オルベアとはどんな多肉植物?品種・種類や基本的な管理の仕方を紹介!

オルベアとはどんな多肉植物?品種・種類や基本的な管理の仕方を紹介!

オルベアとはどんな多肉植物なのかご紹介します。サボテンに似た姿のオルベアは、近年人気が高まっている多肉植物のなかでもマニアックな存在です。オルベアの特徴や種類のほか、基本的な育て方や冬越しのポイントなどをわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.オルベアとは
  2. 2.オルベアの特徴
  3. 3.オルベアの種類
  4. 4.オルベアの育て方
  5. 5.オルベアの冬越し
  6. 6.オルベアの増やし方
  7. 7.まとめ

オルベアとは

Photo by Rod Waddington

オルベアはサボテンに似た姿をした多肉植物の一種です。近年人気が高まっている多肉植物のなかでも、かなりマニアックな存在といえるでしょう。たくさんのトゲを持つ姿はどこか爬虫類的で、グロテスクに感じる人もいるかもしれません。しかも株だけでなく花もかなり個性的な姿をしています。今回はこの奇妙な植物オルベアについてご紹介します。

基本情報

学名 Orbea
分類 ガガイモ科オルベア属
形態 多年草・多肉植物
原産地 アフリカ

オルベアは一見サボテンによく似ていますが、サボテンの仲間ではなくガガイモ科の植物です。ガガイモ科といってもピンとこないかもしれませんが、非常に個性的な多肉植物を多く含む植物群で、かわいらしいハート型の葉が人気の「ホヤ」もこの科に分類される植物です。

オルベアの特徴

オルベアはトゲが並んだ棒のような姿をしています。このトゲはいかにも鋭く危険そうですが、実はサボテンのような硬いトゲではなく、触っても痛くはありません。実際に触ってみると、その見た目の印象とやわらかい質感のギャップに驚かされるでしょう。性質は乾燥に強い反面、加湿や蒸れには弱く、根腐れを起こさないように注意が必要です。

花の特徴

オルベアはヒトデのような形の独特な花を咲かせます。花の色はグリーン、黄色、赤紫など品種によってさまざまです。ガガイモ科の植物の多くが花に腐敗臭のような臭いにおいを持っており、オルベアも例外ではありません。ほとんどの品種が通常夏頃に開花しますが、日本国内の室内栽培下では開花時期にかなりばらつきがあるようです。

オルベアの種類

ここからはオルベアのなかでも比較的入手しやすい種類をご紹介しましょう。オルベアの仲間はどの品種も似通った姿をしていますが、花にはそれぞれ明確な個性があります。逆にいえば花が咲いてみないと品種が判別できないこともしばしばで、「品種不明」として販売されている個体も少なくないようです。特定の品種を購入したい場合はショップによく確認しましょう。

種類①デュメリ

オルベア・デュメリは鋭くシャープなトゲを持つ品種で、幹にやや赤っぽいまだら模様がみられるのが特徴です。花は黄緑色のきれいな星型をしており、においはほとんどありません。オルベアのなかでは明るい花色をしているためか、インターネット通販などでも人気の高い品種です。

種類②ラティコルナ

オルベア・ラティコルナもデュメリと同じくシャープなトゲを持っていますが、デュメリと比べるといくぶん幹ががっしりしている印象です。また幹の模様はデュメリよりも細かな斑点状です。つぼみの状態ではうすい緑色をしていますが、ややくすんだオレンジ色の花を咲かせます。

種類③バリエガータ

オルベア・バリエガータはトゲがやや短めで、全体的に棒状のフォルムをしています。また花が非常にユニークで、花の中心部分までびっしりと斑点模様に覆われています。一見グロテスクにも思える花ですが、その独特の個性から国内外に多くの愛好家を持つ品種です。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、オルベアの育て方を解説します。

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オルベアの育て方

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