グリーンアイスの増やし方
剪定枝で挿し木に挑戦
切り戻しで出た剪定枝はそのまま捨てずに挿し木に挑戦してみましょう。根が出て成長させることができたら、すぐにまた花がつき始める優秀なバラです。新しく育った挿し木苗は寄せ植えに使ったり、可愛い鉢に入れてお友達にプレゼントしてもきっと喜んでもらえることでしょう。
挿し木の方法
前出の剪定枝を挿し穂用にカットしたものです。葉の付け根には芽があります。1つか2つ芽をつけた長さにカットし、葉は全て取り除くか、写真のように少しだけ残します。5枚葉をつけたままですと葉へ送るエネルギーを多く使ってしまい、芽が出にくくなります。カットした後はメネデールなどの活力剤を薄めた水に挿し、十分水揚げをさせ園芸店で購入できる清潔な挿し木用培養土を使用し挿し木をします。
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挿し木の管理
挿し木をして約一週間ほどは明るい風通しいの良い日陰で管理し水切れを起こさないように気をつけます。その後は土の表面が乾いたらたっぷりあげるようにします。バラの根は空気を好みます。あまり水をあげすぎて土がいつでもたっぷりと水分を含む状態もよくありません。土の状態をよくみて表面の土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
グリーンアイスの夏の管理
夏の暑さに負けないように
まめにチェックして病害虫を未然に防ごう
株を健康に保つことこそが夏の暑さに負けないコツです。水切れは厳禁、また病害虫に掛からないためにまめに株をチェックするようにしましょう。アブラムシやバラゾウムシ、見た目の美しさを著しく損なうエカキ虫やチュウレンジバチなどバラの害虫はたくさんいます。じめじめした梅雨の時期に発生するうどん粉病や黒星病なども心配です。市販の薬剤で予防しましょう。
うどん粉病や黒星病を見つけたら
病気になっている葉は周囲の葉に拡がらないように見つけ次第取り除きます。取り除いた上で市販のスプレー式薬剤等で全体を消毒してください。それでも全体に拡がってしまった場合、残念ですが葉が全て落ちてしまうこともあります。全体的に病気にかかってしまった場合は、蕾がついても咲かせず摘んで株の回復を優先しましょう。春にはリセットされ新しくキレイな葉が成長しますから諦めずに大事に育ててみてください。
害虫をみつけたら
もし害虫を見つけたら捕殺し、その上で園芸店で購入できる薬剤で消毒をするとよいでしょう。小さな幼虫や卵などが捕りきれず葉裏などに残っていることがあるからです。またアブラムシは樹液を吸うため植物が弱りますが、その排泄物でも葉が汚れ病気を引き寄せる原因になります。早めに対処しましょう。
グリーンアイスの冬の管理
冬はバラは休眠期に入りますが、バラの管理は続きます。春の開花を思いながら剪定、鉢増し、植え替え、施肥を行いましょう。冬の管理で春の花つきや成長がびっくりするぐらい変わってきます。
剪定の時期
秋バラの時期が終わり季節が冬に移るとバラは葉を落とし成長が止まります。この成長が止まった時期に剪定を行います。剪定は全体の3分の2から半分の高さで揃えて切り戻し剪定をします。おおよそ1月から2月の間に済ませましょう。また成長が止まっていても株は生きていますから、土の状態をよく見ながらお水を忘れずにあげましょう。
鉢増し・植え替え
鉢増しや植え替えも成長が止まった冬の時期が適期です。一回り大きな鉢に植え替えましょう。また鉢のサイズはそのままに土をリフレッシュしたい場合は、鉢から株を外し古い培養土や黒くなった根を整理して、新しい園芸用培養土で植え替えをします。大きな鉢で育てている場合や他の植物との混植している場合など植え替えが困難な場合は部分的に土をスコップなどで取り除き、空いた部分に新しい培養土を入れるだけでもリフレッシュされます。鉢増しや植え替えをした際はたっぷりの水をあげましょう。
まとめ
バラを栽培してみたいけど少しハードルが高いかなと思われている方も、ミニバラから始めると扱いやすく栽培も楽しみながらできるのではないでしょうか。ミニバラの中でも花色の変化が魅力的な人気のグリーンアイス。大きく育てて花を鉢いっぱいに咲かせてみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りの一鉢になりますよ。
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出典:BOTANICA