ブライダルシャワーとは
ブライダルシャワーとは、2020年3月以降に日本で販売開始された、アジサイ科(ユキノシタ科)の耐寒性落葉低木です。英国王⽴園芸協会主催のチェルシー・フラワー・ショー2018で金賞を受賞しました。受賞者は、育種家の坂嵜潮さんという日本人です。マクロフィラと日本の原種の種間交雑種で、育てやすさやお手入れのしやすさから、注目されています。
名前の由来
ブライダルシャワーという名前は、花びらが舞っているようにみえることに由来しています。欧米ではフラワーシャワーという、結婚する花嫁を親戚や友人が祝う儀式があり、それにちなんで名前がつけられました。
花の特徴
アジサイの新品種として誕生したブライダルシャワーは、花の咲き方が特徴です。5月~6月に開花時期をむかえ、すべての側芽から花を咲かせます。花色はうすい緑色から白色、最後はピンク色に変化する美しい花です。毎日すこしずつ変わっていく姿をみて楽しめます。
葉の特徴
葉は濃い緑色をしていて、鮮やかな花をひきたたせます。水分の蒸発を防ぐ性質をもっているので、水やりの頻度は少なめでよく、お手入れは簡単です。葉脈がきれいに浮き出ています。
ブライダルシャワーとアジサイの違い
ブライダルシャワーは、アジサイと同じくらい育てやすい新品種で、剪定や管理方法は難しくなく、初心者でも挑戦しやすいのでおすすめです。ブライダルシャワーとアジサイの違いをみていきましょう。
花の量
ブライダルシャワーとアジサイは、見た目はあまりにていません。アジサイは小さな花があつまり、丸いかたちになっています。ブライダルシャワーは、すべての側芽から大きめの花を咲かせ、その花の量はアジサイの約6倍です。誘引すればうまく伸びるので、自宅の庭をブライダルシャワーでいっぱいにできます。
花色
ブライダルシャワーは淡い花色が特徴です。アジサイは種類によりますが、濃いピンク色や紫色、青色のはっきりとした花色をしています。どちらの種類も、ガーデニングの主役になる花なので、自宅の庭の雰囲気にあわせて植えてみましょう。
剪定がいつでもできる
植物には剪定の適期がだいたいありますが、ブライダルシャワーは剪定時期がきめられていないので、いつでも刈り込めます。自分のタイミングで好きな形に剪定できるのはブライダルシャワーだからこその楽しみ方です。
ボタニ子
次はブライダルシャワーの楽しみ方を紹介します。