モントブレチアとは
モントブレチアとは、クロコスミア・ポットシー(ヒメトウショウブ)とクロコスミア・オーレア(ヒオウギズイセン)をかけあわせてできた園芸交雑種です。1879年にフランスで作られました。日本には明治時代中期に輸入されています。咲き切らないうちに水切りして生けると花もちがよく、切り花にしてもよいでしょう。丈夫で育てやすいので初心者でも挑戦できます。
基本情報
学名 | crocosmia |
科属 | アヤメ科クロコスミア属 |
形態 | 落葉性多年草 |
原産国 | 南アフリカ |
草丈 | 50cm~80cm |
開花時期 | 6月~9月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | ある |
花 | 3cm~5cm、黄色、オレンジ、赤 |
別名 | ヒメヒオウギズイセン |
開花時期
モントブレチアの開花時期は6月~9月です。温暖地か寒冷地かによって多少長くなったり短くなったりしますが、およそ4ヵ月もの間鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。モントブレチアの1つの球根の寿命はおよそ4年といわれていますが、毎年球根の子株を増やすので株分けすることでずっと楽しめるでしょう。
花言葉
モントブレチアの花言葉は「素敵な思い出」「陽気」「芳香」「よい便り」などがあります。どれもポジティブな花言葉なのは、赤や鮮やかなオレンジの華やかな花のイメージからくるようです。モントブレチアとは古い属名で現在では「クロコスミア」と呼ばれつつありますが、この名前はギリシア語のkrokos(サフラン)osme(香り)からきています。「芳香」の由来でしょう。
ボタニ子
モントブレチアの花を乾燥させてからお湯につけるとサフランみたいなよい香りがするんですって。
モントブレチアの特徴
モントブレチアの花は黄色や赤がありますがおもに鮮やかなオレンジ色が特徴です。花は下向きに咲きます。穂のように1つの茎に複数の蕾がつき、開花すると形はろうとに似たラッパ型です。花びらは先で6つにわかれます。植えた翌年からの開花に期待しましょう。葉は1枚ずつが互い違いに生える互生です。大きく育ちますので肥料をあげすぎると倒れることがあります。
出典:写真AC