グリーンアイスとは
グリーンアイスとはとても育てやすい人気のミニバラです。風でふわふわと揺れるような繊細な枝ですが、強健種で暑い時期も寒い時期も次々と花を咲かせてくれます。また、花期も長く春から晩秋まで咲き続けます。花芯はグリーンアイで爽やかな印象。花色の変化もあり成長すると、一鉢だけでも、まるで花束のようなバラに育ちます。
グリーンアイスの魅力
グリーンアイスの魅力 ①花色
なんといってもその魅力は花色の変化にあります。ピンクの蕾から花弁の淵がピンクがかった花が開き、咲き進む中で白、グリーンと変化をする花色。一鉢のなかで様々な表情が見られ印象も都度変わります。またどの花と合わせてもぶつかり合わず、調和する花色ではないでしょうか。
秋はさらに美しく
秋になり朝晩の寒さにあたると、花色はその濃度を増し、葉も赤みを帯びて紅葉し全体的にとても美しい様子になります。気温が低くなると花もちも良いので名残惜しむようにまた違った表情を長く見ることができます。春のバラとはまた違った別のバラを見ているのかと感じることも。秋バラの様も美しいです。
グリーンアイスの魅力 ②育てやすさ
バラは棘もあり病気にもかかりやすいイメージがありませんか。グリーンアイスの枝はとてもしなやかで細く、棘はありますがとても扱いやすいバラです。また何より耐病性もある強健種で少しの世話で健康に育ちますので、バラ栽培初心者にも向いているとても扱いやすいバラです。
グリーンアイスの魅力 ③多様なアレンジに向く
扱いやすいミニバラですから、仕立て方も幅広く選べ素敵に演出できます。鉢植えはもちろん、枝が細くしなやかなのでハンギングにして少し枝垂れるように仕立てても開花枝がふわふわと揺れとても素敵です。また地植えにしてグランドカバーのように使うこともできます。他の植物の花色とも調和しやすく背景に自然に溶け込むように演出できます。
グリーンアイスの育て方
入手方法
グリーンアイスは、人気のミニバラなのでバラの咲く5月頃にはどの園芸店でもだいたい鉢植えで取り扱いがあります。小さい苗ならば数百円から購入が可能です。育て方も難しくないのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。また、もしお友達やご近所の方にグリーンアイスを育てている方がいれば、剪定枝を分けてもらい挿し木に挑戦してみてもいいかもしれませんよ?
植え替え
苗を購入したら、根鉢は崩さず鉢増しを
購入後はなるべく早く一回りから二回りほど大きな鉢に鉢増ししましょう。春先の開花株の場合は根が成長していますから根を傷めないよう根鉢を崩さずに鉢増しします。用土は園芸店で購入できる園芸用培養土がよいでしょう。新しく伸びた根が気持ちよく成長することができます。小さな鉢植えのままですと、根がすぐに回ってしまいますし栄養も足りない上、水切れを起こしやすく株を弱らせる原因になるからです。
管理場所・肥料・水やり
鉢植えで移動できれば明るい日向に置き、蕾があがってきたら肥料をあげ水切れをしないよう注意しましょう。蕾をつけた状態で水切れをすると回復できない場合、花が咲かずに蕾のまま落ちてしまうことも。また、株が弱り株元から黄葉が出たり黒点病などの病気にかかりやすくなります。花が咲き始めたら肥料はいったんお休みにし、花ガラはこまめにとってあげましょう。また週に一度の頻度で液肥を与えると、花つきが変わってきます。
グリーンアイスの切り戻し
グリーンアイスを繰り返し咲かせよう
花後2~3節を切り戻し
花ガラはこまめに摘みとります。花が咲き揃って楽しんだ後は、上部から2~3節の高さでわき芽の3~5mmほど上の部分を切り戻します。黄色い葉や傷んだ葉があればその時に取り除き、土の部分には落ち葉などがないようにしましょう。四季咲きバラですから、一ヶ月ほどするとまた蕾がつき始めます。
切り戻しのタイミング
まだ咲いている花があると全体を切り戻しするのが可哀想に思い、なかなかタイミングを計れないかもしれませんが、まだ咲いている花は花瓶に活けて家の中で楽しみ、次の開花を促すため切り戻しをしましょう。その方が株も乱れず、バラにも負担がなく成長できます。切り戻しをすることで、また新しく蕾がつき花が期待できるでしょう。
追肥を忘れずに
切り戻しをした後は緩効性肥料を上げましょう。土の中の栄養分は株の成長と花を咲かせるエネルギーとして既に消費しているため、新しく栄養分を追加してあげましょう。切り戻し後の成長をスムーズに促し、花つきも変わってきます。
出典:BOTANICA