7月12日の誕生花は?
7月12日の誕生花は「トケイソウ」
まるで時計のような花姿がユニークなトケイソウ(時計草)が、7月12日(7/12)の誕生花です。熱帯地域を中心に分布し、500種類ほどの仲間があります。花を観賞する園芸品種のほか、実を食べるために栽培する種類もありますよ。庭植えや鉢植えといった基本的な楽しみ方はもちろん、つる性の品種が多いため、緑のカーテンとしても利用できるのが魅力です。
名前 | トケイソウ(時計草) |
別名 | パッションフラワー |
園芸分類・形態 | 熱帯植物・多年草 |
原産地 | 熱帯アメリカ、オーストラリア、アジア |
開花の時期 | 5月~10月(品種による) |
花の色 | 赤、白、ピンク、黄色、紫 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 弱い~強い(品種による) |
特徴 | 開花期が長い、つる性 |
トケイソウの特徴3選
まずはトケイソウの特徴について、「名前の由来」や「花言葉」、「南国フルーツとの関係」を見ていきましょう。宗教的な花言葉がつけられているのは、トケイソウの見た目やそれにちなんだ言い伝えが関連しています。南国フルーツとして人気のパッションフルーツがトケイソウの仲間なのも、あまり知られていないことですね。
特徴①花の名前はユニークな見た目から
この花にトケイソウ(時計草)という名前がつけられているのは、ずばり花姿が時計に似ているからです。3つに分裂した雄しべが、まるで時計の長針と短針、秒針のように見えますね。また、英名の「パッションフラワー(Passion flower)」は、「受難の花」という意味です。これはトケイソウの花姿が、キリストの受難を示していることにちなんでいます。
特徴②宗教に関係した花言葉
トケイソウの花言葉は「聖なる愛」「信仰」「宗教的な情熱」です。おごそかで宗教的な雰囲気の言葉ばかりですね。これはトケイソウの花がかつて、キリスト教の布教に利用されていたことにちなみます。とある宣教師が「花姿が十字架にはりつけにされたキリストに似ている」と考えて、トケイソウの花を片手に人々にキリスト教の教えを説いて回ったそうですよ。
特徴③パッションフルーツもトケイソウの仲間
トケイソウの仲間には花を楽しむ品種のほかに、果実を食べる品種もあります。なかでも有名なのがクダモノトケイソウで、この花の果実は甘酸っぱくて栄養も豊富なパッションフルーツです。日本でも沖縄県や鹿児島県などの南のほうで栽培がさかんですね。生で食べるのはもちろん、ジュースやジャムなどの加工品も人気があります。