オオマツヨイグサ(大待宵草)とは?その特徴や種類・開花時期をご紹介!

オオマツヨイグサ(大待宵草)とは?その特徴や種類・開花時期をご紹介!

オオマツヨイグサ(大待宵草)とはアカバナ科の花で、鮮やかな黄色の大きな花と真横から見るT字の形が特徴的な花です。多くの種類が夕方に開花して翌朝にはしぼむので、待宵草とよばれています。こちらの記事ではオオマツヨイグサの特徴・花言葉などを紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.オオマツヨイグサ(大待宵草)とは?
  2. 2.オオマツヨイグサ(大待宵草)の花言葉
  3. 3.オオマツヨイグサ(大待宵草)の特徴
  4. 4.オオマツヨイグサ(大待宵草)・マツヨイグサ(待宵草)の種類
  5. 5.オオマツヨイグサ(大待宵草)と月見草の関係
  6. 6.まとめ

オオマツヨイグサ(大待宵草)とは?

原産は乾燥した北アメリカ

オオマツヨイグサ(大待宵草)とは、アカバナ科の花で二年草になります。原産は乾燥している北アメリカですが、ヨーロッパで園芸用として作られました。日本では明治の初めに鑑賞用・園芸用として渡ってきましたが、今では北海道から九州に分布しており、空き地や道ばたで野生化しています。冬はロゼットで過ごし、夏から秋(7月~9月)のとても暑い時期に咲きほこります。

オオマツヨイグサ(大待宵草)の花言葉

Photo by norio_nomura

大待宵草の花言葉は、「打ち明けられない恋、無言の恋、自由な心、美人、うつろな愛、移り気な人」です。

花言葉の由来は『宵待草』

オオマツヨイグサ(大待宵草)の花言葉の由来は、画家でもあり詩人の竹久夢二(1884~1934)が作詞した歌曲『宵待草』・・・待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな・・・これは実のることなく終わった、ひと夏のせつない恋をうたったものです。このうたから「打ち明けられない恋、無言の恋、自由な心、美人、うつろな愛、移り気な人」という花言葉ができたのです。

オオマツヨイグサ(大待宵草)の特徴

夜に開花する

夕方にあざやかな黄色の花を開花させ朝にはしぼみます。花びらはハート形で4枚あり、大きくて直径10cmにもなります。真横から見るとT字の形をしていています。昼間は何もない空き地でも、夜にはオオマツヨイグサ畑になることがあります。

葉の特徴

葉は細長く楕円形で、6cm~15cmの長さがあり、交互についています。先はとがっていて、ふちには浅い波状の切れこみがあります。主脈は白色で、葉の裏には葉脈上に細かい毛が生えています。

細長い実が育つ

花びらの子房は細長いので、細長い実が育ちます。みつのたまる部分は深く、口が長くないと、とどきません。花粉はねばる糸とともに出てガの口にくっつき、花をふやしていきます。花言葉にもあるように、まるで一夜の恋を象徴するかのようです。

ロゼットで越冬

冬にはロゼットで過ごします。ロゼットとは植物形態学上の用語です。茎にある節と節の間が詰まっていて、同じ高さから円形に葉がひろがり、バラの花のような形にみえます。これは二年草植物、多年草植物なとの越冬する植物にみられます。葉は根のすぐ上から出ていて地面をおおっているようにみえます。温度や日照時間の変化により節と節の間が伸びたら、普通の長さの茎になります。

オオマツヨイグサ(大待宵草)・マツヨイグサ(待宵草)の種類

コマツヨイグサ(小待宵草)

1910年代頃に渡来

北アメリカ原産で1910年代頃に渡来しました。日本では本州・四国・九州で分布しているほか、稀に北海道でも確認されます。荒れ地や海岸の砂地などで野生化しており、茎は地面をはって広がります。

コマツヨイグサ(小待宵草)の特徴

夕方に淡い黄色の花が咲き、朝にしぼみ赤くなります。花びらの大きさは2cm~3cmで花弁は4枚あります。全体に斜めに立った毛があり、高さは20cm~60cmになります。葉は交互につき、ふちには不規則な切れこみがあるか、または波状にさけます。開花する時期は4月~11月で、二年草になります。

メマツヨイグサ(雌待宵草)

明治中期に渡来

北アメリカ原産でヨーロッパや南半球でも生育しています。明治中期に渡来して北海道から九州までと、ほぼ全国各地で野生化しています。道ばたや空き地に群生していて、種は80年も休眠します。

メマツヨイグサ(雌待宵草)の特徴

夕方に黄色の花が咲き、朝にしぼみますが赤くなりません。花びらの大きさは2cm~6cmで花弁が4枚あります。全面に立ったやや軟らかい毛があり、高さは30cm~150cmになります。葉の先はとがっていて、ふちに浅い波状の切れこみがあります。開花する時期は6月~9月で、二年草になります。

マツヨイグサ(待宵草)

1850年前後に渡来

南アメリカ(チリ・アルゼンチン)原産で、嘉永年間1850年前後に渡来しました。日本では北陸・関東地方北部から西に分布していて、海岸・河原の砂地に群生しています。

マツヨイグサ(待宵草の特徴)

夕方に濃い黄色の花が咲き、朝にしぼみ赤くなります。花びらは直径8cmで花弁は4枚、高さは30cm~80cmになります。葉の先はとがっていて細長く螺旋状に付き、切れこみがあるか、または深くさけています。開花する時期は5月~11月で、二年草になります。

ヒナマツヨイグサ(雛待宵草)

1949年に渡来

北アメリカ東北部原産で、1949年に群馬県で発見されました。現在は北海道・本州に分布していて、道ばたや空き地などに稀に咲きます。

ヒナマツヨイグサ(雛待宵草)の特徴

昼間に黄色の花が咲きます。花びらの大きさは1cm~2cmで花弁は4枚あります。開花前には茎が垂れ下がり、高さは15cm~30cmになります。先がとがっている2cm~5cmのヘラ形の葉が交互につき、ふちに切れこみはありません。開花する時期は6月~8月で、多年草になります。

オオマツヨイグサ(大待宵草)と月見草の関係

待宵草は繁殖力が強い

月見草はオオマツヨイグサ(大待宵草)と同じアカバナ科の植物です。江戸時代に、待宵草と同じく観賞用・園芸用として日本へ渡ってきましたが、待宵草のように繁殖力が強くなく姿をみなくなりました。それから、待宵草が月見草とよばれるようになりました。

待宵草と月見草の花

月見草は待宵草とじおなじく、月にさそわれ夕方に開花して朝にはしぼみます。二つの花はとても良く似ていますが、大きな違いが花の色にあります。待宵草は黄色から白色へ、月見草は白色からピンク色へ変わります。このことから花言葉にもあるように、まるでうつろな愛、移り気な人を象徴するかのようです。

まとめ

オオマツヨイグサ(大待宵草)いかがでしたでしょうか?たくさんの種類があり、生命あふれる素敵な花ですね。花言葉の由来にもある「実ることはなく終わったひと夏の淡くせつない恋」。オオマツヨイグサ(大待宵草)は、野生化してただの雑草のように思われがちですが、詩にもある通り、思い人を重ねた儚くも美しい花、一晩だけの命を大切に光輝いている花といえるでしょう。

taakysk
ライター

taakysk

野菜・植物を育てる事や、自然の中でのんびりするのが大好きです。 今は、ハーブに興味をもっています。

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