②ピーマン
学名 | Capsicum annuum L. 'grossum' |
分類 | ナス科 |
食べ頃 | 5月~10月 |
種類 | 一年草 |
ピーマンは、分類的にはトウガラシの栽培品種として扱われています。また、一般的に出回る緑色のピーマンは若取りしているため、苦みが感じられます。パプリカもピーマンの一種であり、熟す前は一般的なピーマンと同じ緑色です。
ピーマンの旬は?
ピーマンは、ハウス栽培もされているので春でも冬でも季節問わず通年出回っています。通年出回っているため、旬がわかりにくい食材でもありますが、ピーマンの旬は露地栽培される5月~10月です。この中でも初夏の6月~9月にピークを迎えます。
ピーマンの美味しい食べ方
ピーマンは生や炒め物などいろいろな食べ方が楽しめますが、生は苦みを感じやすいので、気になる場合は火を通すとよいでしょう。揚げ物にして塩を軽くふって食べるのもピーマンのうまみが味わえます。ピーマンの肉詰めやツナと一緒に炒めるレシピもおすすめです。
6月に旬を迎える野菜<根菜類>
根菜類とは、可食部が根や鱗茎、塊茎の部分を指す野菜です。例をあげると、ジャガイモなどがそうです。ここでは、6月に旬を迎える根菜類の野菜を紹介します。
①ラッキョウ
学名 | Allium chinense |
分類 | ヒガンバナ科 |
食べ頃 | 5月~6月 |
種類 | 多年草 |
ラッキョウは鱗茎(りんけい)を食材にする野菜です。また、独特の匂いがあることも特徴です。ラッキョウは、エシャロットの名前で知られていますが、エシャロットはラッキョウではありません。同じ仲間ではありますが、エシャロットはどちらかというと玉ねぎに似ています。
ラッキョウの旬は?
地方によっても若干の違いはありますがラッキョウの旬は5月~6月です。7月に入っても出荷しているところはありますが、だいぶ落ち着いています。ラッキョウは収穫のピークを過ぎた8月頃には鱗茎を土に埋めて翌年の準備を始めます。そのため、6月を逃すと翌年で待つ必要があるので、時期を逃さないようにしましょう。
ラッキョウの美味しい食べ方
ラッキョウは、甘酢漬けや醤油漬けとしての食べ方が一般的ですが、ラッキョウの甘酢漬けからアレンジしたレシピもたくさんあり、サラダとしても食べられます。酢漬け以外にも、ラッキョウは炒め物や天ぷらにしても美味しいです。
6月に旬を迎える野菜<香味野菜>3選
香味野菜とは薬味として味や香りを楽しむ野菜のことで、ハーブの一種でもあります。ここでは、6月に旬を迎える香味野菜を3選紹介します。
①ミョウガ
学名 | Zingiber mioga |
分類 | ミョウガ科 |
食べ頃 | 6月~10月 |
種類 | 多年草 |
ミョウガは日本にも自生している植物であり、なじみ深い野菜でもあります。しかし、ミョウガを食用とするのは日本だけともいわれているのです。ミョウガは、尖っているところを食べるので「花ミョウガ」と呼ばれることがありますが、これはミョウガの花穂であるためそのように呼ばれています。
ミョウガの旬は?
ミョウガはハウス栽培されているので、春でも冬でも通年出回っていますが、露地栽培でのミョウガの旬は6月~10月で、夏に収穫されるものを「夏ミョウガ」秋に収穫されるものを「秋ミョウガ」と呼んで区別しています。
ミョウガの美味しい食べ方
ミョウガは、薬味としての食べ方がメインの食材です。しかし、天ぷらにしても美味しく、揚げたてであればミョウガの香りを楽しめます。和え物、サラダのアクセントにもできる食材でもあります。