5月24日の誕生花は?
5月24日の誕生花は「スズラン」
純白の花で春を知らせるスズランが、5月24日(5/24)の誕生花です。ベルのような形の花とふっくらとした葉が印象的で、イラストやアクセサリーのモチーフにも多く使われています。主に栽培されているのはヨーロッパ原産のドイツスズランと呼ばれる品種です。栽培が難しく流通もほとんどありませんが、「君影草」という別名を持つ日本原産のスズランもありますよ。
名前 | スズラン(鈴蘭) |
別名 | 君影草 ※日本原産の品種 |
園芸分類・形態 | 草花、山野草・多年草 |
原産地 | ヨーロッパ、東・北アジア |
開花の時期 | 4月~5月 |
花の色 | 白色 |
暑さ / 寒さ | やや弱い / 強い |
特徴 | 耐寒性が強い、開花期が短い、日陰でも育つ |
スズランの特徴4選
まずはスズランの特徴について見ていきましょう。かわいらしい花姿を見ているだけでも癒されそうですが、歴史や性質を知ると、よりスズランの魅力が増しますね。ご紹介する特徴は「名前の由来」「花言葉」「スズランの日」「毒性」の4つです。
特徴①花姿にちなんだ名前
スズランは漢字で「鈴蘭」と書きます。名前の由来は字のとおり、花が鈴のように見えるからです。英語では「Lily of the valley:谷間のユリ」と呼ばれていますが、こちらも谷間に自生するようすがユリのように美しいことにちなんでいます。実際にはユリ科の植物ではありませんが、白く清楚な姿はユリに通じるところがありますね。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
スズランの花言葉は、とてもロマンチックで前向きなものばかりです。春の訪れの象徴であることからつけられた、「しあわせが再び訪れる」という花言葉がもっとも有名でしょう。老若男女問わず、大切な人へギフトとしてスズランの花を贈りたくなる花言葉といえます。そのほかにも、ヨーロッパで聖母マリアの花とされていることが由来の「純潔」「純粋」という花言葉もあります。
特徴③フランス発祥の「スズランの日」
素敵な花言葉を持つスズランは、ギフトとしても人気の高い花です。特にヨーロッパでは古くからスズランを贈る風習があり、フランスが発祥の「スズランの日」というイベントもあります。愛する人とスズランを贈りあうというもので、日付は毎年5月1日。近年では日本でも、フラワーショップを中心に定着しつつあるイベントです。
特徴④強い毒性に注意
とてもかわいらしい花であるスズランですが、実は強い毒性を持ちます。野草と間違って食べてしまい、救急搬送される事故が毎年起こっていますので、取り扱いには注意しましょう。葉や花、根など全体に毒があり、スズランを活けた花瓶の水にも毒が溶け出します。人間の誤食に注意するのはもちろん、犬や猫といったペットがなめてしまわないように気をつけてください。
次のページでは育て方を見ていきましょう。