らっきょうの効能
らっきょうには、さまざまな体に良い成分が含まれています。疲労回復や滋養強壮、ダイエット効果や成人病、がんの予防にも効果が見られますので、それぞれの成分と効能についてご紹介します。
硫化アリル
血液をサラサラにし、血行促進による冷え性の改善、動脈硬化などの心臓病や血栓の予防に効果的です。また抗菌・殺菌効果があり、免疫力の向上にも効果があります。
アリシン
硫化アリルの一種で、独特の強い香りと辛みのもととなるものです。アリシンはビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、疲労回復や滋養強壮に効果が見られます。
フルクタン
食物繊維の一種です。血糖値の上昇を抑え、血中の悪玉コレステロールを減らす効果があり、糖尿病などの成人病予防に効能があります。また水溶性の食物繊維であるため、整腸作用があり、下痢や便秘の改善やダイエットに効果的です。ただし熱に弱いため、調理方法によっては効果が低減する可能性があります。
ジアリルスルフィド
抗酸化作用と、発がん性物質の解毒やがん細胞を死滅させる効能があるとされています。そのほかにも、血液の凝固を抑える効果もあり、高血圧や動脈硬化などにも効果が期待されています。
らっきょうの食べすぎには注意
らっきょうは健康増進に非常に効果的な食材ですが、食べすぎには注意してください。目安としては1日5粒ぐらいが適量です。
らっきょうを使ったレシピ
らっきょうは漬ける以外にも、いろんな料理にも使えます。今回は簡単にできるおすすめのらっきょうレシピをご紹介いたしますので、参考にしてみてください。レシピは2人分を目安にしています。
作り方①タルタルソース
ゆで卵(3個)、らっきょう漬け(5個)をみじん切りにし、パセリ(少々)、塩コショウ(少々)、マヨネーズ(大さじ1.5)を混ぜ合わせます。らっきょう漬けの酸味がありますので、お好みで調味料の量などを調整してください。サンドイッチや魚フライなどによく合いますよ。
作り方②ポテトサラダ
らっきょう(10個)をみじん切りにし、きゅうり(1/2本)を輪切り、ハム(3枚)は千切りにしておきます。じゃがいも(2個)を乱切りにし、加熱します。フォークなどでじゃがいもをつぶし、塩コショウ(適量)、マヨネーズ(大さじ3)、漬け汁(大さじ1)を混ぜ合わせ、最後にきゅうりなどを混ぜ合わせます。
作り方③納豆そぼろ
牛または鳥のひき肉(150g)を醤油(大さじ1.5)と三温糖(大さじ1)でそぼろにします。みじん切りにしたらっきょう(3個)を火を止める直前に混ぜ合わせ、最後に納豆(1パック)と混ぜ合わせればできあがり。ご飯にのせたりレタスに巻いて食べると美味しいですよ。
作り方④らっきょうペペロンチーノ
オリーブオイル(大さじ2)にニンニク(2片)、鷹の爪(適量)を入れ、香りが出てきたらベーコン(50g)を投入します。ベーコンの色が変わったら、らっきょう(4個)を入れて炒めます。茹でたパスタ(250g)と合わせ、ゆで汁と塩コショウ(適量)で味を調えればできあがりです。
らっきょうの保存方法
生のらっきょうを土付きのまま、新聞紙にくるみ、冷蔵庫に入れておけば2~3日は保存できます。ただしらっきょうは成長が早く、身が痩せてくるので、生の状態で長期間の保存はあまりおすすめしません。
まとめ
今回らっきょうの漬け方やレシピをご紹介しました。またらっきょうは体によく、さまざまな効能がありますので、健康増進にも役立ちます。ご紹介したレシピは手軽にチャレンジできますので、ぜひおいしいらっきょう料理を作ってみてくださいね。