アーティフィシャルフラワーの種類
一輪花
アレンジに欠かせない一輪花は精巧につくられており、生花に近い質感を出すために適した素材が使い分けられています。花弁の厚みや手触り、葉のざらつきや光沢など、多様な材質を使い分けることによって、よりリアルな生花に近づけられるのです。また、同じ花でもメーカーや価格帯によって違いがあるため、購入の際には実物を見ることをおすすめします。
フェイクグリーン
ショッピングモールなどでよく見かけられる、背の高いグリーンやディスプレイに使われる観葉植物も、アーティフィシャルフラワーが使わていることが大半です。なかには光触媒といった特殊加工により、太陽光や蛍光灯などの光によって、半永久的に除菌、抗菌、空気清浄のできるものもあります。
多肉植物
インテリアとしても人気のある多肉植物は、とりわけ生花に近い作りになっています。近年では大手のホームセンターなどで、観葉タイプのアーティフィシャルフラワーと一緒に置かれることが増えてきました。寄せ植えの状態で販売されているものもありますが、単体で購入してアレンジしてみてはいかがでしょうか。
アーティフィシャルフラワーの使い方
アレンジメント
アレンジメントの作り方は、基本的には生花と同じです。芯にワイヤーが使われている部分は、生花を意識して向きを変えたり広げたりするとよいでしょう。日ごろから生花の花のつき方を観察しておくと、よりリアルなアレンジメントに仕上がります。細かな部分はワイヤーやグルーガンなどを使うとまとまりやすくなります。
ブーケ
ウェディングブーケはもちろん、発表会やちょっとしたプレゼントにもアーティフィシャルフラワーのブーケは適しています。長時間放置しても傷んだりしおれたりすることがなく、持ち運びも簡単です。記念日や大切な場面に、色褪せないアーティフィシャルフラワーのブーケを贈ってみてはいかがでしょうか。
リース
グリーンや多肉植物をメインにリースにアレンジするのもすてきです。南国系やハーブ系など、テーマを決めて作ってみてはいかがでしょうか。雑誌や動画を参考に試行錯誤するのも楽しいですが、作り方の講座を開いているフラワースクールなどの教室に参加してみるのもおすすめです。
インテリアグリーン
インテリアグリーンは、専門店だけでなくホームセンターなどでも扱われるようになりました。リビングのフォーカルポイントになる大きな鉢植えや、小ぶりな寄せ植えなど種類もさまざまです。土に似せて作られた部分も樹脂製で、こぼれて散らかることがありません。虫やカビの発生の心配もなく、成長しないためいつまでも整った樹形を楽しめます。
供花
常に仏壇に飾っておきたい供花ですが、季節によっては思うように好みの花が手に入らない場合があります。また、暖地の夏場や寒冷地の冬など、切り花が持たない環境でも、アーティフィシャルフラワーを利用することによって彩りを添えられます。メインの花を残して季節ごとに少しずつアレンジを変えるのもよいでしょう。
アーティフィシャルフラワーの購入方法
専門店の通販
100均では定番の造花ですが、アーティフィシャルフラワーを単独で置いている店舗はまだ多いとはいえない状況です。確実に手に入れるのならば専門に取り扱っている通信販売がよいでしょう。アレンジや作り方のサンプルを公開しているサイトもあります。導入として、セールやアウトレットを利用するのもよいですね。
雑貨店の店頭
ショッピングモールの雑貨屋などに、アーティフィシャルフラワーが販売されている場面もよく見かけられるようになりました。小ぶりなグリーンは食器やかわいらしい雑貨ととても相性がよいです。また、クリスマスやハロウィンといった季節のイベントに合わせて品揃えが変わります。時期をみて購入するとよいでしょう。
フラワー教室
アーティフィシャルフラワーの使い方を知るには、フラワースクールといった教室を利用するのもよいでしょう。グルーガンを使っての接着や、樹脂製の節を詰めたり花の向きを変えたりと、生花とは違った花の扱いや作り方を覚えられます。また、講師の資格を取れば、専門店から業者価格でアーティフィシャルフラワーを購入できるメリットがあります。
アーティフィシャルフラワーを身近なものに
ひとつひとつが若干高額なため、まとめての購入には躊躇してしまうかもしれませんが、アーティフィシャルフラワーは長期にわたって楽しめる新しいタイプの造花です。室内に常に花や緑があることは人々の心を和ませてくれます。アーティフィシャルフラワーは、これからも新しい技術とともに進化していくことでしょう。
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出典:写真AC