防水シートの選び方(布や素材)
選び方①織地
防草マットの布地の織り方からみてみましょう。主に強度に違いが見られます。
織布
繊維を織り、布として作られているのが織布です。繊維の間にすき間があり、水はけがよいのが特徴です。安価なので広い場所にコストをかけずに敷くのに向いています。ただし、丈夫さに欠けて強い雑草を防ぐのが難しく、耐用年数も1~3年程度と短めです。
不織布
不織布は織らずに繊維同士を絡ませて布に仕立て上げているものです。繊維の間が緊密で固い雑草を防ぐ力が強く、非常に丈夫で寿命が7~10年と長持ちです。敷く土地に合わせて切っても端がほつれにくいのが特徴です。ただ、水を通すのに時間がかかり、値段が高いという短所があります。
選び方②素材
防草マットの素材については以下のとおりです。温度や紫外線によって劣化する度合いに違いが見られます。
ポリエチレン
ポリエチレンは熱や紫外線に弱い性質で、耐用年数が短めです。しかし、合成樹脂でできている素材のため、コストが安く済みます。1~2年程度で張り替えを考えている方に向いているでしょう。
ポリプロピレン
ポリプロピレンは一般的な防草シートに使われる素材です。耐用年数は3年~5年くらいとなりポリエチレンよりも長めです。紫外線や熱には弱めですが、紫外線防止加工がされているものは耐用年数が長めになるでしょう。また、上に砂利などのカバー材を敷くと、劣化を遅らせ寿命を伸ばせるものもあります。
ポリエステル
ポリエステルは最も強度のある素材です。熱や紫外線の耐久性も高く、寿命も10年以上のものもあります。砂利などを上に敷いてカバーすることで、紫外線を通しにくくなり半永久的に持つタイプもあるということです。酸やアルカリには弱いので、雨にさらされる場所だと持ちは悪くなります。
防草シートの選び方
- 1~2年程度…織布、ポリエチレン製
- 3~5年程度…織布または不織布、ポリプロピレン製でカバー材と併用
- 10年以上…不織布でポリエステル製、カバー材と併用
おすすめの防草シート【7選】
①Sumeriy 防草シート 1m×10m
Sumeriy 防草シート 1m×10m
参考価格: 1,980円
耐用年数が5年で、透水性がある防草シートです。UV加工されたポリプロピレン素材で、必要な場所に合わせてはさみでカットしやすく、押さえ具のピンが長短でセットされています。初めて防草シートを利用する方でも使いやすいでしょう。
総合評価 | ★★★★★4.5 |
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大きさ | 1×10m |
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重さ | 約100g |
ピン15cm | 20本 |
ピン10cm | 25本 |
②アストロ 防草シート グリーン
アストロ 防草シート グリーン
参考価格: 1,900円
水はけがよく、水たまりを作りにくいので害虫や悪臭を防ぐことができます。庭の雑草対策に向くポリプロピレン製の防草シートです。耐候剤配合で厚手のため、日光を遮断して雑草が生えるのを防止できます。ほつれにくく場所に合わせてカットしやすいでしょう。
総合評価 | ★★★★★4.1 |
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大きさ | 1×10m |
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重さ | 1.23kg |
③XiaZ【改良版130g/m2】防草シート
XiaZ【改良版130g/m2】防草シート
参考価格: 8,999円
耐用年数5年で、高密度ポリエチレン製の不織布の防草シートです。押さえ具のピンも50本セットされています。庭や畑、路肩などでも使用可能です。除草剤を使わずに野菜などの苗を植える目的でも利用できます。通常の防草シートは劣化すると処分する必要がありますが、こちらの製品は肥料成分として土に還元されるため環境にも優しいでしょう。
総合評価 | ★★★★★4.1 |
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大きさ | 1×50m |
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重さ | 6.8kg |
ピン | 50本 |
④iimono117 防草シート [ 幅2m×長さ50m ]
iimono117 防草シート [ 幅2m×長さ50m ]
参考価格: 5,680円
コストを軽減しながらも、広い場所に雑草シートを敷く目的の方におすすめです。ポリプロピレン製で織地のため、耐久年数は3年と短めです。軽くて力がいらず、女性でも扱いやすいでしょう。砂利を敷いても水はけがよいので、畑での利用にも向きます。ラインが30cmごとに入っているので、まっすぐにカットしやすいです。
総合評価 | ★★★★3.9 |
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大きさ | 2×50m |
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重さ | 9.5kg |
⑤デュポン™ザバーン® 防草シートプランテックス 240BB
ザバーン 240BB
参考価格: 5,940円
日光が差す場所でも寿命が7~13年と長持ちで、砂利などを敷くと半永久的に使える防草シートです。スギナ・チガヤ・笹などの強く貫通力の高い雑草でも防ぐほど丈夫なので、強い雑草で悩んでいる方にもおすすめします。敷き方のマニュアルも同封されているので、初めて使う方でも安心です。
総合評価 | ★★★★★5 |
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大きさ | 1×10m |
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カラー | ブラウンブラック |
⑥TOP.STAR 除草シート
TOP.STAR 除草シート
参考価格: 7,380円
ポリエステル繊の不織布タイプの防草シートで、ハサミで切ってもほつれにくいでしょう。通気性と透水性がよいですが、日光を遮断する効果が高く、除草剤を使わなくても済みます。耐用年数が10年と比較的長いです。しばらく使わない空き地や、用途が決まっていない土地などに敷くにも向いています。
総合評価 | ★★★★3.9 |
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大きさ | 1×30m |
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重さ | 4.5kg |
⑦NITTO SEKKO GreenArts430Z防草シート
NITTO SEKKO 防草シート
参考価格: 12,900円
直射日光が差す場所でも10~13年ほど持った例があります。ポリエステルでもPET樹脂を使っているため、耐久性が高いです。同じような防草シートと比較してコストパフォーマンスがよいと評判です。しなやかさがあり、土地の表面が多少でこぼこしていてもなじんで敷きやすいでしょう。植物の生育を妨げることなく、雑草が生えるのを防ぐので、畑などで使うにもおすすめです。
総合評価 | ★★★★★4.2 |
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大きさ | 1×50m |
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重さ | 9kg |
防草シートのデメリットは対策できる!
防草シートを使用する際、雑草を抜くなどの下準備や、周囲の景観と合わないなどのデメリットが気になる方もいるでしょう。しかし、適切な処置やカバー材などを使用したり、敷き方を工夫したりすれば対処できます。素材や織地などに着目して利用を検討してみるのもよい方法ですよ。
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出典:写真AC