家庭用雨水タンクとは
家庭用雨水タンクとは、雨水を雨どいから引き込んで貯めるタンクです。貯められた雨水は、主に家庭菜園や洗車などに利用されています。最近は全国各地で大規模自然災害が起きているので、断水の非常時用水として、また水害時にあふれた水を貯める小さなダムとしての使い方も注目を集めています。
雨水タンクって便利そうだね。メリット・デメリットについてもみてみよう。
雨水タンクのメリット
節水効果
家庭用雨水タンクの一番のメリットは、節水できるということです。塩素の入っていない雨水を、ガーデニングや家庭菜園に散水する使い方が一番多く、雨水を洗車や真夏の打ち水に利用する使い方もあります。200Lのタンクなら、10Lのバケツ20杯分を貯めることができます。
自然災害への備え
近年では全国で自然災害が頻発しているため、その備えとして家庭用雨水タンクを設置する方も増えています。断水時には飲料水だけでなく、生活用水も必要です。雨水が200Lあればトイレを約25回流すことができます。またアスファルトの多い都市部での水害では、各家庭の小さなダムに貯めることで、街にあふれる水量が少しでも抑えることができます。
雨水タンクのメリット
- 節水利用できる(使い方:ガーデニング、洗車など)
- 自然災害への備えになる(使い方:断水、水害など)
雨水タンクのデメリット
便利な雨水タンクですが、デメリットもあります。まず設置の際には、家の雨どいを切らなければなりません。また設置スペースも必要です。メンテナンスをしないと、虫が発生したり水が腐ることもあります。
雨水タンクのデメリット
- 雨どいを切ることに抵抗心がおきる
- ある程度のスペースが必要になる
- メンテナンスしないと虫が発生する
デメリットもあるけど、メリットのほうが大きいわね。とってもお得な制度もあるそうよ。
助成金制度
すべての地域ではありませんが、自治体によっては雨水タンクの設置の際に申請すれば、費用の1/2~2/3程度を助成してもらえる場合があります。都市部などには水害対策として雨水タンクの助成金に対応している自治体が多いため、設置前にぜひお住いの地域に助成金制度があるか調べてみましょう。
ボタニ子
次は雨水タンクの選び方を紹介します。
出典:筆者撮影