ゆずの用途
①食用
ゆずは日本料理では調味料や香り付け、香辛料として使われることが多く、九州のゆず胡椒(柚子胡椒)などは有名です。韓国では皮ごと薄く輪切りにしたゆずをはちみつや砂糖漬けにし、お湯で割ってゆず茶として飲まれています。近年ではフランス料理をはじめとした西洋料理にゆずが使われ、世界に広まりつつあります。
②ゆず湯
日本では冬至の日に湯船に柚子を浮かばせる「ゆず湯(柚子湯)」の風習があります。ゆず湯は江戸時代からはじまったとされ、当時は銭湯に輪切りにしたゆずを浮かばせ、ひび・あかぎれなどの予防にされていましたj。
③香水などの香料
ゆず独自の爽やかな香りは香水やアロマ精油としても好まれ、さまざまな商品に利用されています。ゆずの果皮を圧搾することで精油が採油され、ゆずの精油には抗菌、殺虫、リフレッシュ効果、集中力向上、食欲増進の効果があるといわれ、感染症の流行る時期などにも人気が高いです。
ゆずを長持ちさせる保存(保管)方法
ゆずの日持ちはおよそ1週間~2週間ほどが目安といわれています。冷蔵庫などに入れずに常温保存する際、冬の時期は室内で暖房を使うことが多いため1週間~2週間ほどが日持ちの目安ですが、香りは長持ちせず、1週間ほどで弱まってしまいます。常温保存をする場合は早く使い切りましょう。ゆずは多く水分を含むため、乾燥しないように保存(保管)をすることが大切です。今回は、
- 室内保管(常温保存)
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
①室内保管(常温保存)
室内でゆずを保管する場合は、玄関先などあまり暖房の影響がない室内で保管をするとよいでしょう。常温保存は先程紹介した通り、1週間~2週間ほどが保存の目安です。水分の蒸発を防ぐため新聞紙に包んで保存をすると、乾燥を防げます。
②冷蔵保存(保管)
ゆずを冷蔵庫で保存(保管)する場合は、乾燥しないように切ったりせず、ゆずを丸ごと新聞紙で包んで野菜室に入れましょう。野菜室の中では2週間ほど香りや鮮度を保てます。邪魔にならない程度の少量のゆずであれば野菜室で保管をするとよいでしょう。
③冷凍保存(保管)
たくさん収穫したり、すぐに使わなかったりする場合は、ひとつひとつラップなどで包み冷凍保存(保管)がおすすめです。丸ごと冷凍保存もできますが、皮や果肉などに分けて冷凍すると調理するときすぐに使えて便利です。冷凍保存をすれば1カ月~2カ月ほど保存(保管)ができ、長持ちさせられます。
たくさんあって困ったらこの保存の仕方がおすすめ!
ゆずを長持ちさせる保存(保管)の仕方
- 乾燥させないようにする
- 冷蔵庫保管は野菜室で
- すぐに使わない場合は冷凍する
すぐに使い切れる場合は、この保存の仕方がおすすめね!