3月19日の誕生花は?
3月19日の誕生花は「ベロペロネ」
熱帯植物らしいあざやかな色の花を咲かせるベロペロネが、3月19日(3/19)の誕生花です。周年開花の性質が強く、冬に暖かい場所で管理すればほとんど一年中花を咲かせます。丈夫で育てやすく、寒さにも比較的強いため、関東地方よりも南なら屋外でも越冬が可能です。日光によく当てるとコンパクトに育ち、暗い場所では茎がつるのように伸びます。生育場所によって株姿が変わるため、好みにあわせて育て方を選ぶとよいですよ。
名前 | ベロペロネ |
別名 | コエビソウ(小海老草) |
園芸分類・形態 | 熱帯植物・多年草 |
原産地 | メキシコ |
開花の時期 | 5月~10月 |
花の色 | 赤、黄色、白 |
暑さ / 寒さ | 普通 / やや弱い |
特徴 | 開花期が長い |
ベロペロネの特徴2選
特徴①ギリシャ語を由来とする名前
「ベロペロネ(Beloperone)」という名前は、ギリシャ語の「belos :矢」と「perone:留め金」が語源です。重なり合った苞(ほう)の部分が矢のように見えることにちなみます。生花店では「ベロペロン」と呼ぶこともあるそうですよ。また、小エビのしっぽにも花姿がにていることから、「コエビソウ(小海老草)」という名前でも知られています。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
ベロペロネの花言葉は「思いがけない出会い」「可憐な人」「おてんば」「機知に富む」です。いずれもギフトにぴったりの、明るい印象の花言葉ですね。恋人はもちろん、友人や家族にも贈りたくなります。ギフトはユニークな形を活かした、カジュアルなアレンジメントがおすすめです。一風変わったフラワーギフトは、きっと印象に残りますよ。
ベロペロネの育て方
育て方①栽培環境
ベロペロネは日なた~日陰まで広く栽培が可能です。よく日に当てて育てるとコンパクトな姿のまま開花数も増えますが、夏に葉が傷みやすくなります。日陰で育てた場合は花付きが悪くなるかわりに、枝がつるのように伸びるのが特徴です。いずれの場合も、夏場の直射日光は避けられる場所で管理したほうがよいでしょう。霜にあてなければ屋外でも越冬します。庭植えの株を掘り上げたいなら、10月中に済ませるのがおすすめですよ。
育て方②水やり・肥料
ベロペロネの鉢植えは、表土が乾いてから水やりをします。生育期の乾燥を嫌うため、水切れには注意してくださいね。夏は朝夕の涼しい時間帯に、毎日水やりをするとよいですよ。庭植えで育てている場合は、基本的には水やりは不要です。自然に降る雨に任せましょう。肥料は春~秋の成長期に、三要素等量の肥料を置き肥します。よく開花しているときはたくさんの肥料が必要となるため、液体肥料も併用するのが一般的です。
育て方③植え付け・植え替え
ベロペロネは水はけのよい用土を好みます。市販されている草花用培養土か、赤玉土と腐葉土を配合したものを使いましょう。植え付けのときに有機物をすき込んでおくと、より成長が促進されます。根詰まりすると生育が衰えて、花付きが悪くなってしまいます。少なくとも2年に1回は、ひと回り大きな鉢に植え替えてくださいね。
3月19日の誕生花(ベロペロネ以外)
3月19日の誕生花は、ベロペロネ以外にもたくさんあります。ここではその中から、ポップな花姿が雑貨やアクセサリーのモチーフにも用いられる「チューリップ(ピンク色)」と、スズランに似た清楚な花が愛らしい「スノーフレーク」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、前向きな花言葉を持つ花ですよ。そのほかの誕生花には、「シダレザクラ」や「ドイツアザミ」があります。
3月19日の誕生花①ピンクのチューリップ
公園や小学校などの花壇でおなじみのチューリップ(ピンク色)も、3月19日の誕生花です。和名のウコンコウ(鬱金香)は、スパイスのウコンに似た香りがすることにちなみます。花言葉は色ごとにつけられていて、ピンクは「愛のめばえ」「誠実な愛」です。そのほか「愛の告白(赤)」「不滅の愛(紫)」「失われた愛(白)」などがあります。鉢植えやアレンジメント、ブーケなど、ギフトバリエーションも豊富ですよ。
3月19日の誕生花②スノーフレーク
スノーフレークはヨーロッパ中南部原産の多年草です。スズランによく似た花は純白で、花びらの先端に緑色の斑点があります。秋植えの球根花ですが、数年植えっぱなしでも毎年たくさんの花が咲きます。花言葉は「純粋」「純潔」「汚れなき心」など、イノセントな花姿にぴったりのものばかりですよ。小ぶりの鉢植えでプレゼントすると、真心が伝わりそうですね。
3月19日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月19日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日の後藤象二郎は、幕末~明治時代に活躍した政治家です。土佐藩(現在の高知県)の出身で、同郷の坂本龍馬とも面識がありました。世界的有名ブランドであるルイ・ヴィトンの鞄を、日本人で初めて購入した人物であるともいわれていますよ。
3月19日の誕生石
3月19日の誕生石は「バイカラー・クォーツ」です。名前のとおりバイカラー、つまり2種類のカラーを持つ水晶を指し、シトリンとアメジスト、あるいはクリアクォーツとアメジストといった組み合わせがあります。まるで夜明けの空のようなグラデーションが美しく、神秘的な魅力を持った宝石ですよ。流通量は少ないですが、ピアスやネックレスなどのアクセサリーは女性へのギフトにも人気です。
3月19日生まれの有名人
3月19日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はうお座、感受性が鋭い人が多いのが特徴です。そのセンスを活かした、芸術関係の仕事が向いているといわれていますよ。
- 後藤象二郎(政治家)
- ビビアン・スーさん(台湾のタレント、歌手)
- 市川実和子さん(女優、モデル)
3月19日の出来事・記念日
ミュージックの日
3月19日は「ミュージックの日」です。ミュー(3)ジック(19)で「ミュージック」の語呂合わせで、日本音楽家ユニオンが制定しました。日本の音楽文化や音楽家の現状についての理解を深める日として、全国各地でさまざまなキャンペーンが行われます。楽しいときも悲しいときも、音楽は人々の心に寄り添ってくれる存在ですね。
カメラ発明記念日
3月19日は「カメラ発明記念日」でもあります。1839年、フランス人のルイ・マンデ・ダゲールが世界初の写真機を発明したことが由来です。「ダゲレオタイプ」と呼ばれたこの写真機は、長時間露光させるために写真機の前でじっとしていなければなりませんでした。それでも思い出を形に残せるとして、大変な人気を集めたといわれていますよ。
ベロペロネで花壇を彩ろう
まるでエビのような色合いと形がユニークなベロペロネは、庭をにぎやかに彩る花です。熱帯植物でありながら寒さにもある程度は耐えられるので、ガーデニング初心者でも簡単に育てられますよ。群生させると小さなエビが仲良く泳いでいるようにも見えて、とても楽しい植物です。5月~10月と開花期が長く、季節をまたいでたくさんの花を楽しめるのも魅力的ですね。
出典:写真AC