カシスとは何か?どんな植物?お酒で有名な理由や効果・効能を紹介!

カシスとは何か?どんな植物?お酒で有名な理由や効果・効能を紹介!

カシスは、和名を黒すぐり、英名ブラックカレントと呼ばれるベリー類の一種です。カシスは古い時代から人間の健康を守ってきました。そんなカシスがお酒で有名な理由やカシスに含まれる栄養素にはどんな効果・効能があるのかをご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.カシスとは
  2. 2.カシスの特徴
  3. 3.カシスのお酒
  4. 4.カシスの栄養成分
  5. 5.まとめ

カシスの特徴

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カシスの大きな特徴は夏につける1cmほどの黒い果実です。この果実は柔らかく、収穫後の劣化が早いため、生食用が出回ることはあまりありません。そして、カシスには独特のえぐみもあるので、生食にはあまり向かないのです。そのため、基本的にジャムやリキュールなどに加工された状態で売られています。近年ではドライフルーツの一種としてドライカシスも販売されています。

植物としてのカシス

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スグリ科
スグリ属
原産地 北ヨーロッパ
分類 落葉低木
樹高 1m~2m

カシスは3月~4月に新芽を出し、5月に黄緑色の花が咲きます。花は枝の脇に房のようになって咲き、7月下旬~8月(南半球では1月~2月)に果実がなるのです。カシスは自家結実できるので複数の株を用意する必要はありません。木としてのカシスは耐寒性はありますが耐暑性はあまりありません。カシスは高温多湿に弱いため、蒸れないように管理する必要があります。

高温多湿を避けるために

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自宅でカシスを育てるときは、カシスの嫌いな高温多湿を避ける必要があります。風通しのよい所に置き、枝が込み入ってきたら葉のない時期に剪定して取り除きましょう。また、夏場の水やりを昼間にしてしまうと、太陽光で蒸発して蒸れてしまう恐れがあるので、まだ涼しい朝か、気温が下がった夕方に与えるようにすると蒸れを防げます。

カシスの和名の由来

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画像はフサスグリです。

和名 「黒すぐり」「黒房すぐり」
英名 「ブラックカレント」
仏名 「カシス」「カシシェ」「グロゼイエノワール」
フィンランド 「ムスヘルタッカ」

カシスには「クロスグリ」「クロフサスグリ」という和名がありますが、これを漢字で書くと「黒酸塊」「黒房酸塊」となります。「酸塊」は「酸味のある実」という意味なので「黒酸塊」は「黒くて酸味のある実」という意味です。また、「フサスグリ」という同じスグリ科スグリ属の植物は、クロスグリと同じような小さな赤い実がなります。「クロフサスグリ」は「黒いフサスグリ」ということからきています。

カシスのお酒

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「カシス」というと真っ先にお酒を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。カシスのお酒は「カシスソーダ」や「カシスオレンジ」など、いろいろな種類がありますが、そのお酒のもとになるのがカシスリキュールです。カシスリキュールの中でも糖分が高いものを特に「クレームドカシス」と呼び、カシスリキュールを選ぶときの目安になります。

お酒としてのカシスが有名な理由

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カシスリキュールは他のお酒やジュースとの相性がよいお酒です。カシスリキュールが1本あれば、いろいろなカクテルを楽しめます。「カシスオレンジ」は有名ですが、カシスリキュールにソーダを加えたものが「カシスソーダ」、さらにレモンを加えると「カシスリッキー」、そこにミントを香らせると「カシスモヒート」と呼ばれます。たくさんの楽しみ方があることがカシスのお酒を有名にしたといえるでしょう。

カシスリキュールとは

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カシスのお酒のもとであるカシスリキュールの発祥は錬金術師とも修道院ともいわれ、カシスの果汁に他の薬草などを加えて保存が利くように加工されたものが始まりです。カシスリキュールはカシスエキスが50%前後のものが主流です。カシスエキスが60%を超えると高級品とされます。カシスエキスの濃度が高いものほど口当たりがよく、カクテルベースにしたときに上品な大人の味わいを楽しめるお酒が作れます。

クレーム・ド・カシスとは

カシスリキュールのうち、1Lに400g以上の糖分が含まれるものを「クレームドカシス」と呼びます。クレームドカシスはカシスリキュールに比べて甘いので甘いカクテルが好きな方や、お菓子の色付けに使いたい人にもおすすめです。カクテル以外でもロックやストレートでも楽しめます。また、バニラやチョコレートのアイスにトッピングしても楽しめます。甘くて飲みやすいのでお酒初心者にもおすすめです。

カシスリキュールのアルコール度数

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カシスリキュールを選ぶときに、糖度の他にアルコール度数で選ぶ方法もあります。カシスリキュールのアルコール度数は一般的に16度~20度前後です。アルコール度数20度は焼酎と同じくらいで、味の違いがはっきりと分かります。お酒に弱い方やあまり飲んだことのない方は16度から始めるとよいでしょう。近年はカシスオレンジ専用のリキュールもあり、こちらはアルコール度数が低めのことが多いです。

カシスを使ったお菓子

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カシスリキュールはお酒の他にお菓子に使われることもあります。お菓子にはカシスの果実そのものを使ったり、リキュールが色付けや香り付けに使われたりするのです。カシスリキュールで色付けすると、ケーキのスポンジやゼリー、アイスクリームなどがピンク色に仕上がります。また、フィンランドではカシスのジュースも店頭に並んでいます。

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カシスの栄養成分

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