3月20日の誕生花は?
3月20日の誕生花は「紫色のチューリップ」
春を代表する花・チューリップ(紫色)が、3月20日(3/20)の誕生花です。シンプルで美しい花姿で、世界中で愛されています。日本でも学校の授業で育てたり、パブリックスペースで栽培されたりしますね。人気があるため品種改良も非常に活発で、その数は5,000種類を超えるほどです。開花の時期や来歴、花姿などによって、15の系統に分類されていますよ。
名前 | チューリップ |
別名 | ウコンコウ(鬱金香) |
園芸分類・形態 | 球根・多年草 |
原産地 | 中央アジア~北アフリカ |
開花の時期 | 3月~5月(開花期間は2週間程度) |
花の色 | 赤、白、黄色、ピンク、オレンジ、紫など |
暑さ / 寒さ | 休眠期 / 強い |
特徴 | 育て方が簡単、夏場は休眠する |
チューリップの特徴2選
特徴①名前の由来はペルシャ語
チューリップの学名である「Tulipa」の語源は、ペルシャ古語の「tulipan:ずきん」です。チューリップの重なった花びらが、ターバンに似ていることからこの名前がつけられました。また、あまり一般的ではありませんが、日本では「ウコンコウ(鬱金香)」とも呼ばれています。こちらはチューリップの香りが、ウコンに似ていることが理由です。
特徴②ロマンティックな花言葉
チューリップは花色ごとに花言葉があるのが特徴です。今日の誕生花である紫色には、「不滅の愛」という力強い花言葉がつけられています。濃いピンク色や白などの花とあわせてアレンジメントを作れば、シックなギフトになりますね。そのほかの花色の「愛の告白(赤)」「誠実な愛(ピンク)」も、ギフト向けのフレーズです。「失われた愛(白)」「望みのない恋(黄色)」などはネガティブなので、単体での贈りものには向きません。
チューリップの育て方
チューリップは寒さにも強く、ガーデニング初心者でも育てやすい球根花です。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、育て方のポイントを順番に見ていきましょう。春の陽射しをいっぱいに浴びるチューリップは、見ているだけで明るい気持ちになりますね。
育て方①栽培環境
チューリップは日光を好みます。よく日の当たる、水はけのよい場所で育てましょう。庭植え・鉢植えのいずれの場合も、市販されている草花用培養土に、腐葉土やたい肥、苦土石灰をすき込んでおくと生育が促進されますよ。連作は避けたほうが安心です。
育て方②水やり・肥料
チューリップを庭植えで育てるときには、基本的には水やりは不要です。球根の植え付けのときと、日照りが続いて極端に乾燥したときだけ水を与えればよいでしょう。鉢植えは表土が乾いたら、その都度たっぷりと水やりをします。肥料は元肥として、緩効性化成肥料(三要素等量)を混ぜておきます。12月中旬に、同じ内容で追肥をするのがおすすめです。
育て方③植え付け・植え替え
チューリップの球根は、10月中旬~11月中旬が植え付けの適期です。庭植えは深さ・間隔いずれも球根2個分とします。小さな球根であれば、間隔は1個分でもよいでしょう。鉢植えで育てるときや、花の見栄えを重視して来年の球根を取らないときは、密植してもかまいません。
3月20日の誕生花(チューリップ以外)
3月20日の誕生花は、チューリップ以外にも複数あります。白く可憐な花を咲かせ、フルーツとしても人気の高い「イチゴ」や、ゴージャスな咲きぶりでウェディングシーンにも活躍する「ラナンキュラス」もそのひとつです。それぞれの特徴や花言葉について、順番に紹介します。どちらもギフトにぴったりの、素敵な花言葉を持っていますよ。
3月20日の誕生花①イチゴ
甘酸っぱい実が人気のイチゴ(苺)は、早春に白くかわいらしい花を咲かせます。食用とされているのは「花床(かしょう)」という部分で、実際の果実は種に見える黒いつぶつぶです。花言葉は「幸福な家庭」「あなたは私を喜ばせる」というとてもしあわせなフレーズが並びました。小ぶりの鉢植えでプレゼントして、花と実の両方を観賞して楽しみたいですね。
3月20日の誕生花②ラナンキュラス
繊細な花びらが幾重にも重なりゴージャスな印象のラナンキュラスも、3月20日の誕生花のひとつです。1輪でも抜群の存在感を誇り、花嫁のブーケや装花にも人気があります。花言葉は色ごとにつけられていて、「あなたは魅力に満ちている(赤)」「優しい心づかい(黄色)」「純潔(白)」などが代表的なものです。恋人はもちろん、友人や家族にも贈りたくなるフレーズですね。
3月20日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、有名人など、3月20日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日のセルゲイ・ラフマニノフは、ロシアの作曲家・ピアニストです。教会音楽やロシアの民謡に影響を受けた重厚で抒情的なメロディは、現在でも多くの演奏家の心を掴んでいます。フィギュアスケーターの浅田真央さんが演技に使用した楽曲「鐘」が特に有名ですね。
3月20日の誕生石
3月20日の誕生石は「ドラゴン・パール」です。分類上は真珠ですが、一般的に知られているきれいな球体のものとは異なり、いびつな形をしています。その形がドラゴンの爪や牙を連想させることから、このような名前がつきました。個性的な形はひとつとして同じものがなく、すべてが一点ものです。アクセサリーやアート作品などが作られており、ギフトにもおすすめの宝石ですよ。
3月20日生まれの有名人
3月20日生まれ(星座はうお座)の有名人には、以下のような人々がいます。福島県出身の佐藤安太は、日本を代表する実業家です。おもちゃメーカー・タカラ(現:タカラトミー)の初代社長として知られ、「おもちゃの王様」という異名を持っていますよ。
- セルゲイ・ラフマニノフ(ロシアの作曲家、ピアニスト)
- 佐藤安太(実業家)
- 阿部慎之助さん(元プロ野球選手)
3月20日の出来事・記念日
上野動物園開園記念日
3月20日は「上野動物園開園記念日」です。1882年、日本で初めての近代動物園として、東京・上野に上野動物園が開園しました。ジャイアントパンダやキリン、ホッキョクグマなど、バラエティーに富んだ400種類以上の動物を展示しています。美術館や公園もすぐ近くにあり、一日中滞在していても飽きないスポットですね。
電卓の日
3月20日は「電卓の日」でもあります。1974年のこの日、日本の電卓の生産数が年間1,000万台を突破したことが由来です。ちなみに国産初の電卓は、1964年3月18日にシャープが発売しました。ちょうど10年で、1,000万台の大台を突破したのですね。
春の花壇にはチューリップの花を
アクセサリーや雑貨のモチーフとしてもよく使われるチューリップは、日本人にとても馴染みの深い花です。ブーケやアレンジメントなどのフラワーギフトは、明るくカジュアルな雰囲気がありますね。また、開花時期によって「早生種」「中生種」「晩生種」の3種類に分類されるのも特徴です。ひとつの花は2週間程度で終わってしまいますが、開花時期の違う品種を寄せ植えすれば、3月~5月の長い期間で花を楽しめますよ。
出典:写真AC