春の寄せ植えを作りましょう!
ホームセンターのグリーンコーナーや園芸店には、春になると一斉に草花の種類が増えてきます。春は新しい生活がスタートする季節でもあり、人をお迎えすることが多くなる時期です。一日の始まりを見守る玄関やエントランスを飾る、おしゃれな春の寄せ植えを作りましょう。
春の寄せ植えにおすすめの花とは?
春の寄せ植えに向くお花のポイント
- 花上がりがよく、長く楽しめること
- 病害虫に強く、丈夫で育てやすいこと
- 他の花と組み合わせやすいこと
3つのポイント以外にも、ふんわりとした小花系の花苗や、明るいライムグリーンのリーフ、ハーブ類を組み合わせるのも、春らしくおしゃれな雰囲気の寄せ植えになりますね。初心者の方には、6号鉢(直径18cm)で3〜4ポット、8号鉢(直径24cm)で6〜7ポットぐらいが選びやすく作りやすいでしょう。
病害虫対策も忘れずに!
寄せ植えにした草花には、月に1度殺虫殺菌スプレーをかけましょう。春になり気温も高くなってくると、害虫や病気の心配も高まります。特にアブラムシは、あっという間に植物を覆うほど増えてしまいます。病害虫を予防する効果もあるため、寄せ植え作りの仕上げに殺虫殺菌スプレーをひと吹きしておくと安心です。
初心者にもおすすめ!春の寄せ植え向きの花20選!
花が長く楽しめて丈夫で育てやすい、園芸初心者の方にもおすすめの品種を20種セレクトし、アイウエオ順にご紹介していきます。寄せ植え作りの参考になるよう、花色や草丈・開花時期を中心に情報を記載しています。玄関を飾る寄せ植えだけでなく、プランターや花壇の彩りなど、ガーデニングにも役立つでしょう。
ボタニ子
①アゲラタム
ふわふわした花が次々に上がって、5〜11月と開花時期が長いのが特徴です。アネモネのような大きな花とも、相性よく組み合わせられます。花色は紫・白で、草丈は20〜60cmです。梅雨前に剪定して、夏の蒸れ対策をしましょう。
②アネモネ
球根も花苗も人気のアネモネを寄せ植えでしっかりと咲かせるには、つぼみがついている時期は肥料を欠かさず与えましょう。咲き方など種類も多く、花色は紫・青・白・ピンク系・赤系です。草丈は30〜50cm、開花時期は3〜5月です。
③アメリカンブルー、エボルブルス
爽やかな小花が横に広がるタイプのため、ゆとりを持って植え付けましょう。花色は青、草丈は20〜30cmで、開花時期が長く5〜11月まで咲き続けます。鉢植えやハンギングがおすすめで、蒸れ対策として梅雨前に剪定して枝ぶりを整えます。
④オキザリス
明るい日差しでは花が開き、夜や雨の日は花を閉じる特徴があります。花色は紫・白・黄色・オレンジ・ピンク・赤系、草丈は10〜30cmです。秋冬咲きの開花時期は11〜2月ごろ、春咲きの開花時期は5〜6月ごろです。
⑤オステオスペルマム、アフリカンデージー
品種改良が進み複雑な色や咲き方の種類が楽しめる、鉢植え向きの品種です。花色は紫系・白・黄色系・オレンジ系・赤系など個性豊か、草丈は20〜50cmに成長します。開花時期は真夏を除く3〜11月までです。梅雨時期は軒下など雨の当たらないところに置きましょう。
⑥クリサンセマム・ムルチコーレ
庭植えでガーデニングも楽しめる、明るい黄色の花が咲きます。草丈は20〜30cm、開花時期は12〜5月ごろです。伸びすぎたら切り戻して整えましょう。やや乾かし気味に管理するのが育て方のポイントです。
⑦クレマチス(常緑・小輪タイプ)
つる性のクレマチスのなかでもオセアニア系の常緑性・小輪タイプが、特に春の寄せ植えに向いています。白花の「カートマニージョー」、黄色系の「ピクシー」、白緑系の「ペトリエイまたはペトレイ」の3品種は、3〜4月咲きで花つきもよくおすすめです。
おしゃれな春の寄せ植えにおすすめの花は、次のページでもご紹介!
花の紹介の後に、上手な寄せ植え作りのコツも教えちゃいますね!