イタリアンライグラスとは?牧草としての用途やネズミムギとの関係を紹介!

イタリアンライグラスとは?牧草としての用途やネズミムギとの関係を紹介!

イタリアンライグラスはヨーロッパ原産の牧草で、日本では雑草として広く認知されています。また、ネズミムギという雑草と関係の深い植物でもあります。この記事では、イタリアンライグラスとネズミムギの関係と、イタリアンライグラスの用途について見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.イタリアンライグラスとは
  2. 2.イタリアンライグラスの用途
  3. 3.イタリアンライグラスの特徴
  4. 4.イタリアンライグラスの代表的な品種
  5. 5.まとめ

イタリアンライグラスの特徴

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イタリアンライグラスは単に雑草というわけではなく、牧草や法面緑化などの使い方があることがわかりました。それでは、イタリアンライグラスにはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、イタリアンライグラスの特徴を2つ紹介します。

特徴①繁殖力が非常に強い

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1つ目の特徴は、繁殖力が非常に強いことです。イタリアンライグラスは河川敷や畑、空き地だけでなく、アスファルトの隙間まで、あらゆる場所で繁殖します。あっという間に広がってしまい、一度増えると手に負えません。そのため、田畑に侵入したイタリアンライグラスによって作物に被害が出ることもあります。また、希少な在来種の生存を脅かす可能性もあり、外来生物法によって要注意外来生物に指定されています。

特徴②硝酸態窒素が多い

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イタリアンライグラスの2つ目の特徴は、硝酸態窒素の含有量が多いことです。これは、イタリアンライグラスを牧草として使うときの大きなデメリットです。家畜が硝酸態窒素を多く食べてしまうと食欲不振やふらつき、場合によっては呼吸困難や突然死といった硝酸態中毒を引き起こしてしまいます。現在では品種改良によって硝酸態窒素の含有量の低い品種も開発されています。

イタリアンライグラスの代表的な品種

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最後に、イタリアンライグラスの代表的な品種を3つ紹介します。イタリアンライグラスは原産地のヨーロッパだけでなく、日本でも東北から九州の広範囲にわたって栽培されています。秋や冬に種を撒いて春に収穫されるため、夏作のトウモロコシと組み合わせて栽培される冬作飼料作物の代表です。

品種①ワセアオバ

ワセアオバはイタリアンライグラスの代表的な品種です。昭和45年に牧草として登録され、安定した収量があるのが特徴です。また、水分が少ないため、サイレージ発酵や干し草に適しています。

品種②タチワセ

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タチワセはピンと直立に立ち、倒伏性が高いことが特徴の品種です。倒れにくいため刈り取りが容易で、さらに干し草としても優秀です。春の生育が旺盛なため収穫量も多く、飼料用トウモロコシと組み合わせた作付け体系がとられます。

品種③タチユウカ

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タチユウカは、イタリアンライグラスのデメリットである硝酸態窒素が多いという点を克服した品種です。硝酸態窒素の含有量が低い、倒れにくく刈り取りやすい、乾きやすく調製しやすいといった特徴をもちます。イタリアンライグラスの品種のなかでは、牧草としての適性が特に高い品種です。

まとめ

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イタリアンライグラスは牧草や法面緑化に使われる植物ですが、日本では主にネズミムギという別名で、雑草として広く認知されています。繁殖力が非常に強いため、家庭菜園やガーデニングの際は注意が必要です。一方で、酪農家にとっては貴重な国産飼料として注目されている植物です。普段雑草と思っている植物でも、イタリアンライグラスのような使い方ができるものがあるかもしれません。

藤本一志
ライター

藤本一志

米農家です。果樹、野菜も多少経験しています。現場から学んだことをお伝えします!

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