9月が旬の野菜は種類が豊富!
まだまだ残暑が残る9月は、夏野菜も秋野菜も楽しめることもあり、食べ頃を迎える野菜の種類がとても豊富です。涼しくなるとともに葉野菜の数は減っていきますが、代わりに根野菜やキノコ類が充実してきます。旬の野菜は美味しいだけでなく栄養も豊富です。9月が旬の野菜を知って、食欲の秋を楽しみましょう。
9月が旬の野菜①~⑤
①カボチャ
カボチャの食べ頃は、収穫時期が盛んになる7月~8月と出回り時期である9月~10月です。夏の採れたてのカボチャは水分が多く、あっさりとした甘みが特徴です。秋~冬にかけて追熟をすれば、濃厚な甘さとどっしりとした食べ応えのあるカボチャに成長します。
ボタニ子
美味しい食べ方
カボチャは、焼く、煮る、揚げる、蒸すなどどのような調理法にも向いており、料理からお菓子までレシピがたくさんあります。熱を加えると甘みが増し、ホクホク食感を楽しめるため、特にコロッケや煮物などがおすすめです。鮮度が高ければ、生で細切りにしてサラダにすると、あっさりした味わいとシャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。
②銀杏
銀杏は、9月~11月が食べ頃の季節です。銀杏とはイチョウの実の種のことで、皮と果肉部分を取り除いて乾燥させてから調理します。イチョウの葉が色付き始めるより少し前の8月の終わりから収穫し始めます。
ボタニ子
銀杏の実に直接触るとかぶれてしまって厄介だけど、旬の時期に店頭に並ぶ乾燥済みの銀杏なら、手軽に食べられるわ。
美味しい食べ方
銀杏は何といっても焼くのがおすすめです。フライパンやオーブンで焼く方法もありますが、簡単に調理したい方は電子レンジを使いましょう。紙の封筒に殻つきのまま銀杏を入れて封筒の口を折り曲げ、500Wで約40秒加熱します。加熱によって入ったひびを頼りに、手で殻と薄皮を剥いてください。塩を振りかけると美味しさがアップします。
③クウシンサイ
クウシンサイは秋が旬の食材には珍しい葉野菜の一種で、食べ頃は7月~9月です。漢字で「空心菜」と書くように、茎が空洞になっています。シャキシャキとした歯ごたえとクセのない味が魅力で、どのような食材ともあわせやすく、さまざまなレシピに使われます。
ボタニ子
クウシンサイは、アクがないから下処理の必要がなくて調理も楽々だよ!
美味しい食べ方
クウシンサイは歯ごたえがよいため、新鮮なものが手に入ったらまずはサラダで楽しみましょう。加熱調理するなら、炒め物レシピが人気です。すぐに火が通る食材で、中火~強火でさっと炒める程度でおいしく食べられます。味付けはなんでもあいますが、さっぱりとした醤油炒めや中華風のオイスターソース炒めが美味しく味わえておすすめです。
④栗
秋の食材で、栗は外せません。早生タイプは8月中旬から収穫が始まり、晩生タイプは11月まで続きます。一般的な食べ頃は9月~10月で、スーパーや市場に出回るのもこの時期です。栗には40種類以上の品種があり、それぞれ甘さや食感に特徴があります。秋には栗の食べ比べをしてみるのもおすすめです。
美味しい食べ方
栗は使い勝手がよくさまざまなレシピがあります。甘さが強くホクホク食感を楽しめる品種なら、シンプルに茹で栗や焼き栗にして食べましょう。甘さの控えめなものは、料理に使うのがピッタリです。定番は栗ご飯ですが、茶わん蒸しや炒め物にもよくあいます。
ボタニ子
甘いものが好きな方は、モンブランのようにお菓子レシピに活用するのもおすすめだよ!
⑤さつまいも
秋の芋掘りでおなじみのサツマイモも9月に旬を迎えます。収穫時期は8月~10月ごろですが、収穫後1~3カ月置くことで適度に水分が抜けて甘みが増すため、食べ頃は9月~12月ごろまで続きます。ホクホク軽い食感の紅あずまや、甘みの強いねっとりタイプの安納芋など種類が豊富です。
美味しい食べ方
旬のサツマイモの食べ方でおすすめなのは、シンプルな焼き芋です。焼き芋は丸ごと焼くため、火が通りやすいように細めのものを選びましょう。サツマイモにフォークで数カ所穴を開け、天板に並べて200℃で約45分焼いたら完成です。焼き芋のほかには、天ぷらやスイートポテトもサツマイモの甘さを楽しめる美味しい食べ方です。
ボタニ子
次も引き続き、9月が旬の野菜を紹介していくよ!
カボチャはずっしりと重く艶があって、ヘタが乾燥しているものが美味しいよ!