わらびのあく抜き後の保存方法
あく抜きをして下ごしらえをしたわらびは、保存しておくと旬の味をいつでも楽しむことができます。冷蔵・冷凍・乾燥の3つの保存方法と注意するポイントをご紹介します。
①冷蔵保存
あく抜きしたわらびをタッパーなど保存容器に入れ、水に浸けて冷蔵庫で保存する方法です。水を毎日取り換えれば約1週間保存することができます。しかし、少しずつ風味や食感が落ちてしまうため、早めに食べたほうがよいです。
②冷凍保存
ビニール袋に密封し冷凍する方法です。あく抜きしたわらびを使いやすい長さに切り、小分けにして冷凍すると、食べたいときに少しずつ使うことができます。水気が多いまま冷凍すると解凍した際に、わらびが柔らかくなりすぎ形が崩れてしまいます。しっかり水気をきりましょう。
③乾燥保存
あく抜きをしたわらびをザルに広げて乾燥させて保存する方法です。日当たりがよく風通しのよい場所で乾燥させることが大切です。ときどき、裏表をひっくり返し数日にわたってカラカラに乾かしてください。水分が残っているとカビが生えやすくなります。
わらびのあく抜き後の食べ方
旬のわらびを食べるには下ごしらえが必要ですが、しっかりあく抜きをすると調理が楽になりいろいろな食べ方を楽しむことができます。おすすめの食べ方をレシピと共にご紹介します。
おすすめの食べ方
山菜おこわ
あく抜きしたわらびを、にんじんや油揚げと一緒にもち米に混ぜて炊くと山菜おこわになります。レシピは下記を参考にしてください。春のごちそうになり、お花見に持って行くのもいいですね。
山菜おこわのレシピ(材料4人分)
- もち米:3合
- あく抜きわらび:20本
- 油揚げ:2枚
- にんじん:5cm
- 麺つゆ(3倍濃縮):150cc
- 水:350cc
ボタニ子
ふわっと山菜の香りがしておいしいですね。
おひたし
おひたしは、わらびの風味と苦味を一番感じる食べ方ではないでしょうか?お醤油やポン酢など好みの調味料をかけるだけで食べることができるため、調理の手間をはぶくことができます。下記におすすめのレシピを載せています。わさびや練り梅など好みのトッピングを楽しんでください。
おひたしのレシピ(材料4人分)
- あく抜きわらび:30本
- 醤油または、ポン酢
- 鰹節または、練り梅
- わさび
まとめ
わらびは春の訪れを感じさせてくれる山菜です。下ごしらえに時間がかかりますが、あく抜きには苦味をやわらげ毒を取り除く意味があります。手間を惜しまず、しっかりとあく抜きをしてから山菜おこわや、おひたしなど旬の味を活かした食べ方ができるといいですね。
出典:写真AC