コーヒー粉の保存方法について
おしゃれなコーヒーショップのアレンジメニューや、自家焙煎が人気の専門店など、コーヒーは私たちのライフスタイルに欠かせない存在になっていますね。こだわりの豆もいいですが、スーパーで購入できるコーヒー粉(挽き豆)は、家庭で手軽においしいくコーヒーを味わえる便利さが特徴です。この記事では、コーヒー粉の保存方法をわかりやすく紹介します。
コーヒー粉の特徴
コーヒー粉はコーヒー豆を焙煎し、挽いた粉がパックしたものです。豆を挽いた粉は表面積が増えて酸化しやすく、時間とともにコーヒー本来の味や香りが飛んでしまいます。コーヒー豆を挽いた瞬間から劣化が始まってしまうので、コーヒー粉(挽き豆)は正しい保存方法で味や香りを長持ちさせることがとても大切です。
コーヒー粉の保存方法のポイント
酸化や劣化を防ぐコーヒー粉の保存方法のポイントは、「日光」「温度」「湿度」「酸化」「期間」の5つです。パッケージに記載された「直射日光、高温多湿を避け、常温で保存する」などの方法について、5つのポイントとともにわかりやすく解説します。
保存のポイント①日光
コーヒー粉を劣化させる直射日光には、食品の保存には好ましくない紫外線が含まれています。紫外線はLED照明にはほとんど含まれていませんが、蛍光灯には含まれているので室内でも注意が必要です。また直射日光は温度が高くなりやすい点もデメリットといえます。コーヒー粉は専用の入れ物に入れて、しっかりと直射日光を防ぎましょう。
保存のポイント②温度
コーヒー粉を保存するのに適した「常温」の温度は、15〜25℃を差します。真夏や真冬に常温での保存が難しい場合は、食器棚の中や冷蔵庫の野菜室に入れるのがおすすめです。高温になるとコーヒーは香りの素ともいえるガスが抜け、熱湯をまわしかけても膨らまなくなってしまいます。コーヒー粉の保存は常温を保ち、香りを長持ちさせましょう。
保存のポイント③湿度
コーヒー粉の保存で避けてほしい「多湿」とは、おおむね60%以上を差します。もともと乾燥したコーヒー粉は表面積が豆よりも数十倍に増えているため、水分を含みやすくなっています。コーヒー粉は湿度が高くなるとカビや雑菌が繁殖しやすく、他のニオイを吸収して本来の香りが長続きしません。コーヒー粉は密封できる容器に入れて多湿を避けましょう。
保存のポイント④酸化
コーヒー粉の保存で避けられないポイントが「酸化」です。コーヒー粉は挽き豆にすることで、酸素に触れる面積が増えて酸化が進みます。挽き豆の酸化はコーヒーの繊細な味わいを損ねてしまうため、コーヒー粉の袋から空気を押し出して入れ物に入れ、密封して保存します。コーヒー粉の酸化を防いで、豊かな味わいを長持ちさせましょう。
保存のポイント⑤期間
コーヒー粉は賞味期限に関わらず、2週間程度で飲みきるのがおすすめです。日光・温度・湿度・酸化を正しく管理できたとしても、コーヒー粉は時間の経過とともに風味が落ちてしまいます。コーヒー粉の保存は常温では2週間が目安ですが、それ以上保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。コーヒー粉の長期保存は、ジッパー付き保存袋に密封して冷凍庫に入れましょう。
ボタニ子
次はコーヒー粉の保存におすすめな容器について紹介します!
出典:UNsplash