ぶどう・キウイ棚を自作するコツ
①成長をイメージして棚の位置を決める
棚を作る前に庭のサイズや育てる果樹がどのくらい成長するかによって、棚を設置する位置や大きさを考えると、イメージ通りのものが作りやすいです。特にぶどうやキウイを地植えで栽培する場合は果樹の位置を簡単には変えられないため、植える前から棚の位置を含めたスペースを確保しておくとよいですね。
②見ばえや日当たりで棚の高さを決める
棚の高さを変えると、日当たりや目隠しといった緑のカーテンの効果も変わってきます。庭の風景や窓から見える棚の姿も想像して、棚の高さを決めましょう。つるが伸びた棚の下で過ごす光景や、ほかの植物とのバランスも考えて高さを決定します。
③棚の強度・耐荷重をチェック
バラやクレマチスのような花をのせるパーゴラに比べ、ぶどう・キウイ棚はより耐久力が必要です。強い風や雨にさらされても倒れないだけでなく、果実や枝の重さを支えられる強度のある棚に仕上げましょう。パーゴラキットを購入する場合は、耐荷重の高いものや果樹栽培ができるフルーツパーゴラが組み立てられる商品を選ぶのがおすすめです。
さまざまなパターンで楽しむぶどう・キウイ棚作り
紹介した基本の棚以外にもさまざまな形で、ぶどう・キウイ棚のDIYを楽しむことが可能です。庭以外の場所や棚の材料、サイズや形を工夫して自分だけの棚を自作してみましょう。
竹を使ったおしゃれなぶどう・キウイ棚
簡単に扱える木材や単管パイプもよいですが、竹を使ったぶどう・キウイ棚も人気です。竹で作った棚は、涼し気な和の雰囲気が楽しめるおしゃれなものに仕上がりますよ。材料の竹はネットショップでも数千円と、安価で手に入るうえ、必要な長さにカットして届けてもらうこともできます。
作り方
竹で作るぶどう・キウイ棚も、基本となる作り方は木材や単管パイプで作る棚と同じです。基礎になる柱の上に枠を作り、垂木となる竹を並べて作っていきましょう。竹を固定するには丈夫なひもや針金を使います。材料を全て竹にしてしまうと強度面で不安がある場合は、木材と組み合わせて作るのも手です。
ベランダで作るぶどう・キウイ棚
集合住宅のベランダでも、鉢植えのぶどうやキウイの棚が作れます。木材や単管パイプはもちろん、竹や100円均一で手に入る園芸用支柱を使い、ミニサイズの棚を作って楽しむ方も多いです。栽培する果樹の大きさをイメージしながら、ベランダでも棚を作ってみましょう。
作り方
ベランダに棚を作る場合は、庭のときのように穴を掘って基礎を設置できません。そのため、ベランダの手すりや柱に針金やひもで棚を固定しましょう。園芸用支柱で棚を作るときは、100円均一で購入できる結束バンドを使うのも有効です。束柱と横木の間に梁を入れておくと土台や基礎がなくても安定しやすく、棚の強度も上がります。
垣根タイプのぶどう・キウイ棚
朝顔やゴーヤを栽培するときのように窓辺に立てかける垣根にしても、ぶどうやキウイのつるを誘引可能です。垣根タイプでも緑のカーテン効果はしっかり得られますよ。ただし、棚と比べて直接窓全体をおおう形になるため、葉が茂る間は日光が入りにくくなります。ある程度日当たりが欲しい場合、作る場所を考えましょう。
作り方
垣根タイプの場合、棚を作るよりも少ない材料と手順で簡単に仕上げられるのが魅力です。基本的な作り方は単管パイプや園芸用支柱を壁にそって立てかけ、横に何本かパイプや支柱を通し固定します。垣根の間にゴーヤ用のネットを張って仕上げるのもよいですね。
自分好みのぶどう・キウイ棚作りに挑戦してみよう!
ぶどう・キウイ棚のDIYははじめての方でも、パーゴラキットやホームセンターで材料の加工サービスを利用すれば比較的簡単に挑戦できます。使う材料や形、高さを変えるとさまざまな雰囲気の棚が楽しめるでしょう。ぶどうやキウイを栽培するときは、お好みの棚作りにもぜひ、こだわってみてください。
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出典:写真AC