雨量計とは?その仕組み・特徴・使い方とおすすめ雨量計を3タイプご紹介!

雨量計とは?その仕組み・特徴・使い方とおすすめ雨量計を3タイプご紹介!

雨量計とは降水量を測定するものです。よく知らないという人も多いかもしれません。雨量計には測定するのにさまざまな仕組みがあり、公共事業で使われるものから家庭用まであります。この雨量計をガーデニングに取り入れれば、理想の庭づくりに役立つかもしれません。

記事の目次

  1. 1.雨量計とは
  2. 2.雨量計の仕組みと特徴
  3. 3.タイプ別おすすめ雨量計3選
  4. 4.まとめ

雨量計とは

フリー写真素材ぱくたそ

雨量計は雨の量を測定する機器のことで、漏斗タイプの受水器を用いて降水を機器内に導き、その量を測って降水量を求めるものです。 寒冷地では、受水器などの降水に接する部分に電熱線、加熱油などを用いたヒーターを備え、雪、霰など氷晶による降水も測定できる機能を持つタイプが用いられており、温める機能がついていない雨量計は凍るので測定不能になります。

ボタニ子

ボタニ子

小さい雨量計から大きな雨量計まで、大きさによって計測できる規模が「ヘクタール単位」で変わってきます。ヘクタールとは「10000㎡の大きさの面積」のことです。

雨量計の目的

雨量計を利用しているものといえば、天気予報、防災気象、土木建築、ダム管理、農業などです。河川の氾濫、局地的な集中豪雨など、雨による被害は甚大になる場合が多く、それらを未然に防ぎ、被害を最小限に食い止めるために雨量計が活用されています。リアルタイム集中監視システムなどを導入しているところも少なくありません。天候や土地の状況を把握するものです。

ボタニ子

ボタニ子

人類は古代から天気に左右される生き物です。天気の予測がつけば、天気に沿って当日の行動も大きく変わります。準備など含めて大きな災害に繋がらないようにするのが目的です。

ガーデニングにも役立つけれども、人の命を救うためにも役立つものなのね。

雨量計の仕組みと特徴

雨量計は、大きく分けて3つの仕組みで測定されます。短時間で測定できる貯水タイプの雨量計、長時間放置する転倒ますタイプの雨量計、本体の建設場所からレーダーを受信するタイプの雨量計があります。どれも降雨量を測定する装置ですが、規模や目的によって使い分けられているのです。身近なものから一般に導入するのは難しいものまで、タイプ別に仕組みや特徴を紹介します。

貯水タイプの雨量計

1つは貯水ビンに貯まった雨水をメスシリンダーに移し、雨量を求める仕組みです。小学校の理科の実験でもお馴染みでしょう。「メスシリンダー」はドイツ語で計るを意味します。「シリンダー」は、「円筒」「円筒形容器」を表す言葉です。なぜかそこの場所だけ、ピンポイントに植物が萎れてしまう場合などに活躍します。

画像:筆者作成

貯水ビンに溜まった水のメスシリンダーを水平な場所に置いて、水平に目線をあわせて目盛りを読んでください。見方は上の図の通りです。水平な場所というところに気をつければ、簡単に計測できます。

次のページでも、雨量計のタイプを見ていきましょう。

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転倒ますタイプの雨量計

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