初夏の庭をいろどる花がきれいなハーブ10選!育て方のコツと楽しみ方をご紹介

初夏の庭をいろどる花がきれいなハーブ10選!育て方のコツと楽しみ方をご紹介

ハーブ栽培の楽しさは香りや食用、そしてクラフトに利用でき育て方も初心者向きのものが多くおすすめの園芸です。かれんな小花が多いハーブの中で、特に花がきれいなハーブをえらんで特性や育て方をご紹介いたします。初夏の庭をお好きなハーブの花で飾ってみませんか?

記事の目次

  1. 1.初夏の庭のハーブの花
  2. 2.①ポリジ
  3. 3.②カモマイル
  4. 4.③ヤロウ
  5. 5.④ナスタチウム
  6. 6.⑤マロウ(マロー)
  7. 7.⑥センテッドゼラニウム
  8. 8.⑦エキナセア
  9. 9.⑧オレガノ・ケントビューティー
  10. 10.⑨セイジ(セージ)
  11. 11.⑩ジャスミン
  12. 12.ハーブを楽しむ
  13. 13.まとめ

初夏の庭のハーブの花

ヘリオトロープ

見て美しく、料理やお茶にもつかわれるハーブですが、初夏の庭でとりわけ印象的なきれいな花をさかせるハーブを植えてみませんか?ハーブの花は小さめのものが多いのですが、ご紹介するのはインパクトあるハーブの花で庭植えも鉢植えもできます。

ハーブとは?

Photo byNennieinszweidrei

サフラン

ハーブという言葉はごく一般的につかわれています。料理やポプリなどの芳香剤やクラフトなどとても身近な植物となってきましたが、ハーブとは?と聞かれると漠然としてはっきりと説明がむずかしいと思います。ハーブとは日本語に訳すと「有用食物」です。

ハーブの「コレは誤解!」①ハーブというグループ

ハーブとよばれる植物にも一年草、多年草、球根、樹木とさまざま形態がありひとつのグループとは言えません。

ハーブの「コレは誤解!」②原産地は地中海

おなじみのラベンダーやローズマリーなどよく知っているハーブが地中海生まれが多いのですが、原産地はアジアやアフリカ、南北アメリカなど多方面です。

ハーブの「コレは誤解!」③肥料いらず・虫がつかない

たしかにハーブは強健な種類がおおく、やせた土地でもそだつものも多いですがきれいに育てるためには肥料などを必要とすることもあります。また環境が適していないと株がよわり病害虫の被害にあいます。

ハーブの「コレは誤解!」④乾燥につよい

地中海沿岸原産のハーブは乾燥につよいハーブが多いですが、原産地によっては生育環境の好みはちがいます。

ハーブの「コレは誤解!」⑤ハーブはすべて食用になる

ハーブはすべて食用になるとはかぎりません。香料や染料、薬用と用途はさまざまです。また、食用になる種類のハーブでも園芸種は、花をきれいに咲かせるために農薬処理をしていることが多いのです。食用に使用する場合は「無農薬」かを確かめましょう。

ハーブ栽培におすすめの環境

ハーブの花をきれいに咲かせるためには、原産地と同じような環境を整えることが重要です。乾燥を好むハーブの花の場合は日本の高温多湿をきらいますから、梅雨前に切り戻しの剪定をして蒸れないようにしたり、鉢植えで雨をよける場所で育てるとよいでしょう。

①ポリジ

ポリジは初夏に5弁のきれいな青い花を咲かせるハーブです。葉全体に剛毛が多く、アイスプラントの葉に似ています。本来は食用にもなるハーブですが、剛毛がなかなか日本人の口はあわないようです。花は青の他に赤紫色や白色の花の品種もあり、香りはきゅうりに似た青くさい香りがします。

基本情報

名称 ポリジ(コモン・ポリジ)
和名 ルリジサ
科名・属名 ムラサキ科・ルリジサ属
原産 地中海沿岸地域
形態 1年草
花色 青・赤紫・白
草丈 60~80cm
開花期 早春~初夏
用途 花の砂糖漬け・サラダ・観賞用

花の特徴

白花のポリジ:アルバ

5弁のくっきりとした星型の花で、初夏の庭に映えるきれいな花のハーブです。かわいい花の形をいかして、花の砂糖漬けやポリジの花をアイスキューブにするなどの楽しみもあります。花の期間が長いので、ぜひ初夏の庭で育てたいハーブです。イギリスのシングハースト城のホワイトガーデンにある白色のポリジ(アルバ)は有名です。

ポリジの育て方

ポリジは移植をきらうので鉢植えやプランター、または直まきで庭植えをして育てます。春まきは3月下旬ごろからで秋まきは9~10月にまき、温暖な地域でしたらロゼット状で冬越しをします。耐寒性は高いですが、高温多湿には弱いハーブです。梅雨前の切り戻し剪定で枝を透かすと蒸れがふせげます。

ボタニ子

ボタニ子

次ページからはカモマイルについて紹介します。

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②カモマイル

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