アロエの増やし方
アロエは増やし方も簡単で、育てているアロエから自分で増やせます。ここでは、初心者でも簡単にできる挿し木と株分けの2つの増やし方をご紹介します。増やした新しいアロエが、大きく育っていく姿を見るのも栽培の楽しさの一つです。
アロエの増やし方①挿し木
一番簡単な増やし方は挿し木です。アロエは再生力がとても強く、剪定した場所から簡単に発根するため、挿し木をするとどんどんと増やしていけます。挿し木をする時期は生育期であればいつでも大丈夫です。
挿し木の方法①剪定
剪定する場所を決め、少し余裕を持った場所でカットします。剪定には清潔なハサミやカッターを用意し、可能であればアルコールや園芸用消毒液で消毒をして使用しましょう。剪定をしたら、親株と挿し穂共に、切り口から雑菌が入らないように、風通しのよい場所で乾かします。
挿し木の方法②植え方
剪定してから1週間ほど乾燥したら、用土に挿し木をします。鉢に乾燥した用土を入れ、挿し穂を植え付けましょう。挿し木が終わったら、1週間ほどは日陰で管理したのちに、徐々に日当たりのよい場所に移動し、水やりを始めます。あまり早くから水やりをすると、剪定した切り口が腐ってしまうため、注意してください。
アロエの増やし方②株分け
アロエの種類によっては、成長と共に子株が出てきます。この子株を株分けすることで、数を増やすことが可能です。子株をそのまま育てて群生させる方法もありますが、鉢の中でぎゅうぎゅう詰めになり、成長に支障をきたす場合もあります。植え替えを兼ねて株分けをするのがおすすめです。
株分けの方法①:鉢から抜く
まずは、株を傷つけないように鉢から優しく抜き出しましょう。絡まった根をほぐし、土をなるべく落とし、子株を親株から外していきます。このときに、子株にも根っこが付いてくるように外すのがポイントです。枯れた葉っぱや傷んだ根がある場合は取り除いておきましょう。
株分けの方法②:植え方
植え替え時と同じ要領で、親株、子株共に植え付けていきます。鉢のサイズはそれぞれの株に合ったサイズのものを使用しましょう。小さな子株は一つの鉢にまとめて植え付けても大丈夫です。植え付け後は数日間は日陰で管理し、その後日当たりのよい場所へ移動して水やりを再開します。
アロエの枯れる原因
アロエは丈夫な植物とは言えど、間違った育て方をしてしまうと、ときには枯れることもあります。せっかく育てているアロエが枯れるのはとても悲しいことです。ここでは、アロエが枯れる原因についてご紹介していきます。
水やりのやりすぎ
多湿な環境が苦手なアロエは、水やりをしすぎると枯れることがあります。水やりをしすぎてしまうと常に土の中が湿った状態となり、根が呼吸できず、根が腐って枯れてしまいます。土がしっかり乾いてから水やりをするように心がけましょう。
置き場所の問題
風通しの悪い場所にアロエを置くと、アロエが蒸れてしまい最終的に腐って枯れてしまいます。特に暑い時期は、高温多湿になると、短時間でも枯れてしまうため置き場所には注意しましょう。風通しの悪い場所にしか置けない場合は、扇風機などで人工的に風を作ると効果的です。
まとめ
アロエはそれほど手入れの手間もかからず、育て方も簡単なため、園芸初心者の方にもおすすめです。植え方も増やし方も、コツをつかめば難しくありません。ぜひこの機会にお気に入りのアロエを見つけて、育ててみてください。
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出典:写真AC