3月25日の誕生花は?
3月25日の誕生花は「ゴールデンクラッカー」
キク科の常緑性低木、ゴールデンクラッカーが3月25日(3/25)の誕生花です。原種であるユリオプス・バージネウスの園芸品種で、スッと伸びた穂の先に黄色の小花をたくさん咲かせます。原産地は南アフリカです。1月~5月と開花期が長く、花壇を華やかに彩ってくれる花ですよ。砂丘や山の斜面、草原や道ばたなど、日当たりのよい場所を好んで自生します。
名前 | ゴールデンクラッカー |
別名 | ユリオプス・バージネウス |
園芸分類・形態 | 花木・低木 |
原産地 | 南アフリカ |
開花の時期 | 1月~5月 |
花の色 | 黄色 |
暑さ / 寒さ | やや弱い / やや弱い |
特徴 | 開花期が長い |
ゴールデンクラッカーの特徴2選
特徴①花姿にちなんだ名前
一般的に呼ばれているゴールデンクラッカーは、ユリオプス・バージネウスの愛称です。枝先に金色(ゴールド)の小花がまとまって開花するようすが、パーンとはじけるクラッカーに見えることから、この名前がつけられました。属名のユリオプスは、ギリシャ語の「euryps:大きな目を持つ」が語源です。花芯が大きな目のように印象的であることにちなんでいます。
特徴②祝福の場にふさわしい花言葉
ゴールデンクラッカーの花言葉は「心躍る」「明るい愛」「祝福」「美しい日々」です。いずれも前向きで明るい、お祝いのギフトにぴったりの花言葉ですね。恋人はもちろん、友人や家族、同僚にも贈りたくなるでしょう。ギフトはすらりとした花姿を活かした、小ぶりの鉢植えがおすすめです。ドライフラワーにしたものを、ユーカリやスターチスとあわせたスワッグやリースも素敵ですよ。
ゴールデンクラッカーの育て方
育て方①栽培環境
ゴールデンクラッカーの栽培には、日当たりや水はけのよい場所が適しています。高温多湿の環境はやや苦手のため、夏場に強い直射日光が避けられる場所がいいでしょう。庭植えでも育てられますが、耐寒性・耐暑性ともにあまり高くありません。夏や冬の管理を考えると、気温によって置き場所を調整できる鉢植えで育てるほうが安心ですよ。
育て方②水やり・肥料
ゴールデンクラッカーを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど不要です。自然に降る雨に任せ、極端に乾燥したときに水を与えましょう。鉢植えで育てる場合は、表土が乾いたらたっぷりと与えます。過湿は苦手な性質のため、水のやりすぎには注意してくださいね。肥料は元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜておきます。鉢植えは追肥として、緩効性化成肥料か液体肥料を施しましょう。
育て方③植え付け・植え替え
ゴールデンクラッカーの植え付けは、3月~5月、あるいは10月~11月が適期です。庭に植え付ける場合は、あらかじめ腐葉土を混ぜこみ水はけをよくしておきましょう。水はけに不安がある場所なら、高植えにするのが効果的です。鉢植えは根詰まりを起こしやすいため、2年に1回のペースで植え替えます。開花後の5月~6月と、10月ごろが適期です。庭植えの場合は、植え替えの必要はありません。
3月25日の誕生花(ゴールデンクラッカー以外)
3月25日の誕生花は、ゴールデンクラッカー以外にもたくさんあります。ここではその中から、花の中でも特に知名度の高い「バラ」と、エキゾチックな色合いが魅力的な「アルストロメリア」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも贈りものの定番といえる、とても華やかな花ですよ。そのほかの誕生花には、「アザレア」や「トサミズキ」「ハナカイドウ」などがあります。
3月25日の誕生花①バラ
ギフトの王道「バラ(薔薇)」も、3月25日の誕生花のひとつです。カラーバリエーションが豊富で生花店での扱いも多く、入手しやすいのも魅力ですね。花言葉は花色ごとにつけられたもののほか、「ひとめぼれ(1本)」「あなたは完璧(10本)」「結婚してください(108本)」など、束ねる本数ごとのものも存在します。渡す相手やシーンにあわせて、伝えたい気持ちにぴったりのギフトに仕立てられますよ。
3月25日の誕生花②アルストロメリア
アルストロメリアは南アメリカ原産の球根花です。約50種類の仲間を持ち、日本には大正時代に入って伝えられました。赤、ピンク、オレンジなどのあざやかな花色が特徴で、花言葉もそれぞれにつけられています。「さいわい(赤)」「気配り(ピンク)」「凛々しさ(白)」など、いずれもポジティブでギフトにふさわしいフレーズですよ。ブーケやアレンジメントは、とてもゴージャスな雰囲気です。
3月25日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、3月25日にゆかりのあるものを紹介しましょう。今日が誕生日の樋口一葉(ひぐち いちよう)は、明治時代に活躍した女流作家です。24歳の若さで亡くなったため執筆期間は1年あまりでしたが、「たけくらべ」「十三夜」「にごりえ」など多くの名作を残しました。2004年からは、肖像が五千円紙幣の表面に採用されています。
3月25日の誕生石
3月25日の誕生石は「ピンク・ジルコン」です。ジルコンは屈折率が非常に高いことが特徴で、ダイヤモンドの代わりに使われるほどのきらめきを持ちます。キラキラとした輝きは、小粒でも抜群の存在感です。濃いピンク色から淡いピンク色まで色合いもさまざまで、好みやシーンにあわせて選べます。女性へのギフトにもおすすめですよ。
3月25日生まれの有名人
3月25日生まれの有名人(星座はおひつじ座)には、以下のような人々がいます。大阪府出身の織田信成さんは、元フィギュアスケート選手です。2000年代~2010年代にかけて活躍し、バンクーバーオリンピックでは7位入賞を果たしました。
- 樋口一葉(小説家)
- はいだしょうこさん(歌手、女優)
- 織田信成さん(フィギュアスケーター、タレント)
3月25日の出来事・記念日
電気記念日
3月25日は「電気記念日」です。1878年、日本で初めて電灯が灯ったことを記念して制定されました。東京・銀座木挽町に開設された中央電信局の開局祝賀会が、工部大学校(現:東京大学工学部)で開かれ、その式場に点灯された50個のアーク灯が日本初の電灯です。
大塩平八郎の乱
1837年3月25日は、「大塩平八郎の乱」が起きた日です。儒学者の大塩平八郎(おおしお へいはちろう)と、その門人が江戸幕府に対して起こした反乱行動のことで、ききんに喘ぐ一般市民たちの苦しみを訴えたものでした。挙兵はたった半日で鎮圧されてしまいましたが、影響力を持つ大塩平八郎が反乱を起こした事実は、人々に大きな衝撃を与えたといわれます。
ゴールデンクラッカーで庭をにぎやかに
ゴールデンクラッカーは冬~春にかけて明るい黄色の花を咲かせる、とても愛らしい花です。濃いグリーンの葉とのコントラストもあざやかで、名前のとおりクラッカーがはじけたように見えます。日本の環境への適応性はやや低めですが、ポイントを押さえて栽培すればガーデニング初心者でも栽培は可能です。開花期が長く、季節をまたいで花を楽しめるのも嬉しいですね。
出典:写真AC