5月16日の誕生花は?
5月16日の誕生花は「ゼラニウム」
テンジクアオイ属の多年草、ゼラニウムが5月16日(5/16)の誕生花です。春~初夏に開花する一季咲きの品種と、環境があえば一年中開花する四季咲きの品種があります。開花時期のほかにも咲き方や花色、花の大きさもバリエーションに富んでおり、さまざまな楽しみ方ができる花です。育て方も簡単なので、ガーデニング初心者にも安心です。
名前 | ゼラニウム |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
開花の時期 | 3月~12月(品種による) |
花の色 | 赤、白、ピンク、深紅など |
暑さ / 寒さ | 普通 / やや弱い |
特徴 | 常緑性、育て方が簡単、開花期が長い |
ゼラニウムの特徴3選
ゼラニウムの特徴のうち、「独特の香り」と「育て方」、「名前の由来」の3つを見ていきましょう。独特の香りは虫よけのほか、古くは魔よけや厄よけの力もあるとして重宝されました。
特徴①独特の香りが虫よけに
多くの園芸品種を持つゼラニウムのなかには、葉に独特の香りを持つものがあります。少し青くさい香りを虫が嫌うことから、特にヨーロッパでは古くから「窓辺に飾る花」の定番として親しまれてきました。香りは品種によって異なり、「レモンゼラニウム」や「ローズゼラニウム」など、アロマオイルの原料になっている品種もあります。
特徴②育て方のポイントは「湿気」
ゼラニウムの育て方のポイントは、湿気です。ゼラニウムは雨に当たると葉や花が腐ってしまうため、特に長雨の時期には注意が必要です。鉢植えの場合は雨よけができる場所へ移動させ、庭植えの場合はこのタイミングで株の切り戻しを行うとよいでしょう。基本的には日当たりや風通しのよい場所を好みます。暖かく明るい室内で越冬すれば、冬でもかわいらしい花を見せてくれますよ。
特徴③名前の語源はギリシャ語
ゼラニウムという名前は、ギリシャ語の「ゼラノス」が語源です。「鶴」という意味を持ち、ゼラニウムの実が鶴のくちばしの形に似ていることから名付けられました。和名では「テンジクアオイ(天竺葵)」とも呼ばれています。天竺というのは、現在のインドのことです。江戸時代、はるか遠くの外国からやってきたという意味でつけられました。
ボタ爺
ボタニ子
実際の数はそうじゃなくても、たくさんあることを「万(よろず)」っていうのと同じ理論だね。
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「天竺」とついているけれど、実は実際にゼラニウムを日本に持ち込んだのはオランダなんじゃよ。