10月5日の誕生花は?
10月5日の誕生花は「ユーコミス」
南アフリカを原産とする球根花、ユーコミスが10月5日(10/5)の誕生花です。7月~8月の開花期にたくましい花茎をぐんぐん伸ばし、星型の小さな花をたくさん咲かせます。先端に葉を茂らせる姿がパイナップルにも似ているため、「パイナップルリリー」という名前でも知られていますよ。
名前 | ユーコミス |
別名 | パイナップルリリー |
園芸分類・形態 | 球根・多年草 |
原産地 | 中央アフリカ、南アフリカ |
開花の時期 | 7月~8月 |
花の色 | 白、緑、ピンク、紫 |
暑さ / 寒さ | 強い / 普通 |
特徴 | 開花期が短い |
ユーコミスの特徴3選
まずはユーコミスの特徴について見ていきましょう。ギリシャ語を語源とする花名は、ユーコミスのユニークな花姿からつけられています。パイナップルリリーという英名もかわいらしいですね。堂々とした花言葉も古い歴史にちなんだもので、この花が古くから人類に親しまれていることがよくわかりますよ。
特徴①ギリシャ語を語源とする名前
「ユーコミス」という少し変わった発音の名前は、ギリシャ語を語源としています。「eu:十分」と「kome:髪」を組み合わせたもので、パイナップルのクラウン(冠芽)に似た苞(ほう)を豊かな髪の毛にたとえたネーミングです。また、同じくパイナップルに似ている花姿から、英語では「パイナップルリリー」と呼ばれていますよ。
特徴②ポジティブな印象の花言葉
ユーコミスの花言葉は「あなたは完璧」「あなたは完全」です。花茎のまわりに隙間なくつけたつぼみをすべて咲かせる、見事な花姿からイメージされました。相手の素晴らしさを称える、ストレートで前向きな花言葉ですね。丈夫で育てやすく、観葉植物としても人気があるので、ギフトにしても喜ばれますよ。
ユーコミスの育て方
ユーコミスは日光を好むので、よく日の当たる場所で育ててくださいね。基本的なポイントをおさえれば、初心者ガーデナーでも比較的簡単に育てられます。水やりや肥料、植え替えの手順などを、くわしく確認していきましょう。
育て方①栽培環境
ユーコミスは日光を好みます。1年を通して、日当たりのいい屋外で管理するといいでしょう。日陰では茎が間延びしてしまうことがあるため、しっかりと日照量を確保してくださいね。アフリカを原産とするため暑さにも寒さにも強く、育てやすい植物です。屋外での越冬も可能で、草丈も高くなるので、鉢植えよりも庭植えでの栽培がおすすめです。
育て方②水やり・肥料
ユーコミスを鉢植えで育てる場合、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。開花を終えた10月ごろから徐々に水を減らしていき、11月~3月は完全に水を断ちましょう。庭植えの場合も同様です。肥料は開花後~葉が枯れるまでの期間、液体肥料を月に1回与えます。市販のものを1000倍程度に薄めるといいでしょう。
育て方③植え替え
ユーコミスは根がよく伸びるので、鉢植えで育てていると根詰まりを起こしやすい植物です。鉢の底から根が飛び出して、水はけが悪くなったと感じたら、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。その際、緩効性の化成肥料を施すと成長が促進されますよ。適期は4月~5月です。
育て方④増やし方
ユーコミスは分球で増やせます。よく切れるナイフで球根を割り、それぞれ植え付けましょう。株が十分に大きくなったものを選んで行ってくださいね。また、種まきでも増やすことが可能です。花が咲く大きさになるまでは3年程度かかるので、のんびり気長に成長を待ちましょう。
10月5日の誕生花(ユーコミス以外)
10月5日の誕生花は、ユーコミス以外にもいくつかあります。ここではその中から、扇状に広がる葉が見応えのある「シュロ」と、春の終わりを告げるロマンティックな花、「ゴデチア」のふたつを見ていきましょう。どちらも素敵な花言葉を持つ、ギフトにぴったりの花ですよ。ちなみにそのほかにも、デルフィニウムやチョウセンアサガオ、ルドベキアなども10月5日の誕生花です。
10月5日の誕生花①シュロ
シュロ(棕櫚)は南国ムード満点の常緑樹です。晩春~初夏にかけて、まっすぐ幹を伸ばし、淡い黄色の花をまとまって咲かせます。花言葉の「勝利」は、古代オリンピックで優勝者にオリーブの冠とシュロの小枝が贈られたことにちなんでいます。観葉植物としても見応えがあり、ギフトにも人気です。「不変の友情」という花言葉もありますよ。
10月5日の誕生花②ゴデチア
ゴデジアは赤や紫、ピンク色などの明るい花色が印象的な10月5日の誕生花です。春の終わりに花を咲かせることから、英語では「Farewell to spring:春よさようなら」という名前で呼ばれています。紙細工のように薄い花びらが繊細な印象で、アレンジメントや花束などのギフトにも人気がありますよ。花言葉は「変わらぬ熱愛」「静かな喜び」です。
10月5日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、10月5日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日の吉田沙保里さんは、元女子レスリング選手です。世界大会で16連覇、個人戦206連勝というとてつもない偉業を成し遂げ、ギネス世界記録にも認定されました。「霊長類最強女子」の異名もインパクトがありますね。
10月5日の誕生石
10月5日の誕生石は「クリソベリル・キャッツアイ」。和名では「猫目石」という名前で親しまれています。「クリソベリル」という宝石の中央に、まるで猫の目のように細長い光(キャッツアイ効果)があらわれたものです。キャッツアイ効果自体は約50種類の宝石で見られますが、単に「キャッツアイ」と呼ぶ場合は、クリソベリルを指しています。ピアスやリング、ブレスレットなどで流通していて、女性へのギフトに人気です。
10月5日生まれの有名人
10月5日生まれ(星座はてんびん座)の有名人は、以下のような人々です。江戸生まれの武士である榎本武揚は、海軍中将としても知られる人物です。幕末には旧幕府軍の先頭に立ち、新選組の土方歳三とともに函館・五稜郭での戦いの指揮を取りました。
- 榎本武揚(武士)
- 田臥勇太さん(バスケットボール選手)
- 吉田沙保里さん(レスリング指導者)
10月5日の出来事・記念日
時刻表記念日
10月5日は「時刻表記念日」です。1894年、日本で初めての本格的な時刻表「汽車汽船旅行案内」が出版されたことにちなんでいます。これは「学問のすゝめ」で有名な福沢諭吉の発案で、イギリスの時刻表を参考にしたそうです。電車の発車時刻や運賃以外に、紀行文やエッセイなども掲載されていました。
味噌おでんの日
10月5日は「味噌おでんの日」でもあります。1994年のこの日に「田楽みそおでん」が発売されたことにちなんで、株式会社ヨコオデイリーフーズが記念日に制定しました。ちょうど10月は、コンビニやスーパーで、おでんの販売が増えてくる時期です。甘い味噌だれをたっぷりかけた味噌おでんは、寒い冬にぴったりのメニューですね。
まとめ
10月5日の誕生花、ユーコミスについてご紹介しました。ユーコミスは一輪でも抜群の存在感を誇り、インテリアショップや美容院などのディスプレイにも使われる花です。ユニークな花姿にくわえて日持ちもいいので、ギフトに贈っても喜ばれますよ。「あなたは完璧」「あなたは完全です」という花言葉も、潔さがあって素敵ですね。