バタフライピーとは
透き通る青い海のような美しいブルーのお茶やカクテル、熱帯の国からやってきたバタフライピーが使われていることをご存知でしょうか?どんな味がするのか気になる方も多いのではないでしょう。そんなバタフライピーについて詳しくご紹介します。
基本情報
植物名 | バタフライピー(クリトリア) |
科名 | マメ科 |
属名 | チョウマメ属 |
学名 | Clitoria ternatea |
英名 | バタフライピー(Butterfly pea) |
和名 | 蝶豆(チョウマメ) |
原産地 | タイ、東南アジア |
生え方 | 多年草(日本では1年草) |
名前の由来
バタフライピーは赤道に近い熱帯の国に生息する植物です。コバルトブルーの大きな花が蝶々“butterfly(バタフライ)”に似ていて、マメ科“Pea(豆)”なので、バタフライピーと名付けられています。タイ語では「アンチャン」と呼ばれ、食用や美肌づくりのために利用されていますよ。
植物としての特徴
バタフライピーはつる性のハーブ、原産地は東南アジアで暑さにとても強く、真夏につるを次々にのばして成長し、蝶のような青紫色の美しい花を多数つけます。日本の気温では越冬させることが難しく1年草として扱われます。
バタフライピーの育て方
育て方の基本情報
草丈 | 100~300cm |
日当り | 必要 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
植え方 | 鉢植え、地植え |
種まき時期 | 5月 |
肥料 | 6月 |
開花時期 | 6~10月 |
育て方①必要な環境
バタフライピーは日当たりと風通しのよい場所を好み、栽培の適温は20~30℃です。鉢植えの場合、土に小粒の赤玉土6に腐葉土4を混ぜます。地植えでは特に土質を選びませんが、水はけが悪ければ川砂や腐葉土を混ぜ込んでおくことをおすすめします。
育て方②種まき
バタフライピーの種まきの適期は5月。移植すると弱ってしまうので、直播きがおすすめです。種は固いのでナイフで傷をいれるか、コンクリートなどにこすりつけて表面を軽く傷つけると発芽しやすくなります。
育て方③肥料
鉢植えの場合は植え付け時に緩効性肥料を施します。地植えの場合は特に肥料を施す必要はありませんが、株の様子や開花状況を見ながら植え付け後1カ月以上が経ってから追肥を施しましょう。
育て方④水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水やりはたっぷりと、特に暑い時期は乾きやすいので注意が必要です。地植えでは、しっかりと根付いた後は水やりをする必要はありません。
育て方⑤間引き
1カ所に2~3粒をまいたら種が隠れる程度に薄く土で覆います。発芽し始めたら丈夫そうな芽を残して間引きましょう。鉢植えの場合では目安として直径24cmの7号鉢に3株程度です。
育て方⑥植え付け
苗を植え付ける場合には根を傷つけないように注意が必要です。苗はポットからそっと取り出して傷つけないように植え付けましょう。移植に弱く、1年草扱いの場合は植え替えの必要はありません。
育て方⑦誘引
バタフライピーはツル性の植物なので、つるがのびてきたら、支柱などに絡ませていきます。行灯仕立ての支柱、フェンスなどに這わせてグリーンカーテンにするのもおすすめです。定期的に誘引しながら管理しましょう。
育て方⑧敵芯
草丈が10cmを越えたら、茎の先端を摘み取って敵芯します。こうすることで下からわき芽が伸びだしてきます。敵芯を2度ほど繰り返すと、茎の数が増えボリュームが出るので、見た目に美しく、花数も増えます。