蚊取り器や捕虫器を選ぶポイント
蚊取り器は、紫外線に向かって飛ぶ虫の習性を利用した捕獲器です。蚊取り器があれば、蚊やコバエなどの厄介な虫が楽に退治できます。蚊取り器のタイプは大きく分けて、UVやLEDライトで虫をおびき寄せて捕獲するものと、蚊取り線香のように虫が嫌うにおいで退治するものがあります。選び方のポイントをおさえて、使用環境にあったものを購入しましょう。
選び方①設置場所にあわせて選ぼう
蚊取り器は、商品によって効果が期待できる範囲が違います。個室ならおよそ20㎡、リビングなどの広い空間ならおよそ30㎡のものが目安です。使用場所や部屋の面積を考慮して、マッチするものを選びましょう。屋外など目安よりも広い場所で使う場合は、2個以上用意しておくと効果が期待できますよ。
選び方②手入れが簡単なものを選ぼう
蚊取り器は、受け皿タイプのワンタッチで処分できるものがおすすめです。虫が苦手な人でも、なるべく虫に触らずに処理や手入れができます。また、丸洗いできるものも衛生面において安心ですね。
選び方③給電をチェックしよう
蚊取り器には、電源から直接給電するものやUSBから給電できるタイプなどがあります。USBタイプはパソコンにつなぐことで、デスク上でも使用できます。モバイルバッテリーにつなぐことも可能で、屋外で使用したいときにも便利です。
ボタニ子
選び方④電圧をチェックしよう
一般家庭向けの蚊取り器の電圧は5W程度、商店などの業務用は30W程度が目安です。電圧が異なるとブレーカーが落ちたり電気代が高くなったりするため、蚊取り器を選ぶ際は家で使うのか商店で使うのかを考慮しましょう。
おすすめの蚊取り器【吸引タイプ】
吸引タイプの蚊取り器は、UVやLEDライトで虫をおびき寄せて、強力なファンの回転によって虫を捕獲します。受け皿タイプになっているものが多く、直接虫に触れることなく手入れができるのが特徴です。
ボタニ子
UVライトには紫外線が含まれているため、肉眼で長時間見るのは控えましょう。目を傷める恐れがありますよ。
①カクタスモスキートキラー
CACTUS MOSQUITO KILLER
参考価格: 2,215円
サボテンに似たフォルムが特徴的なカクタスモスキートキラーは、USBタイプの捕虫器です。コンパクトサイズですが、強力な吸引力で360度どこからでも虫を捕獲します。インテリアとして飾っておいても、部屋の雰囲気を損ないません。火や薬剤を使わない安全設計もおすすめポイントです。
寸法 | 12×12×15(cm) |
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ライトのタイプ | UV |
給電 | USB |
製品電力 | 1.5W |
②【キャストン】家庭用蚊取り器
キャストン 家庭用蚊取り器
参考価格: 750円
キャストンの家庭用蚊取り器は、UVと同じ波長のLEDライトによっておびき寄せた虫を強力吸引で捕獲します。人の話し声よりも静かな動作音は、就寝中の邪魔をしません。給電はUSBタイプで、モバイルバッテリーを使用すれば、屋外での使用も可能です。
寸法 | 12×25(cm) |
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ライトのタイプ | LED |
給電タイプ | USB |
製品電力 | 5W |
③【スイデン】吸引式捕虫器
スイデン吸引式捕虫器
参考価格: 9,800円
スイデンの吸引式捕虫器は、紫外線と同様の効果があるUVライトによって虫を誘い込みます。防雨設計のため、屋外での使用も可能です。スイッチを切ると内部のシャッターが閉まり、捕獲した虫が逃げ出しにくい構造になっています。安心の日本製であることもおすすめポイントです。
寸法 | 25×25×32(cm) |
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ライトのタイプ | UV |
給電タイプ | ACアダプター |
製品電力 | 12W |
おすすめの蚊取り器【シートタイプ】
シートタイプは、蚊取り器の中に入り込んだ虫を粘着テープで捕獲します。ほこりや乾燥に弱く、粘着力がなくなれば虫も捕獲できないため、定期的なシートの交換は必須です。シートタイプは機械独特の動作音が少ないため、寝室など静かに過ごしたいところで使うのにおすすめです。
①捕虫器ムシポン
捕虫器ムシポン
参考価格: 8,916円
捕虫器ムシポンは、捕虫器ムシポンは、ベンハーはかり株式会社が手掛ける日本製の捕虫器です。ベンハーは捕虫器において、国内のトップシェアを誇るメーカーで、ムシポンは日本初の粘着型捕虫器として販売された歴史があります。飲食店やスーパーマーケットなども使用されており、使い勝手のよさと高い捕獲率が期待できる製品です。
寸法 | 11×9×29(cm) |
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給電タイプ | ACアダプター |
製品電力 | 6W |
有効面積 | 15~30㎡ |
②【SHIMADA】ルイクス光誘引捕虫器
ルイクス携帯型捕虫器
参考価格: 980円
ルイクスの光誘引捕虫器は、ネズミなどの害虫駆除製品を手掛ける株式会社SIMADAによる日本製の捕虫器です。紫外線を含んでいるLEDライトの光に寄ってきた虫を強力な粘着シートで捕獲します。USBによる給電のほか、乾電池でも使えるため屋外使用にもおすすめです。
寸法 | 27×18×4.5(cm) |
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給電タイプ | USB・乾電池(単3電池2本) |
製品電力 | 0.04W |
有効面積 | 20㎡ |
③【セハージャパン】虫ピタ虫ファイブ
虫ピタ虫Ⅴ
参考価格: 8,162円
虫ピタ虫Ⅴ(むしピタチューファイブ)は、壁掛けまたは据え置きで使える捕虫器です。虫が好むといわれるブラックライトの蛍光管を使用しており、高い捕虫効果が期待できます。捕らえた虫は粘着シートにくっつくため、逃げ出す心配がありません。工場やレストランなどでも使用されている安心の日本製です。
寸法 | 10×30×10(cm) |
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給電タイプ | ACアダプター |
製品電力 | 6W |
有効面積 | 20㎡ |
ペットボトルで蚊取り器を自作してみよう
蚊取り器は、ペットボトルなど身近な材料だけで簡単に自作できます。捨てる予定だったものを使えば、材料費もかからないですよ。ぜひ、工作感覚で作ってみてください。
必要な材料と道具
- 重曹:小さじ1
- レモン汁またはクエン酸:小さじ1
- ぬるま湯:200g
- ペットボトル
- カッター
- はさみ(なくても可)
- 新聞紙または黒色の紙
今回は280mLのペットボトルを使って、蚊取り器を作ります!手持ちのペットボトルがあれば、サイズはどんなものでも構いませんよ。
作り方①ペットボトルを加工する
ペットボトルの赤線部分を、カッターでぐるりと切り離します。使用するペットボトルの大きさによって多少の差はありますが、上部から1/3程度を目安にしましょう。はさみを使うときはカッターであらかじめ穴を開けてから差し込むと切りやすいですよ。
切り離すと、このような形になります。
カットしたペットボトルは上部を逆さまにして、下部に差し込んで使います。ペットボトルの加工はこれで終わりです。紛失しないように、気をつけて保管しておきましょう。
作り方②溶液を作る
重曹小さじ1、レモン汁小さじ1にぬるま湯を混ぜて炭酸水を作りましょう。炭酸水が発するガスの中には二酸化炭素が含まれています。とくに蚊は二酸化炭素に寄ってくるといわれているため、科学的に作られた二酸化炭素でも効果が期待できます。
重曹とレモン汁(またはクエン酸)をしっかり混ぜ合わせます。冷たい水や熱湯では効果が薄いといわれているため、50℃程度のぬるま湯がベストです。
しっかり混ぜ合わせた溶液を加工したペットボトルの下部に入れます。溶液は2週間ほど経つと効果が薄れてくるので、定期的に交換しましょう。
作り方③ひと手間加えてみよう
ペットボトルに新聞紙や黒い紙を巻きましょう。虫は黒色に寄ってくる性質があるため、捕獲率アップが期待できますよ。ペットボトルのサイズにあわせて、必要に応じて紙をカットしてください。捨てる予定だった新聞紙を使うのもおすすめです。
カットした紙をくるりと巻いて、巻き終わりをテープで止めれば自作蚊取り器の完成です。屋外使用も可能ですが、雨が入らないように軒下にセットするとよいでしょう。捕らえた虫は、上部を外せば簡単に処理できますよ。
蚊取り器を使って効率よく虫を退治しましょう
蚊取り器があれば、いやな虫を簡単に退治できます。デザイン性の高い機種なら、インテリアとしてもなじみやすいですよ。機械に頼らずとも、身近な材料で自作することも可能です。ぜひ、ライフスタイルにあった蚊取り器を使って、快適な日常を過ごしましょう。
屋外使用も視野に入れるなら、乾電池で動くものやにおいタイプもおすすめです。