ペニーロイヤルミントの虫除け効果とは？アリ・カメムシに効果がある？

ペニーロイヤルミントは種や苗を購入して育てます。しかし、ほかの種類のミントと比べて流通量が少なく、ホームセンターや園芸店などではなかなか手に入りにくいようです。近くのお店で売られていなかった場合は、ネットショップの利用をおすすめします。通販サイトや園芸ショップなどでは、苗や種が安価で扱われているため、手に入りやすいですよ。

3月ごろに植え付けると、5月には十分な大きさまで成長してくれます。植え付けには市販の培養土を使用するか、庭の土にハーブ用の土を混ぜて土作りをしてください。乾燥や日かげに強い反面、湿気の多い場所を嫌うため、地植えにする場合は水はけのよい場所に植え付けます。

ペニーロイヤルミントは日当たりがよい場所を好みますが、日陰や半日陰の場所でも十分育ちます。1日に2時間ほどの日照時間がある場所なら、問題ないでしょう。寒暖にも強い植物ですが、冬場は葉が黄色くなってしまうことがあります。冬越しの対策が必要なほどではありませんが、植え替えや植え付けをすると株が弱ってしまうため、寒い時期は避けてください。

鉢植えの場合は水切れを起こしやすいため、土が乾燥しているのを確認したら、たっぷりと水を与えてください。地植えでは定期的な水やりは必要なく、乾燥が気になる場合のみ行います。肥料を与えなくても十分育ってくれますが、株が弱って葉が黄色になっているときには、ハーブ用の肥料を使ってください。

株が大きくなり、葉が混みあっているようなら春先に植え替えます。余計な葉をカットして、市販の培養土を混ぜた土に植え替えましょう。放っておくとどんどん増えてしまうため、こまめにカットしたり植え替えたりすれば上手に管理できますよ。

ペニーロイヤルミントを増やしたい場合は、葉先から10cmほどの長さに切り取って土に挿しておくとよいでしょう。挿し芽にしたあとは水切れに注意しながら管理すれば、2週間ほどで根付きます。

ペニーロイヤルミントの特徴や防虫効果、育て方などを紹介しました。高い防虫効果をもっている植物ですが、活用するときは毒性と増えすぎに注意が必要です。育て方や管理の仕方をきちんと知っておけば、香りや効果を楽しめますよ。ガーデニング初心者でも簡単に育てられるため、ぜひチャレンジしてみてください。