草木灰の作り方・使い方講座!肥料や土壌改良に効果的な与え方は?

草木灰の作り方・使い方講座!肥料や土壌改良に効果的な与え方は?

草木灰は昔から農業や園芸などでよく使われる肥料です。天然の原料で作られる草木灰は、さまざまな成分や効果があるだけでなく、自分で作ることもできます。そこで草木灰の使い方や作り方、さらに効果的な与え方などもまとめて詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.草木灰とは?
  2. 2.草木灰の肥料効果
  3. 3.草木灰の使い方
  4. 4.草木灰の作り方
  5. 5.おすすめの草木灰
  6. 6.まとめ

③虫除けの場合

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虫除け効果がある草木灰なので、虫除け剤の代用としての使い方もできます。植物の根や葉にまいて虫除けにすることもありますが、草木灰はアルカリ成分が強いので、株元などに草木灰をまく場合はアルカリ成分が強くなりすぎないよう、pH値を計算するようにしてください。

④種芋の防腐剤の場合

虫除け効果だけでなく防腐効果もある草木灰は、種芋を植え付けて栽培する芋類の防腐剤にもなります。特にじゃがいもの場合は、大きなじゃがいもをカットして種芋の数を増やすことが多いため、カットした断面の防腐処理が必要です。草木灰に多いアルカリ性は防腐効果が強いため、じゃがいもの防腐にも使えます。

防腐目的の場合の効果的な与え方

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植え付け用のじゃがいもに草木灰をつけるのは、植え付け直前です。草木灰を使用しない場合は、じゃがいものが腐敗するのを防ぐため、カットしたじゃがいもを乾燥させる処理が必要です。しかし草木灰は防腐効果があるので乾燥する必要がなく、じゃがいものカットも植え付け直前でOKです。

⑤花の防寒用の場合

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草木灰は防寒対策・凍結防止としての使い方もできます。おすすめなのは冬越しするバラなどの花の防寒対策としての使い方です。草木灰の有効成分である炭酸カリウムは道路の凍結防止剤にも使われる成分なので、土に混ぜると凍結防止の効果があります。

バラに使うと追肥の効果も

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定期的な追肥が必要なバラの場合、冬越し前に草木灰を使うと1度に2つの効果が得られるためおすすめです。バラの追肥にすれば冬越しに必要な栄養を補給できますし、土に草木灰のアルカリ成分が浸透することで凍結防止になり冬の防寒対策ができます。

草木灰の作り方

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剪定した枝や草なども原料になる草木灰は、自作すればごみの量を減らす効果もあります。しかも昔は草木灰は自作するのが一般的だったので、初心者でも作り方のコツがわかれば簡単にできます。ただし草木灰を自作する場合自治体の規制などもあるので、注意点も含め詳しく解説しましょう。

①原料選び

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草木灰の作り方のポイントは「原料選び」です。剪定した枝や草刈り後の雑草・わらなども原料にできますが、原料の種類によって含まれる成分に違いがあります。そのため剪定・草刈り後のごみ処理を目的とした作り方であれば原料にこだわらなくてもよいですが、草木灰の効果を期待した作り方では原料選びが重要です。

ボタニ子

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次からも草木灰の作り方とおすすめ商品を紹介します!

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