花が多く育てやすいのがゴデチア
花がとても多く咲くことで有名なゴデチアは、庭先などでも育てられていることが多いです。さまざまな色があるため、飾っておくだけでもきれいな景色を演出してくれます。今回は、そんなゴデチアの育て方について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴデチアとは
ゴデチアの育て方や増やし方について解説する前に、まずはゴデチアの基本情報や品種をご紹介します。ガーデニングで人気があるゆえに、ゴデチアが実際にはどんな植物なのかを知らない人もいるかもしれません。ゴデチアについて詳しく紹介していきます。
原産国
元々の原産国はアメリカで、カリフォルニアに多くみられるのがゴデチアです。北米原産の植物ですが、名付けたのはスイスの植物学者とされています。北米を始めとした広い地域で確認できるゴデチアですが、育てやすさから多くの国で愛されている植物なのです。
名前
植物にはさまざまな名前を持っているものが多いですが、ゴデチアにも同じくいくつか名前がつけられています。
学名
ゴデチアの正式な学名は、フトモモ目アカバナ科サンジソウ属ゴデチアです。そのため、分類上の仲間としてはツキミソウなどと同じ植物といえるでしょう。ツキミソウは川辺や道端でもよく見られる花ですが、ゴデチアも道に根付いていることがあるため、同じように見ることもよくある植物といえるでしょう。
和名
日本でもゴデチアという名前は多く使われていますが、和名はしっかりと定められています。和名は、色待宵草(いろまつよいぐさ)とされており、夕方に花が咲くことからきているとされています。和名を聞かれたときは、色待宵草と教えられるように覚えておきましょう。
別名
和名には、別名として大輪待宵草というものもあり、ゴデチアの特徴をよく捉えた名前になっっています。また、アカバナ科ということもあって、アカバナと呼ばれることもあるようです。ゴデチアにはさまざまな品種があり、色も鮮やかですが、赤い花もあるためお似合いの名前といえるでしょう。
品種
ゴデチアは、さまざまな品種が確認されている植物であり、それぞれ色の特徴が違います。次は品種について紹介するので、色の特徴を見分けられるようにしてみてください。
サティン
サテンとも呼ばれる、ゴデチアの代表的な品種の一つです。約5cmの花をつけ、最も見ることの多い品種でもあります。ゴデチアの中でもやや小さい品種となるため、少しだけ栽培してみたいという人にはおすすめです。
ドワーフ
ドワーフと名付けられるほど、丈の小さい品種です。約20cmほどしか縦に伸びないため、こじんまりとした栽培が好きな人にもおすすめの品種でもあります。プランターなどで育てるときれいに飾りやすいので、ぜひ育ててみてください。
ジューン
縦に伸びやすい品種であり、背丈の高いゴデチアです。その高さは50cmを越えるほどであり、花も多くつけることになります。ゴデチアの中でもかなり大きなサイズに育つので、庭に植えておけば見栄えがとてもよくなるでしょう。