アップルミントとは
ペパーミントやスペアミントは料理やお菓子に使われていることもあり、名前を聞いたことがあることでしょう。アップルミントも、数あるミントの中の一種になります。ペパーミントなどのように、爽やかな香りをもった植物です。
アップルミントの基本情報
学名 | Mentha suaveolens |
科名 | シソ科 |
属名 | ハッカ属 |
和名 | 丸葉薄荷(マルバハッカ) |
原産地 | 南・西ヨーロッパ、西アジア |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
草丈 | 20cm~100cm |
アップルミントの花言葉
ミントの花言葉には、「美徳」「効能」というものがあります。この花言葉は、アップルミント特有の花言葉ではなく、約600種類もあるといわれる全てのミント共通の花言葉です。ミントの香りから得られるリラックス効果からできたのが、この花言葉だといわれています。
ミントの由来
学名にもある「Mentha(メンタ)」は、ギリシャ神話にでてくる女性の名前からきています。嫉妬により姿を変えらてしまったメンタは、草となってしまいました。その草がミントです。ミントがよい香りを放つのは、姿を変えられたメンタが「自分はここにいます」と知らせているからともいわれています。
アップルミントの特徴
アップルミントの香りは、ミント特有の爽やかな香りに加えて、りんごのような甘い香りもします。この香りをいかして、ミントティーはもちろんですが、お菓子の香り付けやサラダに使ったり、お酒に入れたりと楽しまれています。
葉の特徴
アップルミントの葉のかたちは丸く、表面にはうぶ毛のような細かな毛がたくさんついています。丸い葉のかたちから日本では、丸葉薄荷(マルバハッカ)とも呼ばれています。花の時期である6月~8月は、葉の香りが1年の中でもっとも強く感じられます。
ボタニ子
アップルミントは、ウーリーミントともよばれているのよ。ウーリーとは、綿毛のようなという意味なの。葉っぱのうぶ毛からきた名前ね。
花の特徴
花の時期には、葉の先端に白色や薄いピンク色をした4cm~9cmくらいの穂状の花をつけます。この時期はいつにも増して、アップルミントの香りが強く感じられることでしょう。
出典:写真AC