【図鑑】リトープスを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

【図鑑】リトープスを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

リトープスは多肉植物の一種で、特徴的で魅力的な見た目から日本だけでなく海外でも愛好家が多いです。種類が非常に多く色合いもさまざまで、寄せ植えにするのもおすすめです。今回はリトープスの種類について、それぞれの特徴とともにご紹介します。

記事の目次

  1. 1.リトープスってどんな植物?
  2. 2.リトープスの種類図鑑【①~⑥】
  3. 3.リトープスの種類図鑑【⑦~⑫】
  4. 4.リトープスの種類図鑑【⑬~⑱】
  5. 5.リトープスの種類図鑑【⑲~㉔】
  6. 6.リトープスの種類図鑑【㉕~㉚】
  7. 7.レアな多肉植物リトープスを育ててみよう!

リトープスってどんな植物?

出典:写真AC

リトープスはハマミズナ科リトープス属の多肉植物で、多肉植物の大きなくくりでは「メセン類」と呼ばれています。動物の食害から身を守るべく擬態しやすいように石のような姿をしていることから「イシコロギク」という別名もあります。同じメセンの仲間であるコノフィツムなどと同じく脱皮する珍しい植物で、成長過程を観察するのも楽しく愛好家が多いです。

ボタニ子

ボタニ子

リトープスはギリシャ語のlithos(石)とops(似る)をあわせた言葉なの。名前と魅力的な姿から「生きる宝石」とも呼ばれてるんだって!

ボタ爺

ボタ爺

多肉化した葉っぱが中央から割れて、中から新芽が現れるのが脱皮じゃよ。リトープスは1年に1回脱皮するんだそうじゃ。不思議じゃのう!

脱皮する時期を教えてください。脱皮中の水やりはどうしたらよいですか?

リトープスが脱皮する時期は春~初夏です。リトープスは多湿に弱く基本的には乾燥気味に育てます。休眠時期である夏や脱皮時期は水やりを中断し、成長する時期である秋以降から再開してください。成長時期でも水はたくさん必要なく、土表面がしっかり乾いてから与えましょう。

リトープスの見た目

上部は平らで真ん中に切れ目があり、ぷっくりと愛らしい唇のような個性的な姿をしています。平らな部分には複雑な模様が入り、部分的に透明になっているのが印象的です。この平らな部分は「窓」とも呼ばれており、土に潜った部分に栄養素を取り込む重要な役割を持っています。色は品種によってさまざまで、特に海外では赤やピンクなどカラフルで珍しいものがたくさんあります。

ボタ爺

ボタ爺

確かに海外にはカラフルで珍しい品種が多いんじゃが、日本でも手に入れやすくなってきたぞ!思わず集めたくなってしまうかわいさじゃ。

リトープスの選び方

選び方①見た目

リトープスは種類が豊富で色や形はさまざまなので、「好みのもの」を見つけるのが選び方のポイントです。小さいうちに購入する場合は成長後に見た目が変わることもあるため、画像や写真で事前に確認することをおすすめします。

ボタ爺

ボタ爺

花色は黄色や白が定番じゃが中にはピンクのものもあるんじゃ。好みの花色で選ぶのもおすすめじゃよ。開花時期は華やかになって楽しいぞ!

選び方②健康状態

選び方で気をつけたいのがリトープスの健康状態です。根元が変色しているものや窓がふやけているものは風通しの悪い場所で長く管理されていた可能性が高く、早いうちに腐ったり枯れたりしやすいため気をつけましょう。

選び方③株の色

リトープスは灰色や茶色、赤色、ピンクなど色合いが豊富ですが、株が緑すぎるものは注意が必要です。もともと緑色の品種であれば問題ありませんが、それ以外の色のリトープスの株が緑化している場合は、長く日に当たらずに育っており弱っている可能性が高いです。選び方のポイントのひとつとして覚えておきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

レアなものから人気なものまで種類によって色や模様はさまざまだよ!リトープスの種類を紹介していくから、選び方の参考にしてみてね!

リトープスの種類図鑑【①~⑥】

①日輪玉(にちりんぎょく)

日輪玉はリトープスの中でもメジャーな種類です。窓はオレンジ色をしており、太陽を思わせる濃褐色の網目状の模様が特徴的です。直径が7cmほどにまで育つ大型種で、黄色い花を咲かせます。数ある変種の中でも赤々とした炎のような模様のコロナ玉は迫力があって人気です。

変種・亜種

  • コロナ玉、赤陽玉、光陽玉、陽月玉、窓陽月玉など

②柘榴玉(ざくろぎょく)

柘榴玉は南アフリカ原産の多肉植物で、血管状の模様が果物のザクロを連想させることが名前の由来です。色と模様はさまざまですが、多くは頂面がモスグリーンで模様は黄褐色や濃褐色をしています。花は白色タイプもありますが、黄色のものが多いです。

変種・亜種

  • グラウディーナ、鳴弦玉、朱雀玉など

③巴里玉(ぱりぎょく)

巴里玉はリトープスの中でも流通数が多く手に入れやすい品種です。窓は赤褐色、灰色、黄褐色、灰褐色などさまざまで、輪郭がしっかりと縁どられておりくっきりとした褐色の網目状の模様が特徴です。中型タイプで秋に白色の中輪の花を咲かせます。

変種・亜種

  • 褐色巴里玉、オクラケアなど

④オリーブ玉

オリーブ玉は名前のとおりオリーブのような淡い緑色が美しい多肉植物です。つるんとした滑らかな肌が美しく、模様の少ないシンプルな見た目が涼しげな印象を与えてくれます。花色は中心が白く先端に向かって黄色が濃くなっており、2色のグラデーションを楽しめます。

変種・亜種

  • ネブロウニー、レッドオリーブなど

⑤富貴玉(ふうきぎょく)

富貴玉は丈夫で、多肉植物やリトープス栽培初心者の方でも失敗少なく育てられる品種です。赤みがかった茶色で、窓には細かな線や斑点模様が刻まれています。学名は以前は「turubiniforimis」でしたが、1976年に「hookeri」に変わりました。以前の学名にちなんで「露美玉」とも呼ばれています。

変種・亜種

  • スザンナエ、ダブネリー、ルテア、バーミキュレイテ、丸貴玉、窓露美など

⑥花紋玉

花紋玉はコロンとしたハート型のフォルムが愛らしい中型タイプのリトープスです。窓の模様がきれいなことからリトープスの中でも「美紋」といわれています。種類によって灰緑色や濃い赤、淡いピンクなど色はさまざまで、いずれも暗褐色の模様がよく映え寄せ植えにするととても華やかです。

変種・亜種

  • 白薫玉、琥珀玉、朱弦玉、福寿玉、紋章玉、春光玉、花薫玉、愛愛玉など
ボタニ子

ボタニ子

次も引き続きリトープスの種類を紹介していくよ!

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リトープスの種類図鑑【⑦~⑫】

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