Q1〜Q10:珍しい読み方(初級編)
はじめは、漢字自体は難しくないけれど、漢字の読み方が珍しい花と植物の問題です。簡単な問題からスタートです。だんだん難しくなっていきますよ。
問題
Q2:蒲公英
Q3:菫
Q4:秋桜
Q5:紫陽花
Q6:胡桃
Q7:山茶花
Q8:土筆
Q9:柘植・黄楊
Q10:羊歯
ヒント
答え
A1:ヒマワリ(向日葵)
夏の照り付ける太陽に向かって咲く様子が漢字に表されていますね。
A2:タンポポ(蒲公英)
なかなか漢字から推測するのは難しいですね。英語では「ダンデライオン」というのでヒントがライオンでした。
A3:スミレ(菫)
A4:コスモス(秋桜)
花びらが桜のようで、まさに秋に咲く桜ですね。
A5:アジサイ(紫陽花)
A6:クルミ(胡桃)
有名な「くるみ割り人形」の物語がクリスマスのお話なので、なんとなく冬のイメージをもつかもしれませんが、収穫は冬ではなく秋です。緑の実の中の種を食べます。
A7:サザンカ(山茶花)
童謡『たき火』の「サザンカ、サザンカ、咲いた道…」で有名な冬の花ですね。
A8:ツクシ(土筆)
「土に生えた筆」と見た目にぴったりな漢字です。
A9:ツゲ(柘植・黄楊)
くしとしてよく使われています。
A10:シダ(羊歯)
実際にはシダ植物として分類に使われる言葉です。ワラビが有名ですね。
Q11〜Q22:珍しい読み方(中級編)
問題
Q1:石南花
Q2:杜若・燕子花
Q3:風信子
Q4:百日紅
Q5:苧環
Q6:竜胆・龍胆
Q7:薊
Q8:木瓜
Q9:芥子
Q10:糸瓜
Q11:櫨
Q12:女郎花
ヒント
ボタニ子
Q4百日紅
ヒントは、「サ」から始まる名称で、名称の中にある動物が入っています。
ボタニ子
Q8木瓜
そのまま読むとキュウリと読めそうですが、野菜ではありません。
ボタ爺
木瓜は、春に下の画像のような美しい花を咲かせますが、人に対してこの名称を言うと悪口になってしまいます。
ボタ爺
Q10糸瓜
ヒントは漢字そのものです。糸状の繊維にして日用品として使う瓜です。
ボタニ子
Q11櫨
下の画像がヒントです。紅葉がとても美しい木です。
ボタニ子
Q12女郎花
ヒントは下の画像です。小さな黄色い花がかわいらしいですね。
答え
A1:シャクナゲ(石南花)
A2:カキツバタ(杜若・燕子花)
ちなみに、菖蒲はショウブとアヤメの両方の読み方をもちますが、お互い違う花です。ややこしいですね。
A3:ヒヤシンス(風信子)
A4:サルスベリ(百日紅)
漢字のままヒャクジツコウとも読みます。また、樹皮がすべすべしており、猿も滑って落ちてしまうほどのつるつるの様子から猿滑とも書きます。
A5:オダマキ(苧環)
A6:リンドウ(竜胆・龍胆)
A7:アザミ(薊)
春から夏にかけて美しい花を咲かせます。なかには赤色や白色など珍しい種類のものもあります。イタリア料理に使われるアーティチョークもアザミの仲間で、開花前のつぼみを食べているんですよ。
A8:ボケ(木瓜)
漢字はそのままではまったく読めないし、美しい花からも想像できない名称ですね。
A9:ケシ(芥子)
ポピーと呼ぶことが多いかもしれませんね。芥子はからしとも読み、香辛料のからしのことを指すこともあります。
A10:ヘチマ(糸瓜)
画像のようなスポンジで体を洗ったことはありませんか。最近はペットの歯磨き用のおもちゃにも使われていますね。化粧水にも使えますし、とても便利な植物です。
A11:ハゼ(櫨)
お庭に植えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
A12:オミナエシ(女郎花)
秋の七草の一つですので、名前は聞いたことがある方も多いかもしれません。
Q23〜Q33:珍しい読み方(上級編)
ここからはかなりの難問です。読めたらすごい!という、珍しい読み方の名称ばかりです。でも、意外にも身近な花や植物が多いですよ。
問題
Q1:金雀枝
Q2:泪夫藍
Q3:薄・芒
Q4:雀の帷子
Q5:鬱今香
Q6:接骨木
Q7:仙人掌・覇王樹
Q8:木天蓼
Q9:葈耳
Q10:蕺・蕺草
Q11:靭葛
ヒント
ボタニ子
Q5鬱今香
ヒントは、春に咲く赤、白、黄色でお馴染みのかわいらしい球根の花です。
ボタ爺
Q10蕺・蕺草
下の画像のような白くてかわいらしい花を咲かせます。花を見るとピンとくる方も多いのではないでしょうか。葉を煎じてお茶としてよく飲まれます。
答え
A1:エニシダ(金雀枝)
A2:サフラン(泪夫藍)
スパイスでお馴染みですね。画像のパエリアはサフランライスが使われています。サフランの花は下の画像のような花です。クロッカスに似ていますね。
A3:ススキ(薄・芒)
秋から冬にかけてよく見かけるお馴染みの植物ですね。
A4:スズメのカタビラ(雀の帷子)
帷子自体は裏を付けない衣服のことだそうです。道端によく生えています。下の画像を見ると、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
A5:チューリップ(鬱今香)
とても難しく、まったく漢字からは想像できない読み方ですよね。そのまま「ウッコンコウ」とも読み、漢名からの誤用となっています。
A6:ニワトコ(接骨木)
まったく漢字をそのまま読めないですね。実はそのまま「セッコツボク」と読んでも正解なんです。今では慣用漢名として接骨木とされていますが、センリョウの漢名です。葉や花は漢方薬として使われます。
A7:サボテン(仙人掌・覇王樹)
漢字そのままではなかなかサボテンとは読めないですね。でも、とげで誰も触れず、無敵なサボテンにぴったりな漢字です。
A8:マタタビ木(天蓼)
猫が大好きな植物ですね。ちなみに蓼は「タデ」と読みます。「タデ食う虫も好きずき」でお馴染みの植物ですね。
A9:オナモミ(葈耳)
漢字はとても難しいですが、「ひっつきむし」でお馴染みの植物です。子どものころに服などに付けて遊んだことはありませんか。
A10:ドクダミ(蕺・蕺草)
ドクダミ茶はデトックス効果が得られるとされ、便秘解消や吹き出物の解消に役立つといわれています。
A11:ウツボカズラ(靭葛)
食虫植物の一種です。
次は、珍しい読み方(野菜・果物編)です。
Q2:蒲公英
ヒントは春に咲く黄色の花です。画像は一見花に関係なさそうですが…