6月に旬を迎える野菜<ウリ科>5選
ウリ科の野菜はどのような野菜かイメージしにくいかもしれません。例をあげると、カボチャやキュウリなどがウリ科の仲間になります。ウリ科の野菜は夏が収穫のピークを迎えるものが多いです。そのためここでは果菜類とは別に紹介します。
①ゴーヤー
学名 | Momordica charantia var. pavel |
分類 | ウリ科 |
食べ頃 | 5月~9月(露地栽培)10月~4月(ハウス栽培) |
種類 | つる性一年草 |
ゴーヤーは、ツルレイシ・ニガウリの名でも知られており、沖縄では身近な食材の1つです。最近では、食材としてだけはなくグリーンカーテンとしての注目が集まってきています。一般的にみられるゴーヤーは、緑色でぶつぶつが付いたものですが、品種によっては白いゴーヤーなどもあります。
ゴーヤーの旬は?
ゴーヤーは、ハウス栽培のものも含めれば春や冬を含め通年出回っています。しかし、露地栽培のものは5月~9月の間しか出回りません。その中でもピークとなるのは7月~8月です。ゴーヤーは夏の野菜の代表ですね。
ゴーヤーの美味しい食べ方
ゴーヤーの食べ方は炒め物が多く「ゴーヤーチャンプルー」が有名です。おすすめレシピはゴーヤーの肉詰めです。ゴーヤーのワタを取り除き、肉を詰めて焼くだけと簡単で美味しいメインになります。お弁当のおかずにもぴったりですよ。その他にもさっと茹でたものをサラダにしたりするレシピもおすすめです。
②ズッキーニ
学名 | Cucurbita pepo L. 'Melopepo' |
分類 | ウリ科 |
食べ頃 | 6月~8月 |
種類 | 一年草 |
ズッキーニは見た目はキュウリに似ていますが、実はキュウリよりカボチャに近い野菜です。分類もウリ科カボチャ属で、カボチャの一種として知られています。カボチャと違うところは、熟す前に収穫してしまうというところです。ズッキーニの品種によっては、カボチャのような姿をしたものもあります。
ズッキーニの旬は?
ズッキーニは春から収穫が始まり、夏にピークを迎えます。これは、ズッキーニはカボチャと違い熟す前に収穫してしまうことから、カボチャの旬とはずれているのです。ズッキーニは収穫したあと、追熟しないので収穫したらできるだけ早く食べるようにしましょう。
ズッキーニの美味しい食べ方
ズッキーニは、食材としてさまざまな食べ方があります。洋食ではラタトゥイユにして食べたり、和食では味噌汁の具材にしたりして食べられます。また、ズッキーニは天ぷらや揚げ物にしても美味しいです。ピクルスとしての食べ方も人気がありますよ。
③キュウリ
学名 | Cucumis sativus L. |
分類 | ウリ科 |
食べ頃 | 6月~9月(白イボ)、4月~6月(黒イボ) |
種類 | つる性一年草 |
キュウリは、一般的にもよく知られている野菜ですが、熟す前の若い果実を収穫しています。熟す前に収穫してしまうのは、キュウリは、完熟してしまうと苦みでてくるためです。キュウリは世界一栄養のない野菜としてギネスブックにも載っています。実際にほとんどが水分でできています。
キュウリの旬は?
キュウリは、春でも冬でも通年回っている野菜の1つです。しかし、露地栽培されたキュウリが食べられるのは旬の夏だけです。露地栽培のものは、ハウス栽培のものに比べて栄養素が高く、6月~8月にピークを迎え、その後、9月に入ると出荷量が落ち着き、10月には終わりを迎えます。
キュウリの美味しい食べ方
キュウリのおすすめレシピはサラダです。しかし、意外にも炒め物や煮物にしても美味しいのでおすすめですよ。特に、煮物は熟れすぎてしまったキュウリにはもってこいの食べ方であり、苦みも食感もそこまで気にならないというメリットがあります。