は、一番最初の濃いとぎ汁を使う
  • 米ぬかは、多めの量をしっかりもみ込む
  • 塩漬けにしたときは、約1カ月そのままにしておく
ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、わらびのあく抜き後の保存方法と食べ方を紹介します。

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わらびのあく抜き後の保存方法

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