ポリポットおすすめ5選！そもそも育苗用のビニールポットに違いはある？

ポリポットは、ビニールポット、育苗ポットとも呼ばれ、主に植物の苗を育てる目的で使用される園芸資材です。黒いものが一般的ですが、色や形の種類は豊富に存在し、育てる植物によって色分けすることもできます。

ポリポットを使って育苗することで、限られた畑地を有効活用できます。例えば畑に人参を育てておいて、人参の後にキャベツを育てたいと考えているとき、畑に直接種をまくのであれば人参を収穫し終えてからでないと作業ができません。そうするとキャベツの収穫までに時間がかかってしまいます。しかし人参の収穫作業と並行してホリポットでキャベツの苗を育てておけば、人参の収穫後すぐに植え付けができるので大変効率的です。

植物の中には、種をまいてからある程度の大きさになるまで、気温や水の管理が必要なものもたくさんあります。そういった植物を育てるときに、畑に直接種をまいてしまうと気候の影響を受けやすいため失敗するリスクが高まります。ポリポットなら雨の日や寒い日はビニールで覆ったり、水の量を調節できたりと、苗が安定するまでの管理が比較的簡単にできます。

多くのポリポットは塩化ビニールでできています。とても薄く加工してあるため持ち運びも容易で、使わないときは重ねて収納しておけば場所をとりません。洗って繰り返し使うことができますが、プロの農家や苗を販売している会社などは病気の感染を防ぐために使い捨てる場合もあります。また長期間日光の当たる場所などにおいておくと劣化するので、使わないときは箱や倉庫にしまってください。

ポリポットには形や大きさ、色などさまざまな種類があります。ポリポットもこだわりを持って選べば、育苗がもっと楽しくなりますよ。

ポリポットは、よくホームセンターで見かける一般的な形だけではなく、超ロングタイプや鉢の底から側面にかけてスリットが入っているもの、側面に穴が開いているもの、少し硬めに作られているものなどさまざまな種類があります。また蘭などの限られた植物のために作られた半透明のポリポットなどもあり、植物に合わせてメーカーが多種多様なポットを開発しています。

さまざまなメーカーが独自のビニールポットを開発しており、赤や青、緑、紫といったものからメタリックカラーのものなど、カラーバリエーションは非常に豊富にあります。カラフルなポットを使えば、育苗している間もインテリアとして楽しめそうです。

ポリポットは直径6cmほどの小さなものから9cmや12cmといった一般的なもの、21cｍなどの大きなものまでサイズも細かく分かれています。植物によって適切な大きさのポットは異なる上、どの程度まで育てて植え付けたいかということでも必要なサイズは違ってきます。事前によく考えてから購入しましょう。