春の到来を実感する3月
3月はイベントが多い
日本の3月といえば冬と春の節目にあたる時期で、卒業式や送別会などが行われることが多い月ですね。新生活の準備や引っ越しで忙しい日々を過ごす方もいるでしょう。暖かくなりイベントが増えるこの季節、多くの植物が花を咲かせ始めます。
イベントといえば花束の出番!
3月は卒業式や送別会だけでなく、上旬には女の子の誕生と成長を祝うひな祭りやホワイトデーがありますね。3月下旬のお彼岸や桜を愛でるお花見は、この季節ならではのイベントです。イベントといえば花束の出番です。3月にふさわしい花で花束を作り、気持ちを込めて贈りましょう。
3月に咲く・咲いている花10選【①~⑤】
冬から春の節目の時期にあたる3月は、豪華で大きい花、可憐な小さい花と種類が豊富です。上手に組み合わせれば、とても素敵な花束や鉢植えが作れますよ。贈りたい相手にピッタリの花言葉があれば、それも添えて贈るのがおすすめです。
①ガーベラ
切り花だけでなく寄せ植えでも大人気
豊富な種類と華やかな雰囲気で人気のガーベラは、四季咲き性の植物で、春と秋の年2回咲く特徴を持っています。育てやすくて花つきもよいため、切り花だけでなくガーデニングでも人気が高いです。華やかながらほかの花や植物とのバランスが取りやすいことから、寄せ植えでもよく利用されています。
ガーベラの基本データ
学名 | Gerbera jamesonii Hybrid |
科名・属名 | キク科・ガーベラ属 |
原産地 | 南アフリカ |
草丈・樹高 | 10cm~80cm |
花色 | 赤、白、ピンク、黄、オレンジ、緑、複色 |
開花時期 | 四季咲き性、特に春(3月~5月)と秋(9月~10月)に多く咲く |
ガーベラの花言葉
ガーベラの代表的な花言葉は「希望」「常に前進」です。ガーベラの明るい花色と華やかな雰囲気に由来しています。色別の花言葉もあり、赤いガーベラが「神秘」「燃える神秘の愛」、白いガーベラが「希望」「律儀」、ピンクのガーベラが「崇高美」「感謝」、黄色いガーベラが「究極美」「親しみやすさ」、オレンジのガーベラが「神秘」「冒険心」です。
ガーベラといえばポジティブな花言葉が多いことでも有名です。花束や贈り物によく選ばれる理由のひとつですね。
ガーベラの花言葉まとめ
- 代表的な花言葉:「希望」「常に前進」
- 赤いガーベラの花言葉:「神秘」「燃える神秘の愛」
- 白いガーベラの花言葉:「希望」「律儀」
- ピンクのガーベラの花言葉:「崇高美」「感謝」
- 黄色いガーベラの花言葉:「究極美」「親しみやすさ」
- オレンジのガーベラの花言葉:「神秘」「冒険心」
②チューリップ
春の球根植物の代表格
春の季節を代表する花といえば、チューリップを挙げる人が多いでしょう。世代問わずに知られる有名な植物です。球根植物のなかでも種類・品種が多く、品種リストには5000を超える品種が登録されています。育てる場合、品種によって開花時期や草丈、花形などが異なるため、好みや栽培環境に応じて選びましょう。秋に球根を植えつけ、開花時期にあたる3月下旬~5月上旬まで管理するのが基本です。
チューリップの基本データ
学名 | Tulipa |
科名・属名 | ユリ科・チューリップ属 |
原産地 | 中央アジア~北アフリカ |
草丈・樹高 | 10cm~70cm |
花色 | 赤、白、ピンク、黄、オレンジ、緑、紫、黒、複色 |
開花時期 | 3月下旬~5月上旬(品種によって異なる) |
チューリップは開花時期が異なるの?
チューリップの品種は開花時期によって「早生」「中生」「晩生」の3つに分類されます。球根を購入する際は欲しい品種がどの種になるのか、事前に確認しておきましょう。庭に植栽している花木や草花の開花時期も考えて植えれば、より素敵に庭を演出できます。
早生種は「3月下旬~4月中旬」、中生種は「4月中旬~4月下旬」、晩生種は「4月下旬~5月上旬」です。
チューリップの花言葉
代表的な花言葉は「思いやり」です。色別に赤いチューリップには「愛の告白」「真実の愛」、白いチューリップには「失われた愛」、ピンクのチューリップには「愛の芽生え」「誠実な愛」、紫のチューリップには「不滅の愛」の花言葉がつけられています。また黄色いチューリップは「名声」、少し切ない「望みのない恋」の花言葉を持っています。
チューリップの花言葉まとめ
- 代表的な花言葉:「思いやり」
- 赤いチューリップの花言葉:「愛の告白」「真実の愛」
- 白いチューリップの花言葉:「失われた愛」
- ピンクのチューリップの花言葉:「愛の芽生え」「誠実な愛」
- 黄色いチューリップの花言葉:「望みのない恋」「名声」
- 紫のチューリップの花言葉:「不滅の愛」
③アネモネ
早春の季節を代表する花
アネモネは、花の少ない寒い季節に鮮やかな花をつける人気の花です。人と関わった歴史は古く、いろいろな神話や伝説に登場し、十字軍の遠征などによって世界に広まったといわれています。アネモネという名前は、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」が由来です。早春の風が吹くころに開花することから名づけられました。
アネモネの基本データ
学名 | Anemone coronaria |
科名・属名 | キンポウゲ科・イチリンソウ属(アネモネ属) |
原産地 | ヨーロッパ南部~地中海東部沿岸地域 |
草丈・樹高 | 15cm~50cm |
花色 | 赤、白、ピンク、青、紫、複色 |
開花時期 | 2月~5月 |
アネモネの花言葉
アネモネの代表的な花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」です。ネガティブな意味ばかりですが、赤いアネモネには「君を愛す」、白いアネモネなら「真実」「期待」「希望」というポジティブな花言葉がつけられています。紫のアネモネの花言葉も「あなたを信じて待つ」という前向きな花言葉です。赤いアネモネは愛の告白によく利用されています。
アネモネの花言葉はギリシャ神話が由来するようね。悲しい恋の有名な話があるんです…。
アネモネの代表的な花言葉はネガティブなものばかりだけど、色別の花言葉はポジティブなものが多いから花嫁のブーケにも利用されているよ。
アネモネの花言葉まとめ
- 代表的な花言葉:「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」
- 赤いアネモネの花言葉:「君を愛す」
- 白いアネモネの花言葉:「真実」「期待」「希望」
- 紫のアネモネの花言葉:「あなたを信じて待つ」
出典:写真AC