育苗箱とは?
植物の栽培には、直接地植えをしたり種まきをしたりする方法もありますが、植物の種や苗を一定期間、人工的に育ててから田畑に植え替える方法もあります。そのときに使用される箱が育苗箱です。
育苗箱は自作できる?
ホームセンターなどで販売されている発泡スチロール容器の底に、桐で穴を開けるだけで簡単に育苗箱を自作できます。もともと育苗箱の価格は安いですが、自作すればさらにコストを抑えられますよ。
育苗機も自作できる!
育苗箱だけでなく、電気あんかを使用すれば育苗機も自作できますよ。電気あんかを発泡スチロールの下に置き、一枚板を挟んで育苗箱を置いてフタをします。自作の育苗箱と育苗機でさらにコストを抑えれますね。
育苗トレーとは?
スペースが仕切られている容器のことを育苗トレーといいます。仕切られていることで隣の根と絡まらないので、植え替えするときも植物を傷める心配がありません。また、同じトレー内でも根が交わることがないので品種の違う植物を栽培できます。
育苗箱を使うメリット
メリット①苗の管理がしやすい
メリット②収穫が早い
育苗箱を使えば、植物に適した環境下に置くことができるので、成長や収穫が早くなります。また、植物がある程度成長をしてから地植えにすることで、その後の成長を同じペースで揃えられますよ。
メリット③効率よく栽培できる
メリット④被害が少ない
育苗箱は移動がとても簡単なので、雨や風などの自然による被害や、害虫などから植物を守れます。しっかりとした丈夫な苗になるまでに被害に遭ってしまうと、元気に成長できなくなる可能性が高いです。そのため、苗を移動できるということは植物を栽培していく上でもっとも重要で大切なポイントですよね。
育苗箱の種類やサイズ
種類①稚苗用育苗箱
稚苗用育苗箱は、穴が少ないので、苗を育てるにあたり必要不可欠な肥料や培土の流出を防げます。また、根が穴から出てきて傷んでしまう心配もありません。プール栽培にも適している育苗箱です。稚苗用育苗箱の箱のサイズは長さ580×幅280×
種類②中苗用育苗箱
穴の数が1,301個開いているので通気性と水通りがいいので、カビの発生や潅水による植物の病気になるリスクを軽減できますよ。中苗用育苗箱のサイズは、稚苗用育苗箱と同じ長さ580mm×幅280mm×深さ28mmです。
ダイヤカット
サイズ①51型
51型のサイズは、長さ506mm×深さ357mm×深さ80mmの一般的な育苗箱よりも深めの育苗箱です。深さがあるので、育苗だけではなく挿し木や挿し芽の栽培など、幅広く使用できます。