冬に咲く花の和名3選
想像力豊かな名前の数々は、花の種類が少ない冬だからこそ、咲いている花を楽しもうという気持ちの表れなのかもしれませんね。冬に咲く花の和名を3種類ご紹介します。
和名①篝火草(カガリビソウ)
篝火草はシクラメンの和名
篝火草は冬を代表する花のシクラメンの和名です。花姿が、篝火を焚いているように見えることから、このような名前をつけられたといわれています。きれいな花姿からは想像ができない、勇ましい名前ですね。
基本データ
学名 | Cyclamen persicum |
科名 | サクラソウ科 |
属名 | シクラメン属 |
原産国 | 地中海沿岸 |
草丈・樹高 | 20~50cm |
開花時期 | 10~4月 |
花色 | 赤、白、ピンクなど |
花言葉
シクラメンの花言葉は「内気」「はにかみ」「遠慮」などです。花が恥じらうようにうつむきがちに咲くことから、このような言葉が生まれたといわれています。
和名②香散見草(カザミグサ)
香散見草はウメの和名のひとつ
香散見草はウメの和名のひとつです。漢字の通り、香りがとてもよいことからこのように名づけられたといわれています。ウメには他にも「初名草(はつなぐさ)」「好文木(こうぶんぼく)」「風待草(かぜまちぐさ)」など、珍しい和名をたくさん持っています。
基本データ
学名 | Prunus mume |
科名 | バラ科 |
属名 | サクラ属 |
原産国 | 中国 |
草丈・樹高 | 300~500cm |
開花時期 | 2~3月 |
花色 | 白、赤、ピンク |
花言葉
ウメの花言葉は、「忠実」「気品」です。「忠実」は、大宰府に左遷された菅原道真の元に、大切に育ててきたウメの木が飛んできたという伝説が由来となっています。「気品」は、そのきれいな花姿にちなんでつけられたといわれています。
和名③猩猩木(ショウジョウボク)
猩猩木はポインセチアの和名
猩猩木は、クリスマスでもおなじみのポインセチアの和名です。あまり見ない、珍しい漢字の「猩猩」は、猿に似た姿をし、赤い体毛で、酒をよく飲むといわれている中国の伝説上の生き物のことです。その猩猩のように赤い色合いから、このように名づけられたといわれています。
基本データ
学名 | Euphorbia pulcherrima |
科名 | トウダイグサ科 |
属名 | トウダイグサ属 |
原産国 | メキシコ |
草丈・樹高 | 20~150cm |
開花時期 | 11~1月 |
花色 | 赤、白、紫など |
花言葉
ポインセチアの花言葉は、「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」です。冬の季節にぴったりのあたたかな花言葉ですね。
まとめ
普段よく知っている、有名な花でも、和名は知らなかったという方は多いのではないでしょうか。自分が好きな花の和名を調べてみるのもおすすめです。お気に入りの名前が見つかったり、由来を調べてみたりすると、好きな花がますます好きになりそうですね。