チグリジアの品種
チグジリアは園芸品種が非常に多い花で、その数は30種類以上ともいわれています。花言葉の違いはありませんが、人気のある品種をいくつか見ていきましょう。複数の品種を寄せ植えで育てると、色とりどりの華やかな花壇を楽しめますよ。
アルバ
In the Rock Garden: Tigridia pavonia ‘Alba grandiflora’ - a South American member of the Iris family (Iridaceae). pic.twitter.com/COf8t2dGkm
— Kew Gardens (@kewgardens) August 2, 2018
アルバは白色の花をつける種類です。まだら模様の部分はワインのような深い赤色で、シックな雰囲気をにじませています。白い花と深い緑色の葉のコントラストが見事です。
オーレア
Latest bloom, Tigridia pavonia 'Aurea' #Englishsummer #Gardenlife #greenfingers. pic.twitter.com/oOswh8O6zL
— Spice Master🇮🇳🇬🇧 (@21spices) August 29, 2018
オーレアはくっきりとした黄色の花を咲かせる品種で、花びらが丸みを帯びているのも特徴です。パボニア種という品種がもとになっていて、花の色が黄色くなるように開発されました。
カナリエンシス
Tiger Flowers 'Canariensis' Tigridia pavonia for you this morning <3
— Tali (@talius) May 4, 2015
Have a Marvelous Monday :D pic.twitter.com/eJ3XXMIdPO
オーレアよりも薄い黄色、クリーム色に近い花色を持つ種類がカナリエンシスです。中央の模様は同じでも、花色が変わると途端にやわらかい雰囲気が漂うのも面白い点といえるでしょう。
スぺシオサ
スぺシオサは真っ赤な花色がインパクト抜群です。前述したほかの種類と異なり、まだら模様が黄色をしているのが見分けるポイントです。スぺシオサという花名には、ラテン語で「美しい」という意味があります。
チグリジアの特徴や模様
原色に近い花色や、個性的なまだら模様のせいか、チグリジアはミステリアスな印象を抱かせる不思議な花です。その特徴や歴史について、いくつかご紹介します。
名前の由来は花の模様
花の中央部分にあるまだら模様は、トラやヒョウに似ています。もっとも一般的な名称であるチグリジアは、ラテン語でトラを表す「チグリス」が語源です。英語の「タイガーリリー」、日本語の「虎百合」も含めてすべて同じように、独特のまだら模様にちなんで花名がつけられています。
一日花というめずらしい性質
大きさや堂々とした咲きぶりから長持ちしそうなチグリジアですが、「一日花」という性質を持っています。これは朝開いた花がその日のうちにしぼんでしまうというもので、たった1日しか美しい姿を見せてくれません。育てる場合には毎日様子を観察して、開花の瞬間を見逃さないようにしてください。
古くは食用にも
西暦1400年ごろ、アステカ族という特殊な文明を持つ民族は、このチグリジアの根を食用としていたとされています。ただしくわしい資料は存在しないため、調理法や効能については不明です。現在ではほとんど食べられないことからも、あまり食用には向いていなかったのかもしれませんね。
まとめ
チグリジアの花言葉についてご紹介しました。「私を助けて」という花言葉は突然贈られるとびっくりしてしまうかもしれませんが、メッセージ性の強さは抜群です。真心を添えて差し出せば、きっと印象に残るプレゼントになりますよ。
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