カシスとは何か?どんな植物?お酒で有名な理由や効果・効能を紹介!

カシスとは何か?どんな植物?お酒で有名な理由や効果・効能を紹介!

カシスは、和名を黒すぐり、英名ブラックカレントと呼ばれるベリー類の一種です。カシスは古い時代から人間の健康を守ってきました。そんなカシスがお酒で有名な理由やカシスに含まれる栄養素にはどんな効果・効能があるのかをご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.カシスとは
  2. 2.カシスの特徴
  3. 3.カシスのお酒
  4. 4.カシスの栄養成分
  5. 5.まとめ

カシスの栄養成分

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カシスの黒い小さな果実には40種類以上の栄養成分が含まれており、果肉だけでなく黒い皮や種にも薬効があります。その薬効の高さは古い時代から認められていました。ここではそんなカシスにどんな栄養素があり、その栄養素にはどんな効能や効果があるのかをご紹介していきましょう。

カシスの栄養成分①栄養素

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カシスはベリーの王様といわれるほど多くの栄養素が含まれています。代表的なものはポリフェノール、ビタミン、ミネラル、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、アントシアニンです。特にアントシアニンは4種類含まれており、これは他のベリー種には見られない特徴です。また、種にもオレイン酸、リノール酸などの栄養素が含まれています。

カシスの栄養成分②アントシアニンの効能

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カシスに含まれる栄養素の1つ、アントシアニンはカシスの果実の黒い皮の部分に含まれる成分です。カシスは夏の強い紫外線から果実を守るために皮にこの成分を蓄えます。このアントシアニンには目のピント調節をサポートする効能があり、視力の回復効果や、眼精疲労の緩和効果が期待できます。また、カシスのアントシアニンは接種から体内への吸収、作用までの時間が短く、血中に長く残るという特徴もあるのです。

カシスの栄養成分②ビタミン類の効果

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カシスにはいろいろな種類のビタミンが含まれており、カシス50gほどで1日に必要なビタミンがとれるのです。またビタミンA、ビタミンB2は鼻の粘膜の働きを高める効能があり、ビタミンC、ビタミンB6には免疫機能を高める効能や、上皮、粘膜をのもとになるコラーゲンの生成を高める効能があります。さらにビタミンEやβーカロテンも含まれているので体をさびつかせる活性酸素を除去する効果も期待できます。

カシスの栄養成分③ポリフェノール

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カシスにはポリフェノールも含まれています。カシスポリフェノールには血流を改善する効能があり、眼精疲労の軽減や肩こり、冷え性の改善効果が期待できます。また、他の血流不善によるさまざまな種類の症状にも効果があるといわれているのです。

カシスの栄養成分④その他

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カシスには他にもいろいろな栄養成分が含まれています。カシスの種子油にはカンマリノレン酸が含まれており、これにはさまざまな血管疾患から保護する効能があるといわれているのです。他にも、種にはオレイン酸やリノール酸が含まれています。これらは血中のコレステロールを適正に保つのに役立ちます。特にリノール酸は体内で作れないので食物で摂取する必要があるのです。

まとめ

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カシスは古い時代から人間の生活に寄り添い、人間の健康を守ってきた果実です。この黒い小さな果実には人間の体の調子を整え、身体を守る様々な種類の成分がたくさん含まれています。カシスリキュールは当初民間薬として生まれ、今はお酒として有名になり、お菓子にも使われるようになりました。お酒として、そして健康を守るものとして、そして、デザートとして、カシスを生活に取り入れてみて下さい。

Yukari
ライター

Yukari

バラや山野草も育てています。最近少しハーブ寄りです。自家製ハーブで化粧水やらポプリやらを作っている時の魔女っ子気分が大好きです。

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