10月24日の誕生花は何?花言葉や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

10月24日の誕生花は何?花言葉や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

10月24日の誕生花は、紫色の花と真っ赤な苞(ほう)があざやかな「パボニア」です。花名の由来や花言葉といった特徴や、くわしい育て方について解説します。パボニア以外の誕生花や誕生石、この日に生まれた有名人など、10月24日にゆかりのあるものも学んでいきましょう。

記事の目次

  1. 1.10月24日の誕生花は?
  2. 2.パボニアの特徴2選
  3. 3.パボニアの育て方
  4. 4.10月24日の誕生花(パボニア以外)
  5. 5.10月24日にゆかりのあるもの
  6. 6.まとめ

10月24日の誕生花は?

10月24日の誕生花は「パボニア」

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

紫色の花と、そのまわりに広がる真っ赤な苞(ほう)があざやかなパボニアが、10月24日の誕生花です。100種類ほど分布する仲間のうち数種類が、ガーデニングシーンで利用されています。ハイビスカスの近縁種らしい、暖かい国の雰囲気漂うとても華やかな花ですよ。濃いグリーンの葉も立派で美しく、非常に見応えがあります。

名前 パボニア
別名 ケルメシアナ
園芸分類・形態 熱帯植物・低木
原産地 ブラジル
開花の時期 4月~10月
花の色
※赤い苞(ほう)が目立つ
暑さ / 寒さ 普通 / 弱い
特徴 開花期が長い、日陰でも育つ

パボニアの特徴2選

Photo by wallygrom

パボニアという花名は、植物学者の名前にちなんだものです。原産地のブラジルではなく、ヨーロッパの人物である点が興味深いですね。花を包みこむように広がる萼(がく)や苞が印象的で、そのイメージは花言葉にも影響を与えていますよ。個性的な花姿は、まわりと差をつけたいときのギフトにもぴったりです。

特徴①花の名前は植物学者から

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

パボニア(Pavonia intermedia)という名前は、スペインの植物学者であるホセ・アントニオ・パボンにちなんでいます。彼とこの花との関係については定かではありませんが、自分の名前が花名になるのは、植物学者としてとても名誉なことですね。「intermedia」というのは「中くらいの大きさ」という意味で、こちらは花の大きさが由来でしょう。

特徴②優しい雰囲気の花言葉

Photo by Rexness

パボニアの花言葉は「慎重」です。これはパボニアの花姿が、長く突き出す花柱を萼や花弁で守っているように見えることにちなんでいます。また、細長い苞に花が包まれているように見えることからつけられたのが、「安堵」というもうひとつの花言葉です。どちらも包容力を感じる、優しい花言葉ですね。「見守っているよ」「安心していいよ」という気持ちをこめて、ギフトとして贈ってはいかがでしょうか。

パボニアの育て方

Photo by alexlomas

パボニアは暑さに強く、日照量の少ない場所でもよく開花する丈夫な花です。ガーデニング初心者にも、扱いやすい花といえるでしょう。開花期が長いのも特徴で、春~秋にかけての長期間、個性的な花姿を楽しめますよ。栽培環境や水やり、植え替えなど、くわしいポイントを順番に解説していきましょう。

育て方①栽培環境

Photo by tyoro

パボニアは日なた~半日陰まで広い範囲で栽培が可能です。基本的には日光を好みますが、夏場は直射日光の当たらない涼しい場所に移動させたほうが、蒸れが防止されて傷みづらいでしょう。鉢植えで育てる場合、冬場は屋内に入れます。明るく暖かい場所で管理し、温度を5℃以上に保って越冬させましょう。

育て方②水やり・肥料

Photo byannawaldl

パボニアは表土がしっかり乾いたのを確認してから水やりをします。過湿にすると立ち枯れしてしまうので、注意が必要です。冬場は成長が鈍るため、やや乾かしぎみに管理してくださいね。肥料は春~秋の成長期に置き肥を行いましょう。開花が盛んな時期は、リン酸分が多めの液体肥料を週1回のペースで併用するのもおすすめですよ。

育て方③植え付け・植え替え

Photo byPexels

パボニアは水はけのいい土を好みます。赤玉土と腐葉土を配合した土がいいでしょう。市販されている培養土を使うのも便利です。植え替えは2年に1回のペースで行い、時期は4月~7月が適しています。過湿が苦手なので、株に対して大きすぎる鉢を使うのは避けてくださいね。4月~5月に切り詰めを行えば、鉢のサイズを変えずに植え替えが可能ですよ。

育て方④剪定

Photo byCarlottaSilvestrini

枝が伸びすぎたパボニアは、剪定を行って樹勢を整えます。春の植え替えのときか、越冬前の10月ごろ、草丈の半分程度まで切り詰めるといいですよ。新芽にアブラムシやカイガラムシなどの害虫がつきやすいので、あわせてチェックすると安心です。剪定で風通しをよくすることが、害虫の予防にもつながります。

10月24日の誕生花(パボニア以外)

Photo by iyoupapa

パボニア以外にも、10月24日を誕生花とする花はいくつもあります。今回はその中から、日本人の生活に深く根付いている早春の花「ウメ」と、あざやかな花色で見る人を元気にする「クロッサンドラ」について見ていきましょう。どちらもポジティブな花言葉を持つ、ギフトにぴったりの花ですよ。

10月24日の誕生花①ウメ

Photo byHeungSoon

ウメ(梅)は真冬に凛とした花を咲かせ、うっとりするような香りで人々に春の訪れを感じさせる花です。現在では春の花といえばサクラのイメージが強いですが、かつてはサクラよりもウメのほうが人気があったといわれています。花言葉は「上品」「高潔」「忍耐」などの全体に共通するもののほか、「あでやかさ(紅梅)」「気品(白梅)」という花色ごとのものもつけられていますよ。

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10月24日の誕生花②クロッサンドラ

Photo by Hafiz Issadeen

クロッサンドラは熱帯原産の多年草で、オレンジ色の花を咲かせます。耐暑性はありますが寒さに弱く、日本では一年草として扱われることがほとんどです。あざやかな花色から、「サマーキャンドル(夏のろうそく)」という別名を持っていますよ。花言葉は「友情」「仲良し」。親しい友人にギフトとして贈りたくなる、ビタミンカラーのかわいらしい花です。

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10月24日にゆかりのあるもの

Photo bymajgot

最後に誕生石や記念日など、10月24日にゆかりのあるものをご紹介しましょう。今日が誕生日の山本鼎(やまもと・かなえ)は、愛知県岡崎市出身の版画家です。「漁夫」「ブルトンヌ」などの代表作で将来有望な版画家として注目され、大正デモクラシーの先駆者のひとりとしても数えられています。

10月24日の誕生石

Photo bylm2859

10月24日の誕生石は「インディゴライト」です。鉄を含み、さわやかな青色をしているトルマリンのことを指します。見る角度によって違った色調に見える「多色性」を持ち、加工の方法で雰囲気ががらりと変わるのが特徴です。ブレスレットやピアス、リングなどのアクセサリーで流通していて、女性へのギフトにも大変人気の宝石ですよ。

10月24日生まれの有名人

Photo bycandidlydana

10月24日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座は今日からさそり座、なにかひとつに熱中し、コツコツ継続する力を持っている人が多いといわれていますよ。

  • 島津久光(幕末の政治家)
  • 山本鼎(洋画家、版画家)
  • 木村カエラさん(モデル、歌手)

10月24日の出来事・記念日

Photo bywir_sind_klein

暗黒の木曜日(ブラック・サーズデー)

10月24日は「暗黒の木曜日(ブラック・サーズデー)」です。1929年のこの日、ニューヨークの株式取引所で株価が大暴落したことにちなみます。これが歴史的にも有名な、「世界恐慌」のきっかけです。24日は取引が開始して1時間ほどの間に株価が急激に下落し、それを不安に思った人々が一斉に売りに出しました。その5日後の10月29日にも取引開始と同時に売りが殺到し、こちらは「悲劇の火曜日」と呼ばれています。

まとめ

Photo by iamNigelMorris

南米らしい陽気な雰囲気のパボニアは、あざやかな色合いが目を引く花です。一株でも抜群の存在感を放ち、庭や玄関先の印象をがらりと華やかなものに変えてくれますよ。濃いグリーンの葉と真っ赤な苞のコントラストは、見ていると元気になれそうですね。多少薄暗い場所でもすくすく成長するので、扱いやすいのも嬉しいポイントです。「慎重」「安堵」といった優しい花言葉を持ち、ギフトにも適していますよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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