1月27日の誕生花は?
1月27日の誕生花は「キンカン」
中国原産の果樹、キンカンが1月27日(1/27)の誕生花です。夏に白く清楚な花を咲かせたあと、10月ごろに黄金色の小さな果実をつけます。見た目が華やかで果実の栄養価も高いので、庭に一本あると非常に重宝する果樹です。果実は皮ごと甘露煮やはちみつ漬け、ドライフルーツなどに加工して食べます。生食でもおいしいですよ。
名前 | キンカン(金柑) |
別名 | キンキツ(金橘) |
園芸分類・形態 | 果樹・低木 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 7月~8月 |
花の色 | 白 |
暑さ / 寒さ | 強い / 普通 |
特徴 | 常緑性、耐暑性がある |
キンカンの特徴2選
特徴①見た目にちなんだ名前
キンカンはミカンの仲間です。ミカンが甘い蜜の入った柑橘類であることから「蜜柑」という漢字があてられたように、金色の美しい実をつけるキンカンには「金柑」という字がつけられました。つやつやとした実が太陽の光を浴びて金色に輝くようすは、とても華やかで素敵ですね。同様の理由から、「キンキツ(金橘)」とも呼ばれていますよ。
特徴②優しい印象の花言葉
キンカンの花言葉は「思い出」「感謝」です。甘酸っぱい果実の味が、青春の思い出をイメージさせることからこのようなフレーズがつけられました。恋人にあてたギフトはもちろん、友人や家族へのギフトにもぴったりですね。小さな鉢植えでプレゼントすれば、可憐な花にかわいらしい実と、季節ごとに異なる姿を観賞できますよ。
キンカンの育て方
育て方①栽培環境
キンカンは日光を好みます。庭植え・鉢植えいずれの場合も、よく日の当たる風通しのよい場所を選びましょう。適しているのは、水はけ・水もちのいい土です。この条件さえ満たせれば、土はあまり選びません。市販されている果樹用の培養土を使うのが便利ですよ。赤玉土と腐葉土を配合したものでも元気に育ちます。
育て方②水やり・肥料
キンカンを庭植えで育てる場合、基本的には水やりは不要です。自然に降る雨に任せ、極端に日照りが続いたときだけ水やりをすれば十分でしょう。鉢植えは表土が白く乾いたら、その都度たっぷりと水やりをします。肥料は有機質肥料か、速効性化成肥料を施してください。適期は庭植えで2月と10月、鉢植えは2月、5月、10月が適期です。
育て方③植え付け・植え替え
キンカンの植え付けは、3月下旬~4月中旬が適期です。根詰まりを防ぎ、通気性をよくする目的で、鉢植えの場合2年に1回のペースで植え替える必要があります。細根が多いため、土を落とすときには丁寧に作業してくださいね。適期は植え付けと同様、3月下旬~4月中旬です。
育て方④剪定
キンカンの剪定は、収穫後の3月~5月にかけて行います。春から伸長した枝に着花するのがキンカンの特徴です。また、前年枝にも着花します。極端な切り詰めを行っても開花はしますが、実がつきにくくなるので注意が必要ですよ。大きく品質のよい果実を収穫するためには、枝を誘引させたり下垂させたりして、早く咲いた花に着果させるのがコツです。
1月27日の誕生花(キンカン以外)
1月27日の誕生花は、キンカン以外にも複数あります。ここではその中から、可憐な小花と甘い香りが印象的な「ヘリオトロープ」と、開花期が長くガーデニングシーンで人気の「デイジー(紫色)」について、それぞれの特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらもギフトとして贈るのに適した、とても素敵な花ですよ。
1月27日の誕生花①ヘリオトロープ
ヘリオトロープはペルー原産の花です。日本には明治時代に伝わり、現在も広く栽培されています。バニラのような甘い香りが特徴で、香水の香料としても人気です。夏目漱石の小説「三四郎」にも、ヘリオトロープの香水が登場しますよ。ギフトには鉢植えやアレンジメントはもちろん、香水を贈るのも素敵ですね。花言葉は「献身的な愛」「誠実」「永遠の愛」など、ロマンティックなフレーズが並びました。
1月27日の誕生花②紫色のデイジー
ヨーロッパ原産のデイジーは、イタリアの国花でもあります。日本名は「ヒナギク(雛菊)」です。開花期は12月~5月で、すらりと伸びた花茎の先に、可憐な花を咲かせます。白やピンク、赤に紫などカラーバリエーションが豊富で、ギフトシーンでも人気ですよ。「純潔」「平和」「乙女の無邪気」など、明るくてポジティブな印象の花言葉がつけられています。
1月27日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、1月27日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日のルイス・キャロルは、イギリスの数学者・写真家・作家です。知人の娘・アリスのために即興でつくって聞かせた物語「不思議の国のアリス」は、150年以上経った現在も、世界中で愛されていますね。
1月27日の誕生石
1月27日の誕生石は「琥珀」です。天然樹脂の化石で、透きとおった飴色や、紅茶のような色をしています。非常に歴史の古い宝石で、旧石器時代にはすでに用いられていた形跡があります。可燃石であることから、ドイツでの名前は「Bernstein:燃える石」です。肌馴染みのよい色合いは現在もアクセサリーとして幅広く流通しています。女性へのギフトにも人気がありますよ。
1月27日生まれの有名人
1月27日生まれ(星座はみずがめ座)の有名人には、以下のような人々がいます。作曲家のモーツァルトは、オーストリアを代表する古典派音楽の第一人者です。「フィガロの結婚」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「きらきら星変奏曲」など多くの作品を残しました。
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(オーストリアの作曲家)
- ルイス・キャロル(イギリスの数学者・写真家・作家)
- 上白石萌音さん(女優)
1月27日の出来事・記念日
ナチス犠牲者記念日
1月27日は「ナチス犠牲者記念日」です。1996年から実施されています。ナチスが行った大虐殺や拷問による犠牲をいつまでも忘れないため、ドイツ国内のユダヤ人団体の働きによって制定された記念日です。この日の前後には、ドイツ全土のギムナジウム(日本でいう中学校や高校)でナチスとユダヤ人の歴史を教える授業が行われます。イギリスやイタリアでも、この日をホロコースト犠牲者の追悼記念日としています。
求婚の日
1月27日は「求婚の日」でもあります。1883年のこの日、三重県の新聞に求婚広告がはじめて掲載されたことにちなみます。「先日妻と離婚して不自由なので募集したい。17歳以上25歳以下の女性で、お嫁さんになりたいという人は連絡をしてください」といった内容でした。広告を見た19歳の女性が実際に応募し、後日結婚したそうですよ。
キンカンはシンボルツリーにもおすすめ
ミカンを小さくしたような、ころんとかわいらしい果実がなるキンカンは、見た目も華やかな庭木です。柑橘類の中では比較的育てやすい品種で、果樹の栽培に不慣れな人でも挑戦しやすいのが魅力です。黄金色の実はもちろん、夏に開花する白い花も美しく、シンボルツリーとしても人気がありますよ。「思い出」「感謝」などの花言葉は、ギフトとして贈るのにもぴったりですね。
出典:写真AC