ヤブミョウガの育て方&増やし方
繁殖力の強いヤブミョウガの育て方&増やし方は、これまで園芸メディアに取り上げられることはありませんでした。しかし4~5年前から、花が美しいと取り上げられたことから育て方について説明するメディアも増えてきました。これから、ヤブミョウガの具体的な育て方&増やし方のポイントを見ていきましょう。
種が流通している
これまで街の園芸店では「ヤブミョウガの種を下さい」と言っても、ほとんどありませんでした。しかしこの2~3年前から観賞用植物として認知度が広まり、種や地下茎を販売する店が増えています。ただし大手のホームセンターにはいまだ広まっていません。どうしても手に入れたい場合、園芸用品販売のネット通販を探したり、ネット上で愛好家サークルを見つけ出し、コンタクトして種を分けてもらうのが近道です。
土や鉢にこだわりなし
生命力の強いヤブショウガは、他の観賞用植物と比べ整備された土壌を準備する必要はありません。鉢植えの際は、園芸店で販売している土を買ってきて植えるだけで構いません。どうしても気になる方は、鉢植えの鉢を「山野草用鉢」にしてみましょう。庭に植える際も、適当な場所を選んで植えるだけで構いません。
理想な育て方&増やし方
種まきを済ませた後の1~2週間は、1日おきに水やりを行い油かすなどの肥料を足して生育を促しましょう。目が出て2週間程度で肥料の追加は必要は無くなり、水やりも週に1回でよくなります。前述の通り生命力が強いヤブミョウガなので、株別れもハイペースで進みます。挿し木など人工的に手を加える必要はありません。挿し木よりも、地下茎を手に入れてそばに植えてやる方がより効果的です。
まとめ
花を眺めてよし&若芽を天ぷらにし一献やるもよし…ヤブミョウガについてご紹介しました。一般になじみが薄いヤブミョウガですが、古くから食べられる野草の植物として知られていました。現在は観賞用が中心として栽培されていますが、旬を迎える初夏には、絶品と言われる若芽の天ぷらを楽しんで見られてはいかがでしょうか。
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