庭の塀をDIYする方法【作り方】
今回は塗装なしでも耐久性に優れ、初心者でも取り扱いのしやすい人工木を使った横張りフェンスの作り方を紹介します。縦張りよりも手順が少なくて作り方が簡単なうえに、ハンギングプランターなどの取り付けもしやすくガーデニングの幅も広がります。
手順①基礎をつくる
フェンスの柱を立てる予定の場所に基礎ブロックより、一回り大きめの穴を掘ります。そこに基礎用のブロックを仮置きし、水糸や水平器で高さや水平を取っていきます。基礎ブロックの場所が決まったら、周りの土をしっかりと圧をかけながら戻して固めましょう。土を戻すときに、モルタルで周りを固める作り方もあります。
土中用ポール固定金具
土中用ポール固定金具
参考価格: 2,000円
基礎のブロックを使わずに専用の金具を使うことも可能です。深い穴を掘る必要がなく、上部のネジでしっかり止められるため、たくさん支柱を立てる場合や、フェンスの安定性に不安を感じる初心者の方におすすめです。
手順②柱を立てる
支柱を仮に置き、高さがそろうようにチェックします。もし高さがバラバラだった場合には、低いところに砂利を加えて高さをそろえます。高さがそろったら、地面に水平かどうかの確認です。柱に水平器を当てたり横張りのフェンスを仮に取り付けたりして、フェンス自体の水平をとりましょう。水平がとれたら基礎ブロックと柱の間にモルタルを流し固めます。固まるまで約半日~1日、木の棒などで仮に支えておきましょう。
ボタ爺
手順③フェンス材をつけて完成
支柱のモルタルが完全に固まってから、フェンス材をステンレスのビスで取り付けていきます。一番下のフェンスは水平器で水平を出して取り付けます。その後フェンス材を等間隔で取り付けられるようにスペーサーをはさみながら下から順番に取り付けていきましょう。スペーサーは好みの隙間にあわせて、ホームセンターの廃材や自宅にあまってる木材でも代用可能です。1人で作業をするときにはクランプを使いましょう。
スペーサーは、同じ間隔に並べるために板と板の間に挟んで間隔を調整するものだよ。木片などでも代用可能なんだ。
庭のおしゃれな目隠し塀のDIY実用例
本格的DIYフェンス
まずは1枚ずつ板を張っていく本格的なDIYフェンスを見ていきましょう。板の幅の間隔や縦張りか横張りかで、雰囲気が大きく変わります。好みのスタイルをみつけてみてください。
①ダークカラー横張りフェンス
ダークカラーの板塀を横に張った作り方のフェンスです。戸建ての庭に壁ができあがり周りの視線を気にせずに、バーベキューやガーデニングも思いきり楽しめますね。
②縦張りフェンス(細)
細めの縦張りのフェンスはスッキリとした印象を与えてくれますね。フェンスをつけると植栽が引き立ちエクステリアが充実します。外構が整うと庭にでるのが楽しくなりますよ。
③人工木横張りフェンス
板塀に人工木を使ったフェンスにも明るい色があります。空との相性がよく外構が明るくなりますね。人工木ならメンテナンスも楽なためおすすめです。
④縦張りフェンス(太)
フェンスの隙間をほとんど空けない作り方なら、視線を完全に遮ることもできますよ。フェンス材の木材が柔らかい雰囲気が漂うため、見る人に圧迫感を与えません。
お手軽ラティス・アルミフェンス
支柱まではDIYを楽しんで、あとは既製品を使って仕上げる方法もありますよ。すでにきれいに組みあがっているため、水平に気を付けて設置すれば初心者でも簡単に本格的なフェンス作りが可能です。
①横張りラティスフェンス
すでに組みあがったラティスフェンスを使用します。横板を張る必要がなく、初心者でも挑戦しやすいフェンス材です。ただし、支柱を立てる位置をラティスフェンスの大きさにあわせるように十分気を付けましょう。
②格子ラティスフェンス
ラティスフェンスを縦使いして、高さをだしたフェンスです。格子のラティスが圧迫感を与えずに、住宅への視線をちょうどよく遮ります。背の高いフェンスを取り付けるときには、基礎をしっかりと作りましょう。
アルミフェンス
既存のアルミフェンスを取り付けるのもよいアイデアですね。軽量で、取り扱いのしやすいところはDIYにもおすすめです。金属特有のスタイリッシュな外見もあり、横張りの板にいろいろと飾りつけをしてもおしゃれにまとまります。
DIYの塀で快適なアウトドアリビングを
庭でのガーデニングやアウトドア中に通行人の目が気になる方もいるでしょう。DIYなら、そんな悩みも解決でき、自分の予算とペースで思い通りのエクステリアを手に入れられますよ。自分たちで作りあげた外構は愛着もわきガーデニングもはかどります。ぜひ、素敵なエクステリアをDIYで手に入れてくださいね。
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モルタルはシャベルや棒などでつつきながら、隙間なく入れるといいぞ。雨がたまらないようにモルタルの表面を整えておこう。